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3.超越魔法使いと老剣士 2


セロフィート

「≪ 王都カルセライル ≫はしいじんざいを3めいうしないました。

 ラオスインダストが〈 レムライトけんだん 〉を退たいだんしなければ、アルソリュンドが≪ レドアンカ ≫の〈 りょうしゅ 〉になることも、マフィテリオットが〈 じょうほう 〉へてんしょくすることもなかったでしょう。

 3めいなかだれかが貴方あなたこうけいしゃとして〈 レムライトけんだん 〉をまとめるそうだんちょうになっていたはずです。

 貴方あなたいまごろはユグナダールトとともに≪ 王都カルセライル ≫でいんきょせいかつまんきつしていたでしょうに…」


クリッキスチタル

ゆめようはなしですな…。

 ユグナダールトもかんたんにはいんきょさせてはもらえますまい」


セロフィート

「〈 シルフィードけんだん 〉のこうけいしゃ相応ふさわしいけんそだてているそうですね。

 貴方あなたはどうです?

 〈 レムライトけんだん 〉のこうけいしゃ相応ふさわしいけんそだっていますか?」


クリッキスチタル

「なかなかむずかしいですな…」


セロフィート

「そうでしょうね。

 だいわりましたし。

 マオはあきらめてくださいね」


クリッキスチタル

「………………マオ殿どのにはそれだけのじつりょくがあるともうされますかな?」


セロフィート

「どうでしょう?

 はんだん貴方あなたがしてください。

 けんまじえればかるのでしょう?」


クリッキスチタル

「……そうですな。

 さっそくからはじめるとしましょう…」


セロフィート

「おねがいします。

 クリッキスチタルさん」


 セロフィートはクリッキスチタルに、にこり…とやさしいがおけたが、クリッキスチタルはせすがゾクリ──とこおったかんかくがした。


 自分クリッキスチタルが20さいむかえるまえ、《 バセリナじょう 》のじょうないかくにもまよってしまったさいたまたまいたさきの《 ていえん 》に、うつくぎるれいな〈 ぎんゆうじん 〉がたのだ。


 とうまったわらない姿すがたで、クリッキスチタルのまえじょうひんすわり、こうちゃんでいる。


 はじめて〈 吟遊詩人かれ 〉をときじょせいの〈 ぎんゆうじん 〉かとおもった。


 こえてしいいてもせいべつはんだんないほどちゅうせいてきこわいろで、けっきょくさいまでぎんゆうじん 〉のせいべつからずいだった。


 たまたままよんでしまった《 ていえん 》は、の1かぎりしかことがない。


 すうねんけてひそかにじょうないさがまわったが、はなみだれたうつくしい《 ていえん 》をけることけっきょくなかった。


 どんなにらしてじょうないなんても、うつくしい《 ていえん 》はかった。


 そもそもじょうないには《 ていえんたいそんざいしなかったのだ。


 そんざいしないはずの《 ていえん 》────。


 うつくしいこわいろしいうたっていたうつくしい〈 ぎんゆうじん 〉は、つかぎてえただけのまぼろしだったのか──。


 あきらめてしまおうかとおもようになり、むねうちい、わすれたフリをして10ねんごした。


 30さいぎたころじょうないふたたび〈 ぎんゆうじん 〉の姿すがたた。


 こんは1ではなく、ともであるユグナダールトもた。


 どうどうりょうたちいたた。


 ≪ 王都カルセライル ≫のけんこくさいを〈 りくみんそうせいだいいわで、クリッキスチタルのまえる〈 ぎんゆうじん 〉は、しゅくふくしいうたった。


 れはれはごとしいだったとおもう。


 〈 ぎんゆうじん 〉はやまほどたが、まえの〈 ぎんゆうじん 〉だけはだか『 とくべつ 』だとつよかんじたものだ。


 たましいかんふるえるかんかくおちいったことを、ふと──おもした。


クリッキスチタル

「──わたし殿でんしいを2きました。

 1うつくしいはなみだれたうつくしい《 ていえん 》です…。

 2は10ねんの ≪ 王都カルセライル ≫のけんこくさいです。

 殿でんしゅくふくしいらしかった……」


セロフィート

それはどうも。

 貴方あなたは《 ていえん 》へまよんだことがあるのですね…。

 貴方あなたとはなみなみならぬえんがある──とおもってましたけど、そうですか…。

 ゆうかりました」


クリッキスチタル

「おきしてもよろしいですかな?」


セロフィート

「どうぞ」


クリッキスチタル

わたしうつくしい《 ていえん 》をすうねんけてさがしました…。

 ですが、じょうないさがしてもけることませんでした…。

 なのでしょうか……」


セロフィート

「《 バセリナじょう 》には《 ていえん 》がかったですからね。

 いちてきにワタシがつくしました。

 からないのはとうぜんです」

セロフィートはクリッキスチタルを知りませんが、クリッキスチタルはセロフィートを知っている事にしました。

クリッキスチタルは、セロフィートの名前を知りません。

マオがセロフィートの事を「 セロ 」と呼んでますが「 セロッタ 」から取っていると思っています。

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