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15ビート 告白

家に帰り妹の咲姫さきの帰りを待っていると咲姫はバレーがあるのではないのか、と気づいた。

バレーがあるとしたら帰ってくるのは早くても5時らしい。

それまで何をして待とう。

何て考えている間、母の眞理子まりこが買い物から帰ってきた。

「あら宗太そうた帰ってたのね」

宗太ってのは・・・僕だ。

「あ、うん今日は学校が早く終わったからね」

母は僕の顔をしばらくうかがい何?と聞くと

「何か考えてた様だったから、まさか咲姫ちゃんのことかなぁ~??この変態~♪」

母は面白おかしく言うと買い物袋の中身をしまいに冷蔵庫に向かった。

「ち、違うよっ!」

そう言うと台所の近くからフフフという笑い声が聞こえてきた。

あ、あいつバカにしやがってぇぇ。

的をえられているのが更にいらつかせる。


4時頃、咲姫をのんびり待っているとガチャッと鍵が開いたような気がして玄関に駆けて行った。

扉が開くと咲姫がひょっこり出てきた。

出てきて早々。

「きゃぁっ!ビックリしたなぁ・・・。な、なんでいるのよ」

と言われた。

「き、聞きたいことがあったからさ」

「な、何?」

「後で部屋に行くよ」

「わかった」

よし、後は晩ご飯食べてからでも行けばいい。


夕食後。

僕は咲姫が部屋に行ったのを見計らって5分後に咲姫の部屋に向かった。

いつも通り「ノックしてから入ってねっ♪」の掛札。

ノックに2、3回してからドアのあけた。

姿が見えなかったので「咲姫~?」と呼んでみた。

すると「こっちこっち~」とベッドの方から聞こえてきた。

ベッドに行くと布団を被り顔も体も見えない咲姫がベッドにうずくまっていた。

話しかけてもいいのだろうか?いいよな?

「な、なぁ咲姫」

と聞いてみたすると早く返事が返ってきた。

「な、何よ?」

「あ、あのさぁ今日昼休みの時少し話たろ?」

「うん」

「あの時さ、何かいつもと違うなぁって思ったんだけどさ何かあった?」

・・・・無言。

付け加えてみるか。

「べ、別に勘違いならいいんだよ?そうだようなきっと勘違いだよな?」

「・・・・誰にも言わない?」

「あ、ああ」

少し経つと彼女は布団の中でこもった声で話しかけてきた。

「2時間目の音楽の終わりに同じクラスの人にこ、告白された・・・・」

「え?」

あえてもう一度言おう。

え?

「ど、ど、どんな奴?」

「顔は結構かっこいい。頭もいいらしいし。性格もよさそう」

「そ、そうなんだ」

「・・・・どうしよう?」

「好きになれそうならつ、付き合えばいいんじゃないか?」

「・・・・・それ本音?」

「あ、ああ」

ぶっちゃけ付き合ってほしくないし動揺しまくりだ。

今脈拍を計ったら1分間に150くらいいきそうだ。

大げさすぎたが、ホント動揺している。

彼女は布団から出てきた。

ベッドの上に可愛らしく座り布団にくるまりこっちを見て言った

「私の気持ちを知ってても言えるの?」

こんな時に不謹慎だがホント可愛いな。

「あ、ああ」

長い間の無言。

僕の中では30分くらい経ったのではないのだろうか?という時彼女は口を開いた。

「・・・・そう・・・・・・・・」

そう言うと部屋を出て行った。

頭の中で思いが駆けめぐる。

このままでいいのか?咲姫を渡していいのか?義理の妹と言っても一人の女だぞ?

まるで自問自答するかの様に頭の中を質問が回りに回る。

次の瞬間僕は止まってはいられなかった。

咲姫の腕を掴んで引き留めた。

「嘘、ついたよ」




------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------どうも青木光あおきこうです。

ついさっき小説のお気に入り登録のやり方がわからなかったのですが、出来るようになりました!!

面白い小説を探してお気に入り登録いっぱいしたいと思いますっ。

ではではまた明日~♪







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