表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
-from simplex-  作者: @篩獅師(ふるいしし/shi_shi)
【旅人たちの唄】
3/429

 この大地に寝転んで

 空を仰いでみると

 空一杯に自分の心が映し出される

 そんな鏡に見えてくるんだ


 ボクの心は一体

 どんな色なんだろう?

 この空みたいに蒼く染まって優しくなって

 広い心を探したいんだ


 この旅は、終わらない、どこまでも、果てしなく

 失った、大切な、あの気持ち、探すため


 さあ、また歩き出そう

 靴の紐、結びなおして

 この空の風、身体一杯吸い込んだら

 次の出会いを、探しに行くんだ

 

 海原に両手広げて

 潮騒を受け止めたら

 海一杯に自分の心が溶け出してゆく

 そんな気持ちになってくるんだ


 ボクの心は一体

 どんな広さなんだろう?

 この海みたいに無限に広がり自分を見つめ

 優しい心を見つけたいんだ


 この旅は、終われない、いつまでも、果てしなく

 手に入れた、大切な、この気持ち、守るため


 さあ、また歩き出そう

 この埃、はたき落として

 この海の風、新しい翼に変えたら

 新しい友、見つけに行くんだ


 さあ、また歩き出そう

 このリュック、背負い直して

 吹き抜ける風、一緒に足を踏み鳴らして

 ホントの心、手に入れたいんだ


 (-simplex.269g.net-、2005年5月5日公開)

 旅人のイメージとして、『風』はありきたりなテーマですね・・・。

 改めて読みかえすと、孤独感を紛らわせるようなところがあります。

 二十代後半から三十代前半にかけてになりますけれど、一時にたくさんの人たちに出会い、その殆どの人たちから裏切られました。

 自分と違う世界の人たちだっただけなのでしょうけど、そのことをまだ引きずっていたのかも知れません。

 

 またその頃になると、学生時代の友人たちとも次第に疎遠になり、連絡先もわからなくなりました。

 別に喧嘩したわけでもないのですけれど、社会に出てから忙しくなり、年賀状のやりとりも疎かになったり、引っ越してしまったり。

 メールはありましたけれど、今ほどSNSのようなつながりもなくて、多くの友人たちとの関係が自然消滅してしまいました。


 年齢を重ねるにつれ、新しい友人は見つけにくくなります。

 異性と連絡先を交換することもありますけれど、せいぜい、『仕事仲間』や『知り合い』というレベルですね。


 この歌詞のように、新しい友人を探しに行く気持ちはもうありません。

 気楽な一人旅が続いています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ