表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/121

♥ 家中 3 / 地下室 3 / 救出 8


 まる(まる)えてしまったもあり、ざんねんながられハッスルジジイたちぶんりょうあしえていくさまことない。


セロフィート

「 ………………。

  これでは “ だる ” とうよりふうせん……。

  にんげんだるつくるのはむずかしいです。

  くいかないところおもしろいですけど。

  せっかくですし、くちもとけてしまいましょう 」


 そううと、セロフィートはだい(エンシェント)ほう(マジック)はつどうさせる。


 からか、はりじょういとあらわれ、れハッスルジジイたちくちもとはじめた。


 くちもとけられてしまったれハッスルジジイたちは、きゅうするにはこまらないもののこえせなくなってしまった。


セロフィート

「 これでかんせいとしましょうか 」


 セロフィートがだい(エンシェント)ほう(マジック)はつどうさせると、しつないさま(ざま)あらわれた。


セロフィート

「 ──さて、らわれのだった貴女あなたたちは、かれからかいほうされました。

  此方こちらはワタシから貴女あなたたちへのプレゼントです。

  これ使つかってかれきにしなさい 」


 姿すがたえないものからのおもいがけないプレゼントのかず(かず)に、ぱだかじょせいたちどもたちまどっていた。


 ぶんたちいままでしいたげていたれハッスルジジイたちたいけいくなっていくようていたときぜつぼうてきちがえたが、じょ(じょ)ふとし、ぶくぶくなたいけいになり、そのままりょううでだけではなくりょうあしまでもえてしまい、くちまでけられてしまったれハッスルジジイたちたりにして、そこれないきょうかんじた。


 てには、こといようなりっきょうが、パッとあらわれたのだ。


 「 プレゼント 」だとわれても、なにたいして使つかえというのかからない。


 じんではかいないげんしょうまえこっているのに、きょういだかないほうじょうである。


セロフィート

「 1ばんたいせつことさいにしてしまいました 」


 そうこえこえると、きょうおびえ、ふるえていたじょせいたちどもたちよう姿いっしゅんにしてわった。


 よごれてきたなかったしんたい(からだ)は、にゅうよくえたあとのようにれいになっており、かみつめととのっていた。


 きずかすきずぎゃくたいけられたきずなどあとのこらずれいしており、くさにおいもしない。


 ぱだかだったしんたい(からだ)には、さわそでのスリップ── アルプスのしょうじょハイジがていたしろした(?)に3そでいている ──のようなふくていた。


セロフィート

「 ワタシからのサービスです。

  かれ貴女あなたたちたくします。

  どんなにしてもにません。

  きにしなさい 」


 それだけうとセロフィートは姿すがたしたまま、ジジイたちがハッスルしていたた。


 ゆうとなったじょせいたちどもたちが、そのうと────。


──*──*──*── 地下室


セロフィート

「 ──さて。

  つぎかれそうですね。

  マオがまえかたけてしまいましょう 」


 セロフィートがだい(エンシェント)ほう(マジック)はつどうさせると、しつよういっぺんし、べつごくした。


 らわれのだった〈 ノマ 〉たちれいになり、とつじょあらわれたさま(ざま)ると、いままでぶんたちかっしいたげてきた()(ほう)(使つか)たち()(ほう)(使つか)ならたちおそかったからだ。


 いままでのうらみをらすかのように、おおごえさけびながら、おおつぶなみながしながら、にんげんだるたちをザシュ──とけたり、ザクザクとしたりをかえしている。


 にんげんだるたちいていたおとこしょうちょうおととされ、くちなかまれている。


 くわえさせられたおとこしょうちょうくちからちないようにと、ていねいなおされている。


 にんげんだるたちうしろのアナには、ながくてふとやりおくまでれられており、アナからは()れしている。


 ぎたないつめたいいしだだみゆかは、あかぐろい血できたなくよごれていた。


 にんげんだるたちこうげきしている〈 ノマ 〉たちは、かえびながらも、ものすごぎょうそうつづけている。


 には大人おとなどもかんけいく、かれおこなむごかえしをめるものも、いさめるものだれなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ