☆2.ダンジョン 8
セロフィート
「〈 特殊技 〉は自分で考案して修得するものです」
マオ
「考案〜〜??
突然閃いたりしないのか?」
セロフィート
「其の様子だと、現実でも無理そうですね……」
マオ
「勝手に決めんな!
オレ専用の〈 特殊技 〉を考案してやるんだからな!」
セロフィート
「ふふふ。
〈 特殊技 〉を考案するのはなかなか難しいですよ。
〈 特殊技 〉の前に〈 必殺技 〉を修得した方が良いです」
マオ
「〈 必殺技 〉は修得出来るのか?」
セロフィート
「使用武器の熟練度を上げれば──です。
熟練度を上げる毎に〈 必殺技 〉を修得出来ます」
マオ
「マジか?!
じゃあ、オレも〈 必殺技 〉を使う事が出来るんだな!!
やった〜〜〜!!」
セロフィート
「………………。
水を差してしまいますけど…、マオの使っている刀には熟練度はないです。
なのでどんなに頑張っても〈 必殺技 〉は修得出来ません」
マオ
「何でだよっ!!」
セロフィート
「『 何でだよ 』と言われても…。
そうですね…、敢えて言うなら、〈 テフ( 原質の源 ) 〉を構成して作り変えたからでしょうか。
元はラオインダさんに折られてしまったマオの大事な刀でしたけど、修復ではなく作り変えてしまいましたし…」
マオ
「どゆこと??
作り直しと、作り変えって違うのか??」
セロフィート
「違います。
元はマオの刀でも、全くの別物として生まれ変わりました」
マオ
「そんな〜〜〜。
じゃあ、どうしたらいいんだよ〜〜!!」
セロフィート
「他の武器を使えば良いです。
一般的な武器だからといって、何れでも熟練度を上げられるとは限りません。
熟練度を上げ、〈 必殺技 〉を修得したいなら、レアリティーの付いた武器を買って使う事です」
マオ
「レアリティー??
何だよ、其??」
セロフィート
「レアリティーは星のマークで表します。
星マークの付いている武器を選んで買ってください。
星の数は最高3つです。
星LV1は、〈 必殺技 〉だけを修得出来ます。
星LV2は、〈 必殺技 〉,〈 奥義 〉迄を修得出来ます。
星LV3は、〈 必殺技 〉,〈 奥義 〉,〈 必奥義 〉を修得出来ます。
初めから星LV3の武器を買うと変える必要がなくて楽です。
武器を変えてしまうと、1から熟練度を上げなければいけませんから、大変です」
マオ
「そうなんだ〜。
よし!
星LV3の武器を探して買うよ!
〈 必殺技 〉だけじゃなくて、〈 奥義 〉,〈 必奥義 〉も修得するんだっ!!」
セロフィート
「其の粋です、マオ。
そうそう、熟練度を上げれる武器には共通の技が付いてます。
熟練度1で修得が出来る技名は『 ぶっ叩き 』です」
マオ
「ぶっ叩き??」
セロフィート
「装備している武器で敵をぶっ叩く簡単な技です。
其以外は固有技です。
星LV3の武器なら、熟練度20,50で〈 必殺技 〉、熟練度80で〈 奥義 〉、熟練度100で〈 必奥義 〉を修得出来ます」
マオ
「4つも固有技を修得出来るのか?
凄いなっ!!」
セロフィート
「武器を買うなら≪ ダンジョン ≫から出て、現実の《 武器屋 》へ行きましょう」
マオ
「うん。
武器を買うのは明日になっちゃうな」
セロフィート
「マオが使いたい武器は刀剣です?」
マオ
「う〜ん……。
慣れてるからな〜〜。
でもな〜〜、実は長剣も使ってみたいんだ」
セロフィート
「其なら両方買えば良いです。
時間は幾らでもあります。
マオならば、刀剣,長剣,短剣辺りを修得すれば、先ず困る事はないでしょう」
マオ
「そうか?
じゃあ、武器は3つ買い揃えるよ」
セロフィート
「大事な武器です。
値段は気にせず選んでください」
マオ
「う、うん…。
でもさ、星LV3の武器を3つだろ?
大丈夫なのか??」
セロフィート
「心配は無用です。
〈 テフ( 原質の源 ) 〉を構成すれば、硬貨を幾らでも作れます」
マオ
「其だと犯罪になっちゃうだろが!!」
セロフィート
「何を言います。
作るのは本物の硬貨です。
犯罪にはなりません」
マオ
「其でも駄目に決まってるだろ!!
硬貨を作るの禁止だからなっ!!」
セロフィート
「はいはい……」
にゅい
「パパ〜。
ボクが居るよ〜。
黄金いっぱい作れるよ〜」
マオ
「…………………。
そだな。
〈 にゅい 〉が居てくれるもんな。
お金に困る事はないよな……」




