──*──*──*── 廊下
マオは着替えを持って、食堂,便所を通り過ぎ、階段を上がった。
宿泊室の前に着いたマオは、ドアノブを掴んで回す。
ドアを開けて宿泊室の中へ入ったマオは、ドアを閉めた。
──*──*──*── 宿泊室
備え付けられているクローゼットの扉を開け、着替えを置く。
クローゼットの扉を閉めたマオは、ベッドの前に移動した。
マオ
「 夕食に行って来るからにゅいは此処で留守番な。
戻って来たら、一緒に≪ ダンジョン ≫に入ろうな 」
賢者の石:にゅい
「 にゅい〜〜……。
にゅい、にゅにゅい〜!! 」
宿泊室で留守番をするのが嫌なにゅいは、マオの肩の上で可愛く駄々をこねてみた。
優しいマオは案外に流され易いチョロちゃんである為ため、粘ねばって駄だ々だを捏こねてみれば、一いっ緒しょに連つれて行いって来くれるのではないか──と思おもい試ためしてみたのだ。
マオ
「 可か愛わいいなぁ〜〜もう〜〜(////)
可か愛わいく駄だ々だを捏こねても連つれてかないぞ 」
「 ヨッシャー!! チョロいぜ! 」みたいな事ことを一いっ瞬しゅん思おもったにゅい賢者の石だったが、可か愛わいい我わが儘ままなお・ね・だ・り・駄だ々だっ子こはマオに効こう果かがなかった。
賢者の石:にゅい
「 にゅい〜〜〜……。
にゅいにゅい 」
マオ
「 駄ダ目メだよ。
約やく束そくしたろ。
セロが居いてくれるから大だい丈じょう夫ぶだよ。
光レムライト剣けん騎き士し団だんの皆みなさんは、ご飯はんじゃないんだ。
分わかるよな?
食たべちゃ駄ダ目メなんだよ。
に・ゅ・い・は此こ処こ宿泊室で留る守す番ばんだよ 」
賢者の石:にゅい
「 にゅい〜〜〜…… 」
マオはにゅい賢者の石を両手に乗のせると、ベッドの上うえに下おろした。
にゅい賢者の石はベッドの上うえで上じょう下げにジャンプをするが、マオは笑え顔がおでにゅい賢者の石へ手てを振ふるとドアノブを掴つかみ回まわした。
マオが宿しゅく泊はく室しつから出でて行いってしまうと、にゅい賢者の石はベッドの上うえでジャンプをするのを止やめた。
賢者の石:にゅい
「 にゅいーーーーーー!!!! 」
置おいて行いかれてしまったにゅい賢者の石は、ベッドの上うえに置おかれている大おおきめの枕まくらに八やつ当あたりを始はじめた。
枕まくらへ何なん度ども何なん度ども何なん度ども何なん度ども何なん度ども繰くり返かえし体たい当あたりをかます。
にゅい賢者の石の八やつ当あたりは、マオとセロフィートが宿しゅく泊はく室しつへ戻もどって来くる迄まで続つづくのだった。