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そう言ってほしくなかった

「好きな人」と聞くと恋愛関係だと思い浮かぶのが何だか腹立たしいと思うことがある。

私の「好きな人」と言えば、恋愛関係よりももっと深くて、羨望に溢れていて、かつ尊敬もしている人たちを表している。

「好き」だなんて言葉で伝えるのも烏滸がましいほど、敬愛しているという方が近いのかもしれない。


敬愛(尊敬し、親しみの心をもつこと。)は身にしみてわかるのに、好きという恋愛のことだけが一生わからない。

いや、わかっていたけど歳を重ねるごとにわからなくなっていて苦しい。


多様性だと言われて、1人でいることも寛容になった時代にはなったと思うけど、それでも地元に帰れば結婚、出産、将来、老後、など昔のことで溢れているような気がする。


だから私は3年ほど前に帰省から東京に戻るときに「私は結婚はしない」と大々的に宣言をした。

あの時の母親の表情は何も覚えていない。

いや、見えないように運転している母親の後部座席から言ったんだった。

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