14ビート 違い
水曜日。
学校でいつも通りの日々を過ごしてた中。
給食になった。
今日は天丼だ。
このタレとご飯との味が最高だ。
給食が終わるとお昼休みに入る。
休み入ると本を読み始めた僕。
誰かが話しかけて来た。
「何、読んでるの~?」
僕が最近気になっている富山さんだ。
「あ~本だよ、本。」
「見ればわかるよ~」
そう言うと彼女は少しふくれて見せ、また話しかけてきた。
「宗太くんはいつも本読んでて偉いね」
「ん。偉いって訳じゃないと思うよ」
読んでる本が本だしな。
「富山さんは本とかあんま見ないの?」
「ん~割と見ないかも」
そう言うと言葉を更に続けてきた。
「ねぇ、宗太くん」
「はい?」
「私たち友達だよね?」
買い物にも行ったし友達なのかな?
「そうだね」
「だったらさ・・・あのさ・・・・・」
「うん」
「麻理って呼んで?」
「え??あ・・・・うん」
「ホント??やったー♪」
そんなこと言ったらクラスの男子に睨まれるのではないだろうか、という不安を胸に今度から呼ぶことに決めた。
「じゃっ友達と図書室に行ってくるね」
「いってらっしゃ~い」
疲れたなぁ
「-------美少女---------------」
瞬時に僕の美少女センサーがその言葉を聞きとった。
「何かさ~この前転校してきた1年の美少女って噂のやつが今2階に来てるらしいぜ?」
「マジかよ?じゃあ俺髪の分け目整えとかないとな・・・あと香水も」
「お前にくるわけじゃないだろぉ~「シュッ」うわお前ラベンダーかよ」
「ラベンダー好きだからいいだろ~」
そういえば見に行こうと思って行くの忘れてたな・・・・
「宗太~~~~!」
クラスの男子から呼ばれる声がする。
「可愛い子がお前を呼んでるぞ~~」
おいおい・・・。
このタイミングでこれはマズイだろ。
「あ、うん」
まともに喋ったこともないクラスメイトにそんなことを行って入り口に向かった。
耳には色々な言葉が聞こえてきた。
「-----うわさっきの美少女じゃね?-----」
「-----嘘だろ。俺のラベンダーの香水返せよ-----」
「-----宗太っておとなしそうで結構やるじゃん-----」
「-----宗太キショッ-----」
最後のはお前の方がキショいよとツッコミたい太田だ。
ってヵ今時きしょいなんて使わねぇだろ。
そんな言葉に耐えつつ廊下に出た僕は目の前の人に目を疑った。
咲姫だった。
「なんだ咲姫か・・」
そりゃあ確かに美少女だが・・・・。
「なんだって何よ」
口を尖らせこちらを見てくる。
「いやいやごめんごめん、誰が来たのかと思ってさ」
そう言うと咲姫は尖らせていた口を戻しこちらを見つめてきた。
「で、どうかした?」
話を元に戻すと咲姫は口を開いた。
「あ、あのね・・・」
「うん・・・」
5分ほどたわいもない事を話すと咲姫は教室に帰って行った。
席に着くと小説をまた読み始めた。
2つ気になるのだが。
1つ目。
このクラスメイト特に男子からの痛いほど突き刺さる視線。
なんだよ。僕が何か悪いことでもしたっていうのかよ。
2つ目。
咲姫と5分喋っていたが、いつもと様子が全然違っていたこと。
これは何かがおかしいぞと思い、ずっと考えていたが終わらなかった。
そんなことを考えているうちに学校は終わってしまった。
まぁ家に帰ったら聞いてみるとするか。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------どうも青木光です。
昨日は私情で休んでしまいましてすみませんでした。
出来るだけ休まないようにはしますが休む時があるかもしれません。
その時は温かい目で見てやってくれたら幸いです。
ではまた明日~♪




