☆3.冷寒街ベリチェスト 3
クリッキスチタル
「仮眠や休憩を入れながら行くと考えた場合は、朝方の5時頃ですかな」
マオ
「3時間くらいか…。
オレはぶっ通しでも大丈夫だけど、クリッキスチタルさん達は、そういう訳にもいかないもんな。
食べれるものでもあれば休憩中に空腹を少しでも和らげれるんだけどな……。
( ……《 民家 》に入って食べ物だけ頂く──てのは駄目だよなぁ?
其じゃあ泥棒になっちゃうしなぁ……。
こんな時にセロが居てくれたらなぁ〜〜 )」
クリッキスチタル
「マオ殿、どうされましたかな?」
マオ
「あ……うん。
クリッキスチタルさん、何処かに広くて仮眠し易すい場所ってあるかな?」
クリッキスチタル
「そうですな……。
《 噴水公園 》辺りならば、広さも十分ありますな。
仮眠し易すい場所と言えるでしょうな」
クリッキスチタルは持っている地図をマオに見せてくれた。
優しいだけでなく、親切さんである。
マオ
「──本当だ!
此なら噴水や花壇に凭れて仮眠が出来るね。
クリッキスチタルさん、地図見せてくれて有難う」
マオは地図をクリッキスチタルへ返す。
クリッキスチタル
「《 噴水公園 》迄、私が案内させていただきますからな」
マオ
「うん!
有難う、クリッキスチタルさん。
助かるよ。
お願いします!」
マオは道案内してくれるクリッキスチタルの後を付いて歩いた。
──*──*──*── 噴水公園
《 噴水公園 》へ着たマオ達は、2時間程仮眠を取る事にした。
各自其其が安全地帯から出ない様に気を付けて仮眠を取った。
──*──*──*── 2時間後
仮眠を終えると《 噴水公園 》から出る。
〈 光剣騎士団 〉の皆さんは、安全地帯から出ない様に気を付けながら、マオの周りを歩く。
マオに《 宿屋 》迄の道案内を引き続きしてくれるのはクリッキスチタルだ。
午前4時過ぎに《 噴水公園 》を出発し、午前5時前には、マオがセロフィートと宿泊していた《 宿屋 》が見えた。
マオ
「あっ、《 宿屋 》だ!
あ゛〜〜〜、やっと着いたんだな〜〜!!
( オレのセロに会える〜〜〜(////) )」
マオはパッと嬉しそうな顔になった。
《 宿屋 》迄走りたい気分だったが、クリッキスチタル達が居る為、其処はグッと堪えた。
『 もう少しで着くのだから 』と逸る気持ちを抑えて、一歩ずつ踏み締めて歩いた。
──*──*──*── 宿屋前
遂にマオ達は《 宿屋 》に到着した。
《 宿屋 》だけは凍っておらず、外から見ても不思議と温かみを感じた。
誰もが安堵の息を吐いている。
《 宿屋 》の外から約2m程先迄は安全地帯となっている。
マオ
「《 宿屋 》が凍ってないって事は、セロが中に居るって事かな?」
マオは《 宿屋 》の《 玄関 》を開けてみた。




