★1.救出 17
マオ
「唯の〈 マギタ( 魔法使い ) 〉じゃないだろ!
セロが調べてくれたら、事件も早く解決するんじゃないのか?」
セロフィート
「また人助けですか?
好きですね、人助け」
マオ
「いいじゃんか!
≪ 街 ≫で暮らしてる全員が困ってるんだし。
足止め食らって困ってる〈 旅人 〉だって沢山居るし!!
オレ達に出来る事して協力しようよ!」
セロフィート
「ワタシ…〈 超越マギタ( 魔法使い ) 〉ですよ?
大した事は出来ません」
マオ
「何で謙遜するんだよ!
謙遜する程、人助けが嫌なのかよ!?」
セロフィート
「当然です。
人助け等面白くない事、するわけないです。
知ってるでしょう」
マオ
「………………」
ディクノシズムタ
「( 成程な。
『 人助けは面白くない 』…か。
性格というより、思考が異常なのだな…。
マオは苦労する )」
コートナエイシッド
「へぇ……。
人助けがしたくないなんて、見た目と違ってセロフィートさんは薄情なんですね」
マオ
「言われちゃったよ…」
セロフィート
「何と言われても構いません。
人間には理解してもらいたとは微塵も思いませんし」
コートナエイシッド
「え?」
マオ
「な、何言うんだよ?
自棄になるなよ〜〜。
いじけるなんてセロらしくないよ!」
セロフィート
「はぁ?
何を言います?
ワタシはいじけて等──」
マオ
「そろそろ、《 地下室 》出よう!
外の空気が恋しいよ!」
コートナエイシッド
「そうだね。
僕もマオに賛成だよ。
外の空気を思いっきり吸いたいよ〜〜〜」
ディクノシズム
「其が良さそうだな。
《 地下室 》を出よう」
マオ,コートナエイシッド,ディクノシズムタは、意見の一致により、《 地下室 》から出る事にした。
──*──*──*── 家の中
セロフィート,マオ,コートナエイシッド,ディクノシズムタ,ディクノシズムタの部下達は、長い階段を上がり、《 地下室 》から出た。
コートナエイシッド
「〜〜〜〜はぁっ!
何か生き返るね!
空気が美味しく感じるよ」
マオ
「確かに〜〜〜。
《 地下室 》は誰かさんの所為で、血生臭かったもんな!」
セロフィート
「ワタシに嫌味を言うとは。
生意気になりましたね、マ〜〜〜オ。
可愛いです♪」
マオ
「『 可愛い 』は止めろよ(////)」
セロフィート
「何故です?
可愛いから『 可愛い 』と言ってるだけです。
思わなければ言いません」
マオ
「〜〜〜〜たく…(////)」
コートナエイシッド
「ハハハ!
でも、セロフィートさんの気持ちも分かるかも!
マオ、小っさいからさ、生意気な事を言われても、何かさ和んじゃうんだよな〜〜〜」
マオ
「はぁあ?!
何だよ、其ぇ!!」
ディクノシズムタ
「フッ…。
一理あるな」
マオ
「ちょっ…ムタさん迄なの?!」
ディクノシズムタ
「そうだな。
歳の離れた弟の様に思える」
マオ
「弟〜〜?!
オレ、何で何っ時も弟ポジションなんだよ……」
コートナエイシッド
「ハハハ!
不貞腐れないでよ。
あ、そうだ。
此の後、マオはどうするんだい?」
マオ
「え?
あ…うん。
どうしようかな?
セロ、どうしようか?」
セロフィート
「マオはどうしたいです?」
マオ
「オレが聞いてんの!
質問返しするなよ〜〜」
セロフィート
「はいはい。
もうじき日が暮れます。
《 宿屋 》へ戻りましょう。
日が暮れてからの出歩きは禁止されましたし」
マオ
「あ〜〜〜そうだったな〜〜。
ムタさんとコートさんはどうするの?」
ディクノシズムタ
「我等は、暫く此の《 家 》に泊まり込む。
《 地下室 》に居る〈 ノマ 〉達を全員保護する迄は離れる訳にはいかないからな。
コート、構わないか?」
コートナエイシッド
「全然OKですよ。
寧ろ有難いと言うか、助かります!!
1人では流石に居たくないですから。
空いてる《 部屋 》は自由に使ってください」
ディクノシズムタ
「助かる」
マオ
「ムタさん達が居てくれたら、夜も安心だね」
コートナエイシッド
「本当だよ〜〜〜!!
今夜は落ち着いて、ぐっすり眠れそうだよ(////)」
マオ
「良かったね。
あ…そうだ。
{ ムタさん、人間風船の事なんだけど……。
一寸いいかな? }」
ディクノシズムタ
「構わない。
どうした?」
マオ
「うん……。
{ セロに戻せないか聞いてみたんだけど、戻すと自力では生きられないんだって。
両腕も両足も無いままだから、自力では動けないみたいだし…。
彼のままの姿だったら、長生きするみたいだよ。
傷も直ぐに完治するし、飲み食いも必要ない──って、セロが教えてくれたんだ }」
ディクノシズムタ
「…………そうか。
元元は殺害する予定だったからな。
此方で人間風船の利用価値を考えてみるとしよう」
マオ
「( ムタさんもセロと似た事言うんだな…… )
{ セロも言ってたんだけど…、武器で攻撃しても直ぐ傷は完治するから、『 サンドバッグに最適です 』って言ってたよ。
『 売り込もう 』って言われたけど、ムタさんに任せるよ」




