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6ビート 転校生

金曜日の朝、目が覚め時間を見た。

(6:30か・・・起きるか)

軽くのび、起き上がった。

隣を見ると咲姫さき はまだあどけない顔で寝ていた。

咲姫を起こさないように静かに歩き下に向かった。


リビングに行くと母は台所で朝ごはんを作り始めていた。

「おはよ~」

宗太そうた おはよう。」

毎日の何気ない会話を交わしソファーに座りTVを見ていた。

「そういえば父さんいつ帰ってくるの?」

「ん~わかんないけど来週には帰ってくるんじゃない?」

「そっか」

父さんはいつもよく出張やら会社に泊まりこむやらで家を空ける事が多い。


1時間近く経ち。

「咲姫起きてこないね」

「そのうち起きてくるんじゃないかしら?」

咲姫は結構ねぼすけのようだ。

「ハイハ~イ今日の蟹座の運勢はぁ~~~」

出た。

「あら。宗太の出るわよ?」

「あっそうだね」

TVは見てたから僕の発表だってことは分かってたけどなんとなくとぼけて(?)みた。

「7位でぇ~す」

微妙だな、うん。

「続いて乙女坐の運勢うわぁぁ~~~」

この喋り方なんだ。

「1位です!おめでとうございますキラリン体操始め!」

この番組は「キラリン!」順位発表もバラ「キラリン!」バラだしそれに1位が出「キラリン!」るとキラリン体操という「キラリン!」意味不明なダンスをしは「キラリン!」じめるから嫌いなんだ「キラリン!」よな。

ほら「キラリン!」うっとうしい。

「やったわ。私1位だわ」

「そういえば母さん乙女座だったね」

「そうよ。私にピッタリの乙女座ちゃんよ~?」

いい歳して何言ってるんだよ、オバサン。

「あっそろそろ行くね?」

時間も時間だ、玄関に向かう。

「んじゃ、いってきま~す。」

そう言って家を後にする。


学校に着くとすぐ席に着き荷物を整理してから毎日の日課になっている小説を読み始めた。

「---美少女--------」

僕の耳が美少女と言う言葉に反応しその言葉を発した生徒の方に耳を傾けた。

「なんかさ~1年にめっちゃ可愛い美少女が来たらしいよ」

「まじかよ。後で見に行こうぜ」

美少女か。

後でさりげなく見に行ってみるかな。

HRホームルームが始まると担任の国語の石田先生が

「みなさん今日は昨日言った通り席替えをします。これから周りますのでくじを引いてくださいね?」

あぁそういえば昨日なんか言ってたな。

今の隣の奴はいかにも普通の女子って感じの人だ。

席は出来ればここがいい。

隣は誰でもいいが太田桃子ふとだももこ こいつの隣にだけはなりたくない。

太ってて。うるさくて。男子の間で嫌な女子NO.1だ。

そんなことを考えていると先生が目の前まで来ていた。

「では宗太君?引いてください」

「あ、はい」

えっと6番か。

黒板に書いてある座席表で席を見る・・・お!ここじゃん。

僕の(?)特等席の窓側の一番後ろの席。

何か落ち着くんだよな。

「はい!でわ皆さん引きましたね?黒板に書いてある座席表を見て席を移動してください」

みんなが移動し始める机を引きずる音や喋り声が耳に入ってくる。

さて、隣はっ・・・と。

「うわ。宗太じゃんマジ嫌なんですけど~~!!!」

出たよ太田。

ってヵお前だけには言われたくねぇよ。

・・・・・終わったな。

「あれ?私も6番みたい」

それから太田の声。

「あっこれ逆さまだった~~9かよ~宗太先に言えよな~~!!」

意味わかんねぇよデブ。

まぁ助かったよ。

どれどれ隣は?

「よろしくね宗太くん」

あ~・・・・・・・・・キタキタキタキタ━━━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━━━ !!!!!!!!!!

隣は長くて綺麗な黒い髪をした富山麻理とやままり さんだ。

「あ、此方こそよろしくお願いします。」

いつ見てもかわいいなぁ。

「やった♪これでいつでも前言ってた小説見せてもらえるね?」

「あ、あ、うん。そう言えばそうだね」

忘れてた。

あの小説のお陰で俺は富山さんと喋れる機会が一つできた、あの小説買ってて良かった。

「あ、あの宗太くん、あとでね?」

「ん?」

どうしたんだろう?

「放課後に体育館のう・・・

キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。

・・・しいの!」

「え、え?ごめんチャイムで聞こえなかった。もっかい言ってくれるかな?」

「い、いいの。別にまた今度で・・・」

そう言い彼女は少し微笑み先生の方を向いてしまった。

いつもは早く終われ!と思っていた50分授業が今日だけ55分だったらと今、僕は初めて学校を恨んだ。


家に帰ると咲姫も母さんもいなかった。

眠かったのでその日は寝てしまった。

明日から土日の休み。

良いことが起きるといいな。




------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------どうも青木あおき こうです。

どうでしたか?

今日は席替えを題材にしてみました。

僕の学校でもついこの間席替えがあったんですが、隣は・・・・まぁまぁでした。

好きな人は違うクラスなのでなれませんが・・・おおっとここからは秘密ですっ(笑)

ではまた明日~♪






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