☆2.ダンジョン 6
セロフィート
「はい?
マオ……。
〈 にゅい 〉は〈 賢者の石 〉です。
大丈夫です?
砂漠の暑さに殺られました??」
マオ
「オレは正気だっ!!」
セロフィート
「其なら良いです。
──さ、マオ。
メダル集めを楽しみましょう」
マオ
「お〜……」
何処迄め広がっている様に見える砂漠を歩きながら、マオは突然現れる怪物を倒しながら、順調に怪物メダルを集めた。
戦闘に入ると何の役にも全く立たないセロフィートと〈 にゅい 〉の声援を背中で受け取りながら、マオは1人で懸命に頑張った。
──*──*──*── 30日後
マオが≪ ダンジョン ≫へ入ってから、既に30日程の時間が経過した。
然し、現実では未だ、1時間( 60分 )しか経過していない。
≪ ダンジョン ≫内の1日( 24時間 )が、現実時間の2分( 120秒 )となる為、現実時間の5分は、≪ ダンジョン ≫内で約2日と12時間である。
現実時間の10分は、≪ ダンジョン ≫内で約5日だ。
20分では10日,30分では15日,40分では20日,50分では25日,60分( 1時間 )では30日( 1ヵ月 )である。
マオが≪ ダンジョン ≫へ入った現実時間は、16時頃だった。
《 宿屋 》の夕食開始の時間が18時頃である為、マオは未だ30日分を≪ ダンジョン ≫で遊べるわけだ。
マオ
「なぁ、セフィ……」
セロフィート
「どうしました?」
マオ
「夕食の合図って未だなのか?
もう1ヵ月( 30日 )ぐらい≪ ダンジョン ≫に居るだろ?
何時頃、合図が入るんだ?
まさか…、うっかりセットを忘れた──とか言わないよな?」
セロフィート
「失礼ですね、君は。
きちんとセットしてます。
現実時間では、17時を回った頃です。
18時迄は未だ1時間( 60分 )あります。
30日( 1ヵ月 )は余裕で遊べます♪」
マオ
「あ〜……」
セロフィート
「おや?
嬉しくないです?」
マオ
「微妙かな〜〜」
セロフィート
「マオ、地図を画面式にしてみました。
地図画面を開いた時に、現実と≪ ダンジョン ≫の両方の時間が一目で分かる様に表示しました。
請け負い中のクエスト,マオの体力,〈 テフ( 原質の源 )〉も表示しました」
マオ
「其って、地図の画面が表示されたら、ある程度の情報が分かるって事か?」
セロフィート
「そうです。
試しに見てみます?」
マオ
「うん!
どうやったら地図画面を見れるんだ?」
セロフィート
「指を鳴らしてください」
マオ
「指を鳴らす?」
セロフィート
「はい」
マオ
「出来るか〜〜〜〜!!!!
オレは指パッチンは出来ないんだよっ!!
知ってるだろ!」
セロフィート
「鳴らせます。
此処はワタシの作った≪ ダンジョン ≫ですよ。
セフィも簡単に指を鳴らせます」
そう言ったセロフィートは、マオの前で、親指と人差し指を擦らせた。
甚も簡単にパチンッと鳴った為、マオは両目を丸くして驚いた。
セロフィート
「マオも試してください」
マオ
「う、うん……」
セロフィートに促されたマオは、セロフィートがした様に親指と人差し指を擦らせた。
すると、パチンッと気持ちいい程の音が鳴った。
マオ
「──鳴った!!
指が鳴った〜〜〜!!
オレ、初めて指を鳴らせたんだよな!
スッゲ〜〜〜(////)」
セロフィート
「≪ ダンジョン ≫の中でだけ──ですけどね」
マオ
「あ……そうなんだ?」
セロフィート
「当たり前です。
其より、目の前に現れた画面をタップしてください」
マオ
「タップ〜〜??
タップって何するんだ??」
セロフィート
「画面を触って、移動させたり、大きさを変えたり出来ます。
画面をタップしたまま親指と人差し指を動かして、大きさを変えれます。
画面をタップしたまま人差し指を動かすと、地図画面を動かす事が出来ます。
マオ、してみてください」
マオ
「うん…。
上手く出来るかな?」
セロフィート
「ふふふ♪
簡単に出来ます」
マオは目の前に現れている画面を人差し指でタップしてみた。
親指と人差し指を外側へ動かすと、地図が大きくなった。
マオ
「出来た!!
本当に簡単なんだな〜〜」
セロフィート
「画面を見てください。
左上に、マオの体力と〈 テフ( 原質の源 )〉が表示されてます。
上の青色がマオの体力を表してます。
下の緑色が〈 テフ( 原質の源 )〉を表してます」
マオ
「ふ〜ん?
──んん??
セフィ〜〜、此の9999って数字は何だ?」
セロフィート
「其はマオの体力と〈 テフ( 原質の源 )〉の最大値を表してます」




