♪ 2.怪物退治 3
受話器:にゅい
「{ 正確に呪文を詠唱する事で、安全に〈 魔法力 〉を対価として支払う事が出来ます }」
マオ
「ん〜〜〜??
安全に〈 魔法力 〉を対価として支払えない時もあるのか??」
受話器:にゅい
「{ 時にはあります。
詠唱短縮化するとか。
流石に詠唱破棄や無詠唱の出来る〈 魔法使い 〉は居ませんけど、詠唱破棄と無詠唱も対象に入ります。
〈 魔法使い 〉は長い呪文を正確に詠唱するよりも、詠唱短縮化,詠唱破棄,無詠唱して、楽に〈 元素魔法 〉を発動させたい様ですけど、対価として〈 魔法力 〉が安全に支払われない為、身体に負荷が掛かります。
〈 魔法使い 〉は気付きませんけど、〈 魔法力 〉と一緒に、僅かながら寿命も対価として支払われてしまいます。
詠唱短縮化,詠唱破棄,無詠唱は便利ですけど、『 寿命が縮む 』という有難くないオマケが付きます。
早死にする〈 魔法使い 〉は詠唱短縮化を頻繁に使って〈 元素魔法 〉を発動しているかも知れません }」
マオ
「寿命が縮む??
そんなに危険なのかよ……」
受話器:にゅい
「{ 決められている〈 大自然の決まり 〉をきちんと守って〈 元素魔法 〉を発動させれば、何の危険もないです。
呪文の詠唱短縮化,呪文の詠唱破棄,呪文の無詠唱をしなければ良いだけです。
何も難しくない、簡単な事です }」
マオ
「そ、そうなんだ……。
( マーフィは大丈夫かな??
…………手紙、書いてみよ )」
受話器:にゅい
「{ マオ──。
先ずは、〈 魔法使い 〉の〈 指揮官 〉と話してみてください。
後は結果次第です }」
マオ
「分かった。
先ずは、〈 魔法使い 〉の〈 指揮官 〉と話してみるよ」
受話器:にゅい
「{ 頑張ってください。
成功する事を〈 久遠実成 〉へ祈ってます }」
マオ
「うん(////)
いろいろ有難な」
受話器:にゅい
「{ ワタシのマオの為です。
聞く耳を持ってくれない時は、交渉してください。
先程ワタシが話した内容を交渉材料にしてください }」
マオ
「……分かったよ。
自信は無いけど、やってみる!」
〈 にゅい 〉を通じてセロフィートとの会話を終えたマオは、大きく深呼吸をした。
腹をくくり、覚悟を決めると、〈 魔法使い 〉の〈 指揮官 〉の元へ向かった。




