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足りなかった夏を思い出す

毎年、夏が来るたびに好きな人と花火がしたいと思う。

毎年、夏が過ぎ去るたびに好きな人なんてできなかったと思い出す。

今年も季節の夏を超えて長い夏が終わったけど、例に漏れず、好きな人も花火もできなかった。


花火の時にする火薬の匂いが好きだった。

どこかお線香に似た匂いがするから。

お線香の匂いがすると私を育ててくれた母方の祖父母のこと思い出す。

祖父は今年の冬、祖母は今年の夏に亡くなった。

仕事が忙しく、精神状態もかなり悪く地元に帰れず、お葬式なんて出れなかった。

これまでの人生で死に目に遭ったのは曽祖母と病死した同級生だけだった。

ある意味恵まれていると思う。


仕事は一月から復帰することになった。

年末年始は地元へ帰る予定。

祖父母にごめんねと伝えて、鬱病の幼馴染に会うんだろう。


寒くなるたびにタバコが吸えたら、この寒さも好きになれるのだろうかと思う。

空気階段の踊り場での入れ知恵。

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