☆2.ダンジョン 5
セロフィート
「一般用クエストからは、本格的なクエストに入ります」
マオ
「…………先は長そうだなぁ…」
セロフィート
「ふふふ。
時間はたっぷりありますし、頑張ってください」
マオ
「…………セフィはさ、クエスト中も見てるだけなんだよな?」
セロフィート
「はい♪
〈 にゅい 〉と応援してます」
マオ
「………………。
取敢ず、クエストを受けたい……」
マオは受付カウンターへ行くと、初心者用クエストの依頼帳を見せてもらった。
セフィの言葉通り、初心者用クエストの報酬額は安かった。
報酬額は、100Q 〜 499Qばかりだ。
マオ
「本当に安いんだな……。
子供のお小遣い程度しか貰えないじゃないか!」
セロフィート
「初心者用ですし。
其で、どのクエストを受けます?」
マオ
「う〜〜〜ん……。
4つあるんだな。
一度に4つとも受けれないのか?」
セロフィート
「出来ません。
クエストは1つづつしか受けれません。
クエストを解決したら、残りクエストを1つづつ受ける事が出来ます」
マオ
「クエストの内容が変わったり、増えたりするのか?」
セロフィート
「1つ解決されれば、新たなクエストが増えます。
内容は変わりません」
マオ
「此なんか簡単そうだな。
ええと──、砂芋虫のメダルを集めて、芋糸……いもいと??
──を30個《 クエスト屋 》へ納品する??」
セロフィート
「芋糸です。
砂芋虫が口から吐く糸です」
マオ
「い、糸ぉ??
芋虫って口から糸なんか吐いたっけ??」
セロフィート
「吐きませんね、普通は。
此処は、ワタシの作った≪ ダンジョン ≫です。
芋虫は糸を吐きますし、ペンニンも空を飛びます。
魚は空を泳ぎますし、猫も犬も卵を産む事もあるでしょう。
其がワタシの作った≪ ダンジョン ≫です」
マオ
「どんな≪ ダンジョン ≫だよ……。
本当に出鱈目で、やりたい放題な≪ ダンジョン ≫だな……」
セロフィート
「どうせなら、楽しい≪ ダンジョン ≫がいいですし」
マオ
「楽しいのはセフィだけだろ?
ええと──、他のクエスト内容は……。
砂蛇( サンドスネーク )のメダルを集めて蛇皮を50枚《 クエスト屋 》へ納品する……。
蛇皮なんて集めて何に使うんだよ…。
後は……砂蚯蚓( サンドアースワーム )のメダルを集めて、蚯蚓のモッコシを20個《 クエスト屋 》へ納品する。
砂蝉のメダルを集めて、蝉の抜け殻を50個《 クエスト屋 》へ納品する……。
変なもんばっかじゃんか。
蚯蚓のモッコシって何だよ〜〜??」
セロフィート
「其処は気にしてはいけません。
気にしては負けです。
《 クエスト屋 》へ納品したアイテムの使い道も考えなくて良いです。
どのクエストを受けます?」
マオ
「上から順に受けるよ。
どうせ全部のクエストを受けないと、クエストLVは上がらないんだろ?
選んでる時間が勿体無いよ。
クエストを受ける時は、どうしたらいいんだ?」
セロフィート
「受付カウンターに〈 労働許可証 〉を提示してください。
短曲が終われば、手続きも済みます。
クエストを受けている間、クエストをクリアする迄、『 クエスト中 』と表示されます。
クエストは受けた《 クエスト屋 》で終えてください」
マオ
「うん。
覚えとく」
セロフィート
「クエストも受けた事ですし、《 宿屋 》へ行って『 旅の記録 』を付けましょう。
其からクエストを始めましょう」
マオ
「うん」
マオとセロフィートは《 クエスト屋 》を出た。
──*──*──*── 宿屋
《 宿屋 》へ入ったマオは、受付カウンターで『 旅の記録 』を付けた。
用事を終えたマオ,セロフィートは《 宿屋 》を出た。
──*──*──*── フィールド・砂漠
マオ
「よしっ!
気持ちを新たにして、怪物メダルを集めるぞ!!
ええと、集めるメダルは、砂芋虫,砂蛇,砂蚯蚓,砂蝉だったよな?
夕食の時間が来る迄頑張るぞ〜〜!
…………1人で!!」
セロフィート
「応援してま〜〜す♪」
にゅい
「パパ~、無理しないでね〜~」
マオ
「有難な〜〜〜。
〈 にゅい 〉は優し………………へ??
今……喋った??
オレの聞き違いじゃないよな??
セフィ、〈 にゅい 〉が喋ったんだけどっ?!」
セロフィート
「そうでした。
言うのを忘れてました。
セフィの能力です」
マオ
「はぁ?!
セフィの能力ぅ??」
セロフィート
「はい♪
セフィがパーティーに入った事で、マオは〈 にゅい 〉の言葉が分かる様になりました。
話し相手が増えたしたね、マオ♪」
マオ
「そうなんだ……。
≪ ダンジョン ≫の中でだけ〈 にゅい 〉の言葉が分かって、話せる様になったんだな。
其は嬉しいサービスだよ、セフィ!!」
セロフィート
「マオに喜んでもらえてワタシも嬉しいです」
にゅい
「ママ〜?
パパ〜?
どうしたの〜??」
マオ
「セフィがママで、オレがパパなんだな」
セロフィート
「ワタシは創造主ですし、マオは名付け親です。
〈 にゅい 〉なりに呼び分けているのでしょう」
マオ
「そうなんだ?
何か〈 にゅい 〉ってさ、セフィとオレの……本当の子供みたいだよな(////)」




