♥ 家中 6 / 地下室 6 / 救出 11
マオ
「 “ 達磨 ” って言うより “ 風船 ” って感じだからさ…。
なりそこないなら、セロに頼めば元の姿に戻してくれると思うんだけど……。
兎に角、張本人のセロを見付けないと話にならないよ… 」
ディクノシズムタ
「 …………そうか…。
マオもそうだが、連れの超越の魔法使いも敵にしたくない相手だな… 」
マオ
「 だよね〜〜〜〜……。
オレ、セロを探して来るよ!
元に戻してもらえないか頼んでみる! 」
ディクノシズムタ
「 頼む 」
マオ
「 任せてよ! 」
ディクノシズムタに返事をしたマオは、奥へ走って行った。
ディクノシズムタ
「 ………………。
人間を達磨に変える力を持つ超越の魔法使いか……。
強大過ぎる力は、心も性格も感情も歪ませてしまうのだな… 」
ディクノシズムタは制御の出来ない強大な力に溺れてしまい、自分自身と人間性を失ってしまったのであろう超越の魔法使いを憐れに思うのだった。
──*──*──*──*──
マオ
「 セロ〜〜!
何処に居るんだよ〜〜?
隠れてないで出て来てくれよ〜〜 」
セロフィート
「 はいはい。
大声を出さなくても聞こえてます 」
マオ
「 セロ!
もう〜〜〜、直ぐ出て来いよ!! 」
姿を現したセロフィートを見付けたマオは、セロフィートへ駆け寄ると抱き付いた。
セロフィート
「 おやおや…。
どうしました、マオ?
ほんの数十分しか離れてないのに。
マオの甘えん坊さん 」
マオ
「 ………………(////)
あのな〜〜〜。
オレは怒ってんの!! 」
セロフィート
「 はい?
何故、マオが怒ります?? 」
マオ
「 アレは何だよっ!! 」
セロフィート
「 はて?
『 アレ 』です??
『 アレ 』と言われても何の事だか…。
何です?
『 アレ 』って?? 」
マオ
「 こんな時にまで惚けなくていいよっ!!
分かってるだろがっ!! 」
セロフィート
「 はいはい。
人間達磨の事ですね? 」
マオ
「 そうだよ!
もうっ、何で “ あんな事 ” しちゃうんだよ!!
ちゃんと元に戻すんだよな? 」
セロフィート
「 はい?
何故です? 」
マオ
「『 何故です? 』じゃ、ないよ!!
なりそこないなんだろ?
元に戻したって構わないだろ? 」
セロフィート
「 マオはなりそこないを元に戻してほしいです? 」
マオ
「 さっきから、そう言ってるだろ! 」
セロフィート
「 何故、マオが其処まで必死になります? 」
マオ
「 ええっ??
何でって言われても…… 」
セロフィート
「 怪しいです。
ワタシが居ない間に何がありました?
話なさい 」
マオ
「 此処でかよ? 」
セロフィート
「 そうです。
他に何処があります? 」
マオ
「 ……………………。
ベ…ベッドの中……とか?(////)」
セロフィート
「 はあ?
マオのお馬鹿さん。
マオの寝言は毎回面白いですけど… 」
マオ
「 寝言っ?!
オレ……寝言…言ってるのか?? 」
セロフィート
「 あ……。
………………はて?
そんな事…言いました?? 」
マオ
「 誤魔化すなよっ(////)」
セロフィート
「 人間だった頃の名残ですし。
気にする事ないです。
マオとワタシの仲ですし、恥ずかしくないです 」
マオ
「 恥ずかしいに決まってるだろ!(////)
忘れろよ、馬鹿っ!!(////)」
セロフィート
「 え〜〜〜〜…… 」
マオ
「『 え〜〜~~ 』じゃ、ないよっ!(////)」
セロフィート
「 はいはい。
努力はしましょう。
──ああ、そうでした。
マオが助けたマギ
マオ
「 え?!
本
セロフィート
「 肝
聞
マオ
「 ごめん……。
──っていうか、聞
セロフィート
「 おや?
ワタシの所
良
ふふふ… 」
マオ
「 うぅ…… 」
セロフィート
「 ほら、そんな顔
誘
こんな所
マオ
「 なっ?!
そんなわけないだろ!!(////)」
セロフィート
「 ふふふ。
マオの照
マオの希
嬉
マオ
「 ………………(////)
そ、その代
セロフィート
「 マオ……。
〈 テ
忘
マオ
「 ──あっ!
そうだった〜〜〜!!
どうしようっ! 」
セロフィート
「 両
どうします? 」
マオ
「 ………………。
マジか〜〜〜〜!!
……考
セロフィート
「 はいはい。
幾
因
餓
このまま “ 人
マオ
「 はあ?
何
セロフィート
「 “ 人
見
市