♥ 楽しい夕食 4
セロフィート
「 はい♪
“ あ〜〜〜ん ” です。
マオ、口を開けてください 」
マオ
「 ──ばっ…馬鹿(////)
恥ずかしいだろっ(////)
子供じゃないんだぞ!
1人で食べれるし! 」
セロフィート
「 そうです?
残念です…… 」
マオ
「 う゛ぅ……。
そんな顔するなよ〜〜(////)
食べ難いだろ〜〜 」
セロフィート
「 マオの為に腕に縒り掛けて作った料理です。
完食してくださいね。
( ワタシは作ってませんけど )」
マオ
「 残すわけないよ!(////)
どんなに食べても、お腹は膨れないんだからさ! 」
マオはセロフィートの手料理に舌鼓を打ちながら食べているが、セロフィートが心の中でも呟いたように、全ての料理はセロフィートが古代魔法を発動させ、〈 原質の源 〉を構成させて出来上がった料理をパッと出しただけなのだ。
セロフィートがした事と言えば、長い髪を後ろで結び、腰掛け用のエプロンを腰に付けただけで、後は料理をテーブルへ運んだだけだ。
マオ
「 〜〜〜〜ぷはぁっ!
美味しいかった〜〜(////)
御馳走様っ!! 」
セロフィート
「 どう致しまして 」
マオ
「 オレは鱈腹食べたけど、セロは一口も食べてないんだな 」
セロフィート
「 マオの食べっぷりと笑顔で、ワタシのお腹も一杯です 」
マオ
「 そ、そうなのか?? 」
セロフィート
「 はい♪
ワタシの方こそ、御馳走様です 」
マオ
「 何か恥ずかしいな…(////)」
セロフィート
「 後片付けはワタシがします。
マオは宿泊室へ戻って休んでいてください 」
マオ
「 オレも手伝うよ!
2人で片付けた方が早いだろ 」
セロフィート
「 分解水の中へ移動させるだけです。
直ぐ終わります 」
マオ
「 どうせ古代魔法使う気だろ。
見られたらどうすんだよ!
古代魔法は駄目!
禁止!!
緊急事態以外では、なるべく使わないようにするの!! 」
セロフィート
「 マオ……。
そんな事…言わないでください。
便利ですし 」
マオ
「 うぅ……(////)
そんな目で見詰めても駄目なの!!
オレがセロと一緒に後片付けしたいんだよ!(////)」
セロフィート
「 ははぁ…。
そんな下心がありましたか。
お子ちゃまだと思わせて、油断させるとは……。
なかなか厭らしい手を使いますね 」
マオ
「 なっ(////)
何言ってんだ(////)
するのは後片付けだぞ?
何も厭らしくないじゃんか! 」
セロフィート
「 おや?
認めませんか。
いけない子です。
お仕置きしなければいけませんね? 」
マオ
「 お仕置きぃ?!
何でだよっ!!
意味分かんない事、言うなよっ! 」
セロフィート
「 マオ……。
ちゃんと乗ってください 」
マオ
「 へ??
…………冗談かよ〜〜〜!
も〜う、セロ!
真顔で言うなよ!
分かんないってば…。
本当に、お仕置きされちゃうかとヒヤヒヤしちゃっただろ(////)」
セロフィート
「 真に受けてくれるマオが可愛くて。
つい♪ 」
マオ
「 ぐっ……(////)」
セロフィート
「 2人で使用済みの食器,食具を片付けましょう 」
マオ
「 うん(////)
( セロと共同作業だよ(////)
何か新婚さんみたいだよな(////)
…………断じて父親と子供になんか見えないんだからな! )」
セロフィートに古代魔法を使わせずに、マオはテーブルの上に積まれている食器,食具を厨房に設置されている流し台へ運ぶ。
セロフィートは分解水の中に浸かっている食器,食具,調理器具を出していた。
汚れは綺麗に落ちており、後は元の場所へ戻すだけだ。
全ての食器,食具,調理器具を出し終えた分解水の中へ、マオは食器,食具を入れ始めた。
セロフィートは台車の上に調理器具,食器,食具を置いている。
マオ
「 ──よし!
セロ、食器と食具は全部入れ終わったよ 」
セロフィート
「 有り難う、マオ。
台車へ載せた物を片付ければ終わります 」
マオ
「 じゃあ、オレが片付けて来るよ! 」
セロフィート
「 有り難う、マオ。
お願いします 」
マオ
「 任せろ! 」
マオは台車を押しながら収納庫へ入った。