♥ 家中 8 / 地下室 8 / 救出 13
マオ
「 他人に見せ付けるような…… “ 秘密のおまじない ” なんてしたくないよ…(////)
第一、人に見せたら “ 秘密のおまじない ” じゃないだろ!! 」
セロフィート
「 嫌なら “ 大人のおまじない ” でもいいです 」
マオ
「 ──っ!!(////)
だ・か・らっ、恥ずかしいから嫌だよ!!
他の事にしてよ(////)
──オレが今でも “ セロだけのマオ ” だって事、セロならちゃんと分かってるだろ?
何でオレが困るような…オレを試すような意地悪をするんだよ!!
オレはちゃんと “ セロが1番だ ” って… “ セロが好きだ ” って、伝えてるだろ(////)
オレの事…信じてくれないのかよ… 」
セロフィート
「 マオ……。
( 少し…遊び過ぎましたか )
マオの言葉が嘘でも偽りでもない事は分かってます。
少しだけ…不安になりました。
許してください… 」
セロフィートは如何にも「 申し訳なかった 」という今にも泣きそうな顔でマオに謝ってみた。
全く悪気の欠片も無く、ただ単に悪戯でマオをからかって遊んでみただけのセロフィートなのだが、それを知らない単純で素直なマオは、セロフィートの表情と声色にコロリンと騙されてしまった。
マオ
「 セロ…。
ご、ごめんな…。
オレ……セロの事、知らず知らずの内に不安にさせちゃってたんだな…。
…………でもさ、セロも不安になったりしてくれるんだ?
少しはオレの事…気に掛けてくれてたんだな(////)
嬉しいよ(////)」
セロフィート
「 当たり前です。
ワタシは──、マオに関しては嫉妬深いです。
マオに覚られないように振る舞ってるだけ……。
本当は…マオが心変わりしてしまわないか、不安で仕方無いです。
…………可笑しいでしょう? 」
マオ
「 セロ…(////)
可笑しくなんかないよっ!
全然、可笑しくない!!
オレ…セロ以外に心変わりなんかしないよ!
オレは…セロがオレの傍に居てくれるだけで幸せなんだ!!
何時だって、 “ セロを独り占めしたい ” って思う程、オレはセロだけに夢中なんだぞ!!
だから──、セロが不安に思う事なんてないよ(////)」
セロフィート
「 マオ…。
有り難う、マオ…。
ワタシもマオを独り占めしたいです。
マオとワタシは相思相愛ですね。
嬉しいです 」
セロフィートは心に微塵も思っていない嘘と偽りの言葉をさも自分の気持ちであるかのように、ぬけぬけと平然にマオへ伝える。
面白い程にマオの “ チョロいんちゃん ” な所をセロフィートは気に入っているので、ついつい “ 恋愛ごっこ遊び ” で、からかいたくなってしまうのだ。
マオを不憫に思うが、抑マオはセロフィートが旅の間の退屈を紛らわせる為の玩具である。
セロフィートに弄ばれるのは致し方無い事だ。
真実を知らないだけ、マオは幸せなのだった。
マオ
「 セロ、コートさんは何処に居たんだ? 」
セロフィート
「 気になります? 」
マオ
「 そりゃ…気になるよ 」
セロフィート
「 牢屋に監禁されてます 」
マオ
「 牢屋ぁ??
何でコートさんが牢屋に入れられないといけないんだ? 」
セロフィート
「 師匠達が賢者の石を精製する事を部外者へ喋ってしまったからです。
〈 ノマ 〉共々、賢者の石を精製する為の材料とされる予定でした 」
マオ
「 マジかよ…。
〈 ノマ 〉を材料にするだけじゃ飽きたらず弟子まで材料に使うのか?! 」
セロフィート
「 秘密を漏洩させた罰を兼ねた口封じでしょうね。
酷い師匠達が居たものです 」
マオ
「 セロが言っちゃうのかよ…。
セロは、もっと酷い事してるだろ〜〜! 」
セロフィート
「 ワタシから見ても──という意味です。
第一、ワタシのする事と人間のする事を同一にしないでください 」
マオ
「 悪意が無かったら何をしてもいいのかよ?
オレは…そうは思わないよ。
…………セロにしてみたら、人間なんてダニみたいなもんかも知れないけど、人間だってさ、人間なりに懸命に生きてるんだ。
セロの都合で消してもいい人間なんて何処にも居ないんだ! 」
セロフィート
「 ふふふ…。
人間は一歩歩くだけで約2000匹ものダニを踏みつけてます。
けれど、人間は約2000匹ものダニの命を奪っておきながら、気にする事もなく、罪悪感すら抱きもしない。
ワタシよりも人間の肩を持ちますか? 」
マオ
「 ダニは例えだよ!
オレだって、一歩歩く度に2000匹ものダニを踏みつけて殺してた──って事、今の今まで知らなかったよ……。
皆、知らないからダニを踏みてけて殺したって気にしないだけだよ…。
知ったら、きっと気に掛けるだろうし、罪悪感だって抱くよ!
だから…セロも人間をダニとして見ないで、ちゃんと人間として見てくれよ。
むやみやたらに〈 テフ
古
頼
◎ 「 ダニを2000匹踏みつけている 」は、豊かな森の中での事らしいです。
セロフィート視点では、「 人間=ダニ 」ではなく「 人間=ミジンコ 」です。




