雪だるまのラッキー
小説家になろうラジオ大賞のテーマに沿った作品があったので再投稿します。
内容は冬の童話2020の時と同じになります。
ぼくはラッキー。
ゆきだるまのラッキー。
ゆきだるまのラッキーはきょうもげんきだった。
ことしもゆきがふった。
おかげでみんなとあえた。
みんなあたたかいてでラッキーをつくった。
ナンシーは帽子とマフラーをつくってくれた。
ボブは畑のニンジンをお鼻にしてくれた。
きょうは誰がつくってくれたんだろう?
「はじめまして、ぼくはラッキー」
ラッキーは、あたらしいともだちに挨拶した。
「こんにちはラッキー、わたしはカーチャ」
ともだちはラッキーに挨拶した。
「ちょっとまっててね」
カーチャはどこかへいってしまった。
でも、すぐにもどってきた。
「はい、プレゼント」
カーチャはパパのバーバリーのコートをくれた。
「カーチャ? そんないいものくれるの? なんだかわるいな」
「いいのよ、パパはつよいからいらないんだって」
「でも、これじゃパパがさむくてないちゃうよ」
「そう? じゃあ、これはやめてほかのにするわ」
「うん、そうしてほしいな」
カーチャはまたどこかへいってしまった。
でも、すぐにもどってきた。
「はい、プレゼント」
カーチャはラッキーに、パパのラルフローレンのネクタイをくれた。
「カーチャ? そんなにいいものくれるの? なんだかわるいよ」
「いいのよ パパはもうネクタイはしないんだって」
「パパにいったいなにがあったの?」
「わからないわ、でも、これはいらないって」
「そう、でも、やっぱりすこしわるいな」
「そう? じゃあ これはやめるわ」
カーチャはまたまた、どこかへいってしまった。
でも、すぐにもどってきた。
「はい、プレゼント」
カーチャはパパの、ポールスミスのメガネをくれた。
「ポールスミスってさいふだけじゃないんだね!」
「うん!」
「でも ブランドものはわるいよ」
「そう、じゃあ……」
「ちょっとまってカーチャ」
「なに?」
「そこにあるきれいな まるい石をくれるかい?」
「これ?」
カーチャはきれいな、まるい石を拾った。
「それをぼくにくれるかい?」
「いいわよ」
カーチャはラッキーの目をつくった。
すると、カーチャが見えた。
ラッキーはそれで、しあわせだった。
「ありがとう、カーチャ」
「どういたしまして、ラッキー」
カーチャはパパのところへもどっていった。
ぼくはラッキー。
ゆきだるまのラッキー。
ゆきだるまのラッキーは、きょうも、げんきだった。
ことしも、雪が降った。
おかげでみんなとあえた。




