3.超越魔法使いと錬金術師 3
セロフィート
「そうです。
マオの忘れん坊さん」
マオ
「うぅ……。
確かに禁止してた様な気がして来た……」
セロフィート
「此の未来はマオが選んだ未来──。
怪物も≪ 街 ≫も放って、ワタシと≪ 街 ≫から出て旅を再開させていれば良かったのです。
そうすれば≪ 街 ≫は猛吹雪に閉ざされる事もなかったでしょうに──」
マオ
「な、何だよ〜〜。
セロはオレを責めたいのかよ!」
セロフィート
「そんな事ないです。
ワタシはマオと居られるなら、何処だろうと構いません」
マオ
「セロ…(////)」
セロフィート
「マオが『 どうしても 』と言うなら、《 武器屋 》へ行きましょう」
マオ
「へ??」
セロフィート
「《 武器屋 》へ行き、マオの使う武器を買いましょう」
マオ
「はぁあ?!
何言ってんだよ〜〜。
肝心の《 武器屋 》は凍ってるだろ?
行ったって──。
…………あっ?!
もしかして、《 武器屋 》へ行って、星が3つある武器を探し出して、『 タダで頂戴しましょう♪ 』って言うんじゃないよな??」
セロフィート
「おや?
流石です、マオ!
少し解って来ましたね」
マオ
「嬉しそうに言うな!
オレは、嫌だからな!
《 武器屋 》に忍び込んで、タダで武器を貰うなんて!!
オレは御免だ。
泥棒なんかしたくないよ!」
セロフィート
「マオ、泥棒とは明らかに違います。
持ち主の居なくなった武器を有効活用します。
再利用ですよ、マオ」
マオ
「何が『 明らかに違います 』だよ!!
最もらしく言うな!
言い方を変えたって、駄目なんだからな!!
世間一般的な常識では、そゆことする奴を『 泥棒 』って言うんだよっ!!」
セロフィート
「はいはい。
マオには大人の冗談は通じませんね」
マオ
「冗談なのかよ〜〜。
セロの冗談は分かり難いよ…」
セロフィート
「ふふふ。
其はマオが未だ未だ坊やだからです」
マオ
「『 お子ちゃま 』の次は『 坊や 』かよ!!
好い加減、オレを子供扱いすんなっ!!」
セロフィート
「え〜〜〜〜?
大人の冗談も解らないのに、大人扱いされたいです?」
マオ
「ぐっ……。
言い返せないのが悔しい……!!」
セロフィート
「マオ、君は無理に背伸びをしなくて良いのです。
ワタシは──、アルソリュンドさん,マーフィさん,ラオインダさんにとって大切な実弟の様なマオを頼まれた保護者です。
其は何年,何十,何百,何千年も経とうと変わりません。
ワタシにとってもマオは確りした頼れる頼もしい弟の様な存在です。
保護者兼義兄であるワタシには、背伸びせず、自然体のマオのままで接してほしいです。
マオには頼りない保護者で義兄かも知れませんけど、遠慮せず、素直に甘えてほしいです」
マオ
「セ、セロ…(////)
そんなにオレの事を……」
セロフィート
「勿論です」
マオ
「( あ゛っ〜〜……!!
此じゃあ、オレは一生涯、子供扱い決定じゃんかよっ!!
オレを大事に思ってくれてる事も、大事にしてくれる事も嬉しいけどっ!
…………恋愛的な望みが一切も無い……。
1mmだって入って無ーーーーーーいっ!!!! )」
セロフィート
「マオ?
どうしました?
未だ疲れが取れません?
もう少し寝ます?」
マオ
「疲れてない。
寝るかっ!!
…………嬉しくて、余韻に浸ってたんだよ(////)」
セロフィート
「おや?
そうでしたか。
マオに喜んでもらえて、ワタシも安心しました♪」
マオ
「う、うん……。
( はぁ〜〜〜……。
オレ…チキンだな…… )」
セロフィート
「其ならば、他の≪ 街 ≫にある《 武器屋 》へ行きましょう。
≪ 都 ≫にある《 武器屋 》でも良いですし、≪ 王都 ≫の《 武器屋 》でも構いません」
マオ
「…………………………。
あーーうん。
そうなっちゃうよな……。
セロの〈 古代魔法 〉なら一瞬だもんな……」
セロフィート
「〈 光剣騎士団 〉の皆さんを此処へ置き去りにしたまま、旅を再開しても良いですし♪」
マオ
「其は駄目だって!!
こんな猛吹雪の中に置き去りにするなんて、絶対に駄目だっ!!
禁止だからな!
き・ん・し!!」
セロフィート
「はいはい…。
残念です…。
で〜も、気が変わったら、隠さず直ぐに教えてください」
マオ
「変わらないよ!!
変わってたまるかっ!」
セロフィート
「はいはい。
そういう事にしときましょう。
──どうします?
此処以外の《 武器屋 》へ行きます?」
マオ
「………………行かない。
オレ達だけが此処を出て行けるわけないだろ!!
………………残念だけど、星3つの武器を探すのは諦めるよ……」
セロフィート
「マオ……。
( 此処の《 武器屋 》《 防具屋 》にあった武器にも防具にも、星の付いた物は1つも無かったですし……。
星が付いていれば、移し変える事も出来たんですけど…… )」




