9ビート 疑い (前編)
母に散々あれこれと聞かれ、お風呂に入った。
勿論ビリビリ痛かった。
夜、部屋にいると咲姫が入ってきた。
「お兄ちゃん・・・・」
謝りに来たのだろうか?
「いやもうい・・」
「埋め合わせは明日してねっ♪じゃっ」
バタン!
扉を思い切り閉め出て行った。
予想外だな。
あ~寝るかぁ~今日は何かだるいし。
電気を消し、横になる。
次の日。
俺の安眠を妨げたのは一本の電話だった。
「もしも~し?」
「もしもし?私よっ」
「あ~咲姫か?どした~?」
「1時駅前集合ね~」
「え・・おいっ・・・」
「じゃ~ね~」
ブチッ、プープー
一方的だな~
今何時だよ~。
12時半か・・・・ってギャ━━━━━━Σヾ(゜Д゜)ノ━━━━━━ !!!!
急がなきゃ!!
急いで着替えて家を出る。
自転車にのり駅に向かう。
後30分早く電話してくれたらよかったのにぃ・・・
約20分後。
なんとか1時前に着いた僕。
待ち合わせ場所にはまだ誰もいない。
30分経過。
時計をフ、と見る僕もう1時半だ誰もこない、それになにより腹が減った。
更に30分後。
肩に後ろから手を置かれる。
「おい咲姫おそいぞ・・・」
振り向くと、そこいたのは咲姫の友達の羽海ちゃんがいた。
ひどく息を切らせていた。
少し待つと口を開いた。
「さ、咲姫ちゃんなんですけど、部活でよ、呼ばれたらしくこっちに来られなくなったそうです」
「そ、そうなんだ」
ちなみに咲姫の部活バレー部らしい。
「わざわざ教えてくれてありがとね羽海ちゃん」
出来るだけ笑顔を作って頬笑みかける。
そりゃそうだろう。
折角わざわざ教えに来てくれたのに嫌な顔して言われても困るだろう。
「い、いえ当然のことをしたまでです」
顔を少し赤らめている様な気がしたが気のせいだろう。
「これからどうしよっか?折角来てくれたんだからただで返す訳にもいかないよね」
「い、いえ!全然そんなのいりませんよ・・・?」
何かお礼が出来ないかと思いを悩ます。
腹減ったなぁ~・・・ん?
「そういえばお昼もう食べた?」
「いえ・・・ま、まだです」
「じゃあ、あそこで食べよっか」
僕はついてきてと言い有無を言わさず先導した。
店は僕の大好きなハンバーガーショップだ。
「羽海ちゃんは何食べる?」
「じゃ、じゃあチーズバーガーでお願いします」
「うし」
店員さんにチーズバーガー二つとコーラ二つを頼み席に着く。
羽海ちゃんは何か言いたげにしていたがすぐに口を開いた。
「本当にありがとうございます、お金も持ってきてなくてお金も出せないし・・・」
「いやお礼を言うのはむしろこっちの方だよ。それにお金を出すのは男の性っていうかなんていうか」
30分後2人とも食べ終わり外に出た。
「ホント今日はありがとね」
僕は言う。
さよならをし向こうに行こうと振り返りあるこうとすると・・・・
「あ、あの!!」
不幸の車輪は回り始めた。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------どうも青木光です。
どうでしたでしょうか?
次の話は全力全開!したいと思います。
・・・・すみません。
ではまた明日~♪




