♪ 2.宿泊室(夜) 2
マオ
「後、2つの指輪を上下に重ねると幸せのクローバーが見れる彫刻も入れてるんだ(////)
オレがデザインしたんだよ(////)」
セロフィート
「ははぁ…。
指輪を合わせるとクローバーが見れますか」
マオ
「うん(////)
ほらっ、オレは大事な心臓を捧げて、セロと〈 契約 〉してさ、セロだけのマオになったろ?
オレさ……、『 セロと繋がってる 』っていう…目に見える証拠が欲しくて……。
いろいろ考えて、セロとお揃いの指輪を選んだ(////)
世間では『 結婚指輪 』って呼ばれててさ、夫婦が〈 大陸神エルゼシア様 〉に永遠の愛を誓った後に、お互いの指輪を交換するんだ(////)
男同士で結婚指輪なんて、セロは嫌かも知れないけど、オレ……セロを独り占めしたいんだ(////)」
セロフィート
「ワタシは構いません。
ワタシは人形ですし。
人形のワタシに性別はないです。
マオの心配する『 男同士 』は当てはまりません。
気にしなくて良いです」
マオ
「セロ……(////)」
セロフィート
「其にしても、人間の夫婦が互いの薬指へはめる結婚指輪なるものを選ぶとは、なかなか面白い発想をします。
ワタシを『 独り占めしたい 』という独占欲をかけるとは、マオも偶には良い事を思い付きます。
見直しました」
マオ
「…………そ、そうなか??」
セロフィート
「ふふふ♪
良いでしょう。
マオの思いに応えます。
≪ 地球 ≫上に1つしか存在しないマオからの結婚指輪です。
『 マオだけのセロフィート 』の証として外さず、指にはめたままにしていましょう」
マオ
「え?!
いいの??」
セロフィート
「はい。
ワタシに二言はないです」
マオ
「セロぉ〜〜〜(////)
有難なっ!
セロと、お揃いの指輪をはめていられるの嬉しいよっ!!
( …………セロにはオレの気持ちは全然伝わってないみたいだけど……。
其でもいいんだ。
指輪がセロの指にはめてある限り、セロはオレのだもん!!
セロとオレは『 夫婦 』なんだ!!
〈 にゅい 〉はセロとオレの唯一の子供だもんっ!!
誰に何と言われても、オレは譲らないぞっ!! )」
マオは心の中でガッツポーズをしながら、セロフィートを見上げた。
セロフィートは、嬉しそうな顔で見上げて来る背の低いマオを優しい眼差しで見詰めていた。
マオが何故其処迄嬉しそうに喜んでいるのか、人形であるセロフィートには全く分からないのであった。
マオは嬉しそうにセロフィートの腰に抱き付いていた。
セロフィートはそんなマオの頭に手を載せると、黒髪を優しく撫でてあげた。
セロフィート
「マオ、夜が更ける迄、未だ時間があります。
眠ってはどうです?」
マオ
「え……??
な、何でだ?!」
セロフィート
「マオとワタシが行動するのは深夜です。
何が起こるか分かりません。
途中に事件を起こした犯人と遭遇してしまう可能性もあります。
其の為にも〈 原質の源 〉を温存して、体内に貯蓄しといてください」
マオ
「う、うん…。
…………セロは何するんだ?」
セロフィート
「ワタシです?
マオの買った朝刊と夕刊を読みます。
折角マオが買った新聞ですし」
マオ
「そ、そうなんだ…」
セロフィート
「時間になったら起こします。
安心して眠りなさい」
マオ
「セロ……」
セロフィート
「ほら、〈 にゅい 〉も枕になりたくてウズウズしてます」
マオ
「〈 にゅい 〉〜〜〜……。
そう…だな。
〈 にゅい 〉が枕になりたいなら、寝ようかな……」
セロフィート
「良かったですね、〈 にゅい 〉。
マオ直直のご使命です」
にゅい
「にゅい〜〜〜♪♪
にゅい、にゅにゅい♪」
セロフィートの言葉を聞いた〈 にゅい 〉は、嬉しそうにジャンプをするとマオ専用の抱き枕へ姿を変えた。
マオは、抱き枕へ姿を変えてくれた〈 にゅい 〉を抱き締め、両足を絡めてリラックスモードへ入った。
セロフィート
「ふふふ…。
マオ、おやすみなさい」
マオ
「うん…。
おやすみ…(////)」
左頬にセロフィートの手が触れると、マオは照れ臭そうにはにかんだ。
黒髪を優しく撫でられるのもマオは好きだった。
セロフィートの左の薬指に光るプラチナの指輪を見て、マオの顔は嬉しさあまり、思わずニヤケてしまった。
セロフィート
「マオ?
どうしました?」
マオ
「ヘヘヘ…(////)
嬉しくて……」
セロフィート
「はいはい。
マオの甘えん坊さん。
ワタシはマオの傍に居ます」
マオが安心して両目を閉じたのを確認したセロフィートは、何時もの様に〈 古代魔法 〉を発動させる。
セロフィートが起こす迄の間、マオが途中で目を覚まさない為にと、強力な〈 睡眠魔法 〉を掛けた。
セロフィート
「──さて、マオを寝かし付けた事ですし、お楽しみを始めまるとしましょう。
〈 にゅい 〉、今からワタシのする事は他言無用ですよ。
仮にマオへ話したら、どうなるか──。
賢いお前ならば、解りますね?」
にゅい
「にゅ?!
にゅ…にゅい〜……」




