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♥ 家中 1 / 地下室 1 / 牢屋 / 救出 6


──*──*──*── 牢屋前


 ろうまえいたセロフィートは、ろうなかはいっていた。


 だい(エンシェント)ほう(マジック)はつどうさせれば、てつごううちがわはいことたやいのである。


 セロフィートは姿すがたしたままで、()(ほう)(使つか)ならいにこえけることにした。


セロフィート

「 もし、きみ

  きみだけろうれられてます? 」


マギタ見習い

「 ──?!

  げんちょう?! 」


セロフィート

げんちょうなわけないでしょう。

  ()ゆう()あっていま姿すがたせられません。

  ワタシのしつもんこたえてください 」


マギタ見習い

「 ………………。

  『 姿すがたせられない 』って……。

  アナタは()(ほう)(使つか)ですか?? 」


セロフィート

きみこえひかえたほういでしょう。

  ワタシはセロフィート・シンミン。

  きみまえおしえてください 」


マギタ見習い

「 ………………。

 { ぼくは…ぼくまえは──、コートナエイシッド…です。

   かまからは “ コート ” とばれてます }」


セロフィート

「 コートさん。

  きみはマオ・ユーグナルをってます? 」


コートナエイシッド

「 ──?!

 { アナタは、マオをってるんですか?!

   マオはぼくたすけてくれたしんせつしょうねんなんです!!

   わざ(わざ)いえまでおくってくれて…… }」


セロフィート

きみがマオのたすけた()(ほう)(使つか)ならいですか…。

  えてかったです。

  ワタシはきみたすけにました 」


コートナエイシッド

「 ──ぼくを?!

 { ぼくたすけにたって、どういうことですか? }」


セロフィート

「 コートさん、きみくちかるいそうですね。

  こんかいその(口の軽さの)かげいのちびろいするわけですけど。

  マオとえてかったですね 」


コートナエイシッド

「{ ……………………。

   けんじゃいしことですか?

   たしかにそれ(話してしまったの)ぼくでした。

   それがげんいんぼくろうれられてしまってるわけですけど…… }」


セロフィート

「 ふふふ。

  くちわざわいのもとです。

  め、せきにんってけんじゃいしざいりょうにされる──ですか 」


コートナエイシッド

「 ──!!

 { なんでそのことを──?! }


セロフィート

「 ワタシもけんじゃいしづくりにたずさわったことがあります。

  そうはしてました。

  けんじゃいしれんせいするざいりょうに〈 ノマ 〉のにんげん使つかことは、コートさんにしてみれば、みみみずだったのではないです? 」


コートナエイシッド

「 ──そのとおりです!!

 { あ…みません……。

   1つのけんじゃいしれんせいするのに、あんなにおおぜいの〈 ノマ 〉を使つかうなんてしんじられますか?!

   ぼくしょうを──、せんぱいたちことそんけいしていたし、もくひょうとして、おほんだとおもって、していました。

   なによりもしんじていたんです!!

   それなのに……ざいりょうが〈 ノマ 〉だなんて──。

   あたまがイカれてるとしかおもえません!! }」


セロフィート

「 コートさんがいはんたいした()(ほう)(使つか)()(ほう)(使つか)ならいはます? 」


コートナエイシッド

「{ …………るわけないですよ…。

   みんなしきさいちゅうなんですから…… }」


セロフィート

ほど…。

  コートさんのしょうせんぱい()(ほう)(使つか)たちどうりょう()(ほう)(使つか)ならたちも、しきいつわった “ たのしみ(儀式) ” のさいちゅうなわけですね 」


コートナエイシッド

「{ …………そうですよ…。

   大人おとなおとこにはぼうりょくごうもんぎゃくたいかえすんです。

   じょせいせいぐちにされて……せいてきぎゃくたいごうかんかえしされます。

   ボロボロになって使つかえなくなるまでせんぱいどうりょうあいだなんまわされるんです……。

   どもたちおなじですよ…。

   どもたちあいは…こうはいたちです。

   なぐさみものとしてあいにされてるみたいで……。

   とくわいどもしょうたちあいを…… }」


セロフィート

「 そうですか…。

  だいさきおなじですか…。

  すくいようもい。

  ワタシのマオにはあくえいきょうでしかないです 」


コートナエイシッド

「{ 『 ワタシのマオ 』……ですか?? }」


セロフィート

「 そうです。

  マオはワタシのたいせつぞくです。

  ぞくまもらなければいけません 」


コートナエイシッド

「{ …………ぞくかぁ…。

   ぼくにはぞくべるひとが、もうないから…マオがうらやましいな… }」


セロフィート

「 ふふふ。

  あんがいはやく、コートさんにもぞくるかもれませんよ 」


コートナエイシッド

「 え?? 」


セロフィート

「 さて──、ワタシはそうをしてます。

  コートさんはそうわるまでっていてください 」


コートナエイシッド

「{ ええっと──、そうってそうするんですか?

   セロフィートさん?? }」


 コートナエイシッドのけにセロフィートはこたえなかった。


 セロフィートはすでろうなかにはなかったからだ。

◎ セロフィートの方が酷い事をしているので、セロフィートが「 酷い 」と言う資格はないんですけどね……。

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