23ビート 探り合い
「何してんのよ・・・・」
咲姫は怒っていますオーラを漂わせこちらを睨んでいる。
「こ、これは仕方ないんだよ!」
「何が仕方ないのよ」
「咲姫がからまれた日に途中で抜けちゃったから仕方なくんだよ~」
「私と約束しといてその女ともしてたんだ・・・・」
咲姫は僕と富山さんを一瞥するように睨みつけた。
と、富山さんは悪くないんだ・・・・orz
「話の邪魔をするけどあなた誰なの?」
富山さんが割って入った。
「名乗らせる前に自分から名乗ったらどうなの?」
言葉に怒りがこもっていて怖い・・・・・
「私は富山麻理。宗太くんのクラスメイトだけど?」
「勝った。私は葛城咲姫、葛城宗太の妹よ」
「え?宗太くん妹いたの??」
「あ、うんまぁ・・・」
そうか富山さんは知らなかったもんな。
「それよりあなた何なの?勝ったって。妹だからって何なのよ。そもそも兄妹では付き合ってはいけないのよ?あなたの土俵にのるわけじゃないけど、その時点で私の勝ちだと思うけど?」
と、富山さんが怒っているように見える・・!!
怖ぇぇ。
「残念だけどあなたより私の方がお兄ちゃんのことは何百倍も知ってるわ。それに本当の妹じゃなくて義理だもん。付き合う権利はあるわよ」
「そんなこと言うなら私にだって学校の一面とかあなたの知らない部分はあるわよ」
「なんですって?」
「なによ」
2人はいがみ合いをし始めた。
よし、まかせろ。
「よしなよ2人共。仲良く3人で遊ぼうよ。その方が楽しいよ」
「お兄ちゃんは・・・」
「宗太くんは・・・・」
「「黙ってて!!!!」」
「ハイ!!」
案外仲いいんじゃないのか?
「そもそもねお兄ちゃん。誰のせいでこうなったかわかってるの?」
「そうよ。何か宗太くんて決断力がないっていうかうじうじしてるのよね」
「あら。あんたも意外とわかってるじゃないの」
「あなたもね」
「お兄ちゃんは前からゴニョゴニョ・・・・・」
「宗太くんなんて私の気持ちもゴニョゴニョ・・・・・・」
火が燃え移ったようだ。
すごいスピードで僕の繊細なガラスの心は粉々になっていく。
3時間後。
「じゃあね咲姫ちゃん~♪」
「ばいばい~麻理~♪」
あの後すっかり意気投合した2人は買い物に行き僕にお金・兼・荷物持ちをさせすっかりルンルン気分だ。
富山さんは家に向かって帰ったようだ。
咲姫は新しい友達も出来たこともあってか上機嫌だった。
咲姫と富山さんはメアドを交換していた。
「どんだけ仲良くなっとんねん!!!」
とツッコミたかったがまた放火されそうだったのでやめといた。
家に着き咲姫の部屋に荷物を置いた。
「じゃ僕いくから」
「ありがと」
「ん?」
「べ、別に何も言ってないわよ!さっさと行きなさい」
「へいへい」
部屋を出て後ろでに扉を閉めた。
やっぱお礼言われるのは悪くないな。
・・・・明日は筋肉痛だろうな~。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------こんばんは青木光です。
3日間も小説を休んでしまい本当に申し訳ございませんでした。
急用で北海道の留萌の方に行っておりました。
またこの様なことがあるかもしれませんが支えてください。
ではではまた明日~♪




