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13ビート 私だけのもの

痺れた足をひきずり3階の咲姫さきの部屋の前に着いた。

扉には「ノックしてから入ってねっ♪」、と可愛らしい字で書いた掛札が掛けてあった。

2回ノックをし、入るよと言って扉を開けた。

咲姫は奥の部屋のベッドで寝ていた。

ベッドの傍にあった椅子に腰をかけて。

可愛らしい寝顔を眺めた。

頭を撫でると気持ちよさそうに「ん~」と言った。

少し経つと咲姫は目をあけた。

「きゃあああああああああああああああああ!」

え?え?え?え?E?E?E?

「どうしたのぉぉぉぉ!!!!」

母がすごいスピードで階段を駆けてくる音が聞こえる。

僕はクローゼットの中に隠れた。

「咲姫ちゃんんん?」

キキーっ部屋の前でブレーキ音が聞こえた。

バタンッ!

「どうかした咲姫ちゃん!?」

「い、いえ勘違いだったみたい」

「ホントに?何かあったらすぐ言ってね。おばさん飛んでくから」

飛ぶって、今頃そんなこと言うか?

「はい」

「じゃ、おばさん晩ご飯の続き作るからね」

「はい・・・あっ今日の夕食はなんですか?」

「フフ・・・咲姫ちゃんの好きなオムライスよ♪」

「やったー♪」

そう言い母さんは下に降りて行った。

少し経つと「もう行ったわよ」と咲姫が小さな声で行った。

「うん」と言いクローゼットの中から出た。

「で?何?」

冷たく言われる。

「あ、昨日帰ってこれなくてごめん・・・」

「別に朝帰りってのは少ししか怒ってないの」

「ハイ」

強く言い返せない。

「私が怒ってるのは・・・・ねぇ?」

「ハイ」

「昨日、羽海うみの所に泊まったんでしょ?」

「・・・・・ハイ」

「そこが許せないのよ」

「すみません」

「お兄ちゃんは・・・私だけのものなだからねっ!そこを自覚してもらわないと・・・困るわよ」

「え?あ、ハイ」

かわゆすなぁ・・・。

「まぁ今回はこの前助けてもらった件もあるから許すわ」

「ありがとうございます」

「じゃっ行っていいわよ」

「ハイ」

部屋を出る前にもう一度謝っておこう。

「咲姫・・・・」

「何よっ」

「・・・ごめんな」

そう言い出た。

ふぅこの心を癒す為に二次元に飛ぶか・・・・。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~咲姫視点。

「あ、あんな事言われたら許すしかな、ないじゃない」

顔を赤らめてそんなことを思う。

「今日羽海から聞いたからなぁ・・・・。」


2時間前バレー部終わり。

渋谷を羽海と一緒に歩いている。

「ねぇ。羽海昨日お兄ちゃん帰ってこなかったんだよ!酷いよね!?」

「あれ?先輩言ってなかったの?」

「え?」

「昨日私の家に泊まったんだよ?」

「えええええええええ!」

不覚にもかなりの大声を出してしまったと私も今思う。

「ああ~~ふむふむ」

「どうしたの??」

「ねぇ羽海」

「何?」

「あんたお兄ちゃんの事好きでしょ?」

「え・・・」

シシシシ羽海のやつ顔を赤くしてる。

「ど、どうして?」

「昨日バレー部お腹痛って言ってわざわざ休んだのにお兄ちゃんを泊めるなんておかしいじゃない?」

「はう・・・」

「でもお兄ちゃんは私のものなんだからねっ!」

「はう・・・それは卑怯ですよぉ・・」

「だめなのっ!」




------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------どうも青木光あおきこうです。

今日夕食はラーメンを食べてきました。

おいいしかったですね~。

皆さんは何ラーメンが好きでしょうか?

僕は味噌ですっ(笑)

今日はいつもは宗太そうた視点で書いていたのですが咲姫視点を入れてみました。

ではありがとうございました。

また明日~♪


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