7ビート 二つの約束(前編)
富山さんにせがまれ仕方なく(?)携帯の電話番号&メルアドをGETした僕。
僕からしたら超ラッキーだけど。
あの富山さんが何故僕なんかに番号交換したんだろう?
土曜日に咲姫は早速友達を連れてきた。
咲姫は部屋に入ってきて
「お兄ちゃ~ん友達連れてきたよ~」
すると背の高めの女の子が挨拶をしてきた
「え、えっと高田羽海と言います。よ、よろしくお願いしましゅっ!」
「あ、よろしく」
どうして挨拶を交わしてるかわからない。
ただの妹の友達なだけなのに。
「お兄ちゃん、何か羽海がメアド交換したいんだってさ~」
「え?僕と??」
オイオイ。
「あ、はい!べ、別にそういう訳じゃないんですよ!?咲姫ちゃんと連絡が取れにゃい時に連絡したらわかるかな~って思っただけでしゅからね!?」
かみかみだよ。
「いや別に僕はいいけどさ。僕なんかでいいのかな?」
「ぜ、全然かまいましぇん!!」
「と、とにかく落ち着いて」
フ・・・・モテ期到来か。
メアドを交換した羽海ちゃんと僕、羽海ちゃんは妹の部屋に向かった。
「あ、お兄ちゃん明日日曜日だし街にお買い物一緒に行かない??」
明日か別に用事はないし。
「あ、いいよ行こっか」
「あ、うん。それだけバイバイ」
そう言って向こうに行ってしまった。
それから30分くらいしてから携帯が鳴った。
(ん。咲姫からか)
「明日は1時に渋谷のハチちゃんの像の前に現地集合ね!遅れたら怒っちゃうんだからっ!」
ハチちゃんねぇ
「りょーかい」
と返事を返した。
その日は咲姫とは会わなかった。
夜、22:00頃、携帯が鳴る。
(誰だ?・・・富山さんだ!)
超嬉しい・・・・。
何々?
「明日の1時頃、渋谷で会えませんか?」
場所等が詳しく書かれてある。
その時の行動は後悔することになる。
「いいですよ~明日1時に行きますね」
ん?何か忘れてるような?・・・まぁいっか。
その次の日。
12:30に家を出た。
富山さんが言っていた場所に向かって歩きだす。
12:55分、待ち合わせ場所に着くと富山さんはまだいなかった。
その6分後くらいに富山さんが走ってきた。
「ご、ごめんなさい・・・!服を選ぶのに手間取っちゃって・・・」
「いや大丈夫だよ今来たばかりだし、それに女の子の服は凄く大事だもんね」
「あ、ありがとうございます」
富山さんは清楚な白のワンピースに靴はパンプスを履いていた。
いつ見ても可愛いなぁ。
「どこいこっか?」
「あ、お買い物付き合ってくれませんか?」
「あ、いいよいいよ」
富山さんに連れられ歩き出す僕。
ん?
渋谷?1時?お買い物?
何か忘れてるような・・・・・。
「宗太くん。はやく~~~」
おっと
「あ、は~い」
まぁ思い出した時でいいか。
それから30分後。
携帯の着信が鳴る。
(お、電話か)
咲姫からか。
え?
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
今思い出したぁぁぁぁぁ!!!!!!
咲姫とも約束してたんだったぁぁぁエェエェエェエェエェエェエェエェエェエェエ(゜Д゜ノ)ノエェエェエェエェエェエェエェエライコッチャァァ!!!
僕は静かに携帯を取り出し電話に出る。
「も、も、も、も、もしもし?」
「ちょっとお兄ちゃん!?遅刻してどうしたのよ!!」
「あ、ごめ・・」
「心配・・・・・しちゃったじゃない・・・・・・・」
罪悪感におわれる僕。
「ホントごめん!!今日は行けなくなっちゃったんだ・・・今度また何かで埋め合わせするから今日はホントごめん!!」
「別に今日はいいわよ。今日は羽海呼んじゃったし・・・今度忘れたらもう知らないからね!」
「ホントごめ・・」
ブチップープープープー
切られた。
次忘れたら・・・・・。
「宗太くんどうかしたの?」
「い、いや何でもないんだよ。間違い電話だったみたい」
「何か謝ってたみたいだけど?」
「え?そう?・・・あ!これ似合うんじゃないかな?」
話を逸らす僕。
それから2時間半後。
メールが来る。
羽海ちゃんからだ。
「宗太さん助けてください!! 今人気の無い所を二人で歩いてたら20歳くらいのお兄さんに絡まれて、咲姫ちゃんが危ないんです!今すぐ来てください!」
場所が細かに書いてある。
「あ、富山さん?」
「はい?」
「ごめん急用ができちゃった。ちょっと行ってくるね。この埋め合わせはまた今度するから!!」
僕は返事を待たずに走り出した。
あそこまでなら走って10分くらいで行ける・・・・待ってろよ・・・・・咲姫。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------どうも青木 光ですっ。
どうでしたでしょうか。
後半に続きます。
初めての続ありにしました。
コメント等待ってます。
ではまた明日~♪




