セロフィート
「セロです、マオ」
マオ
「〜〜〜〜〜(////)」
セロフィート
「マ〜〜〜オ。
ほら、《 食糧庫 》から見ましょう。
ね?」
セロフィートはマオの後ろに立つと、両肩に手を置いた。
マオは目の前(前)にあるドアを見ると、[ 食糧庫 ]と書かれた室名札が付いていた。
見取り図では、縦に長い3帖分の広さで、狭いのだが、ドアを開けて中を見ると、《 厨房 》と同様に20帖はありそうな広さがあった。
《 食糧庫 》には乾物,干し物等の保存食や常温で保管の出来る食品が揃っていた。
次はドアはなく、また壁の上に[ 貯蔵庫 ]と書かれた室名札が付いていた。
──*──*──*── 貯蔵庫
中へ入ると、冷気を逃さない為か扉が横に4つ並んでいた。
右から[ 冷蔵室 ]の室名札が扉に付いている。
右から2番目の扉には[ 冷凍室・肉室 ]の室名札。
右から3番目の扉には[ 冷凍室・魚介室 ]の室名札。
左側( 右から4番目 )の扉には[ 冷凍室・野菜・果物室 ]の室名札。
扉を開ければ、様様な種類の野菜,果物,肉,魚,貝類が入っており蓄えられていた。
本当に此程の食材をどうやって集めたのだろうか??
どの《 貯蔵庫 》も見取り図を見れば、縦に長い2帖の広さとなっており、狭い。
然し、扉を開ければ中は広広としていた。
《 貯蔵庫 》から出たマオはセロフィートに手を引かれながら、《 食堂 》へ戻った。
──*──*──*── 食堂
マオとセロフィートの立つ位置から見て、カウンターの左側から《 食堂 》へ入ると、鎧の類いと武器を持たない身軽で手ぶらな〈 光剣騎士団 〉の皆さんが集まり始めていた。
きっと部屋割りを決め終え、鎧の類いと武器を《 宿泊室 》へ置いて来たのだろう。
食卓に並べられている数数の料理に瞳を輝かせている。
セロフィート
「皆さん、初めまして。
ワタシはマオの保護者をしている〈 超越マギタ( 魔法使い ) 〉のタシィルドレテク・セロッタです。
ワタシの事は『 タシル 』と呼んでください」
マオ
「( また偽名?!
『 タシィルドレテク・セロッタ 』って長っ!!
セロの奴、『 タシル 』って偽名好きだよな〜〜 )」
あまりにも美し過ぎる長身の美人を見た若い〈 光剣騎士団 〉の皆さんは、明らかに生唾を無意識に飲み込んでいた。
顔を赤らめている者も居れば、股間を両手で覆い、元気に膨らんでしまった男の象徴を隠している者も居る。
中には鼻血を両手で隠している者も居た。
セロフィートの美貌は、〈 光剣騎士団 〉の皆さんの理性さえも吹き飛ばしてしまいそうな程の威力と破壊力を持ち合わせており、効果は抜群だった。
〈 光剣騎士団 〉の皆さんが、薄着で無防備な装いのセロフィートへ襲い掛からないのは、セロフィートが猛吹雪を起こし、≪ 街 ≫を≪ 冷寒街 ≫へと変貌させてしまった、とんでもなく恐ろしい〈 マギタ( 魔法使い ) 〉だと知っているからだ。
然も、寝耳に水なのは、目の前にいる絶世の美人が〈 超越マギタ( 魔法使い ) 〉だという事である。
折角、猛吹雪から助かったというのに、≪ 冷寒街 ≫から無事に脱出も出来ずに此処で人生を終えてしまう気等誰にもないのだ。
マオ
「( ………………。
皆セロの魅力に殺られちゃったみたいだな……。
セロ……薄着だし(////)
オレにもっと身長があって、セロより体格が良くて、力も強かったら……、押し倒して襲っ──(////)
嫌がるセロを無理矢理──(////)
……………………阿呆かよ、オレ…。
んなの、一生無理じゃんか…。
はぁ〜〜〜……。
何か……虚しい…… )」
セロフィートの左横に立ちながら、マオは大きな溜め息を吐いた。
セロフィート
「お疲れの皆さんの為に温かい食事を用意させていただきました。
先に入浴を済ませても良いですし、食事からでも良いです。
どうか皆さん、気兼ねなく自由に寛いでください」
マオが不謹慎な考え事をしている間に、セロフィートの挨拶と話は終わった様だ。
セロフィート
「マオ、君は食事と入浴、どちらにします?」