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-from simplex-  作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
【日々の唄】

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83/432

intermission

 さあ手を休めて、ひと息入れよう

 お菓子をつまみに、こっちへおいでよ

 紅茶も入れて、砂糖を落として

 少しお喋り、楽しもうかな


 キミは朝から、読書に夢中で

 そのヒーローに、心奪われた

 一体どんな、物語なのか

 ボクはちょっぴり、ヤキモチ妬いた


 キミは大きく、背中伸ばして

 やっとボクの、ところに戻った

 華奢な身体を、ソファに沈めて

 ふわりと舞った、その長い髪


 何でもなく過ぎてゆく毎日は

 いつでもどこでも忙しく巡って

 いつの間にか二人過ごす時間も

 何だかすっかり忘れていたね


 ようやく二人、笑顔が戻って

 言いそびれてた、大切なこと

 どこかで聞いた、同じことでも

 いつもの気持ちで、笑いあえたね


 最近ボクらは、忙しすぎて

 互いを見つめる、余裕もなかった

 キミの瞳に、ボクが映って

 ボクの瞳に、キミが映るよ


 キミは手のひら、大きく広げて

 ボクの手のひら、重ねてみせた

 そっと優しく、伝わるぬくもり

 何だかとても、愛しく思えた


 止め処もなく溢れてゆく想いは

 これからもいつまでも変わらないよ

 駆け足ばかりの人生だけれど

 たまにはのんびり気持ちを休めて


 やがて生まれる新たな命に

 二人の気持ちをたくさんつめて

 今日が明日へと続いてゆくように

 小さな幸せを積み重ねて  


 (-simplex.269g.net-、2005年7月9公開)

 これを書いた頃って、貧乏暮らしのどん底でした。

 時間だけはたくさんあったものの、手取り収入が17万円くらいだったかなと。

 だから結婚して幸せな生活とか、単なる憧れでしかなかったのです。

 この歌詞作品は、そんな生活から生まれた妄想です。

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