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唯一無二がありきたりじゃん

20代の頃、よくインディーズバンドのことをnoteというサイトでまとめていた。

自分なりの解釈をまとめてよくXで公開をしていた。

その際「唯一無二」という言葉は使わないように気をつけていた。

色んな雑誌、インタビュー記事などを読むたびに「唯一無二」という言葉が溢れかえっていることに気持ち悪さを感じた。

それだけ使用用途がある世の中にも気持ち悪さを感じたし、それしか知らないのかと思ってしまう。


昨日マッチングアプリで知り合った人と知らないご飯(異国の料理)を食べに行った。

その後、散歩をした。

散歩をする前に駅付近にいたから、もし話つまらないと思ってるなら解散していいですよと伝えた。

そうすると「あなたみたいな人に会うことが少ないからもう少し話してみたい」と言われた。

それは嬉しい言葉だった。唯一無二な存在だからなんて口にされたらきっと私は嫌な顔をしていたと思う。

そして面倒臭い持論を滔々と語り、今度は相手に嫌な顔をさせていたと思う。


人対人になった時、他人は慎重になるらしい。

でも、私はもう誰かのせいで緊張するのには飽きた。

私はもう他人に気を遣うのに飽きた。

そういう意味では自由になったと思う。

中学、高校時代の1人でいて可哀想とか、周りが勝手に作った私でいなくても良くなったから。


知らない人に会えば会うほど、私は私じゃなくなる。

人見知りだったあの頃の私はひどく不自由で疲れていたような気がする。


嫌われても好かれてもどうでも良い。

私は私でしかない。


あなたに好かれたって私の人生は保証されるわけでも潤うわけでもない。

じゃあ、あなたに好かれたって仕方ないね。

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