✒ 動画配信 4
マオ
「 ──何が起きたんだ!?
オレが──じゃなくて、オレ分身が消えたぁ~~~~!? 」
セロフィート
「 見事に消えましたね 」
マオ
「 何で冷静にコメントしてんだよ!!
画面が真っ暗になって何も見えないんだけどぉ!? 」
セロフィート
「 困りましたね、マオ 」
マオ
「 全然声が困ってないだろぉ!!
セノコン──、ヘルプぅ~~~~!! 」
マオキノ
「 マオ様、セノコンは花壇の御世話をしに行きましたエリ 」
マオ
「 何で途中で抜けるんだよぉ~~ 」
マオキノ
「 ボクがセノコンの代わりにヒントを出しますエリ 」
マオ
「 マオキノぉ~~、助かるよ!
どうしたら良いんだ? 」
マオキノ
「 先ず[ ステータス ]を開いて[ 地図 ]を選択してくださいませエリ。
キャラクターの居る場所を把握してくださいませエリ 」
マオ
「 [ ステータス ]からの[ 地図 ]だな。
[ 地図 ]を開いて、位置の確認── 」
マオ
「 出来たぞ。
次は何をしたら良いんだ? 」
マオキノ
「 [ 地図 ]を見て目的地を選択してくださいませエリ。
目的地を決めたら、〔 決定ボタン 〕を押してくださいませエリ 」
マオ
「 したぞ。
次は? 」
マオキノ
「 [ 非消耗品道具 ]を開いたら、穴を掘るのに適した道具を選択してくださいませエリ。
〔 決定ボタン 〕を押したら、[ ステータス ]を閉じてくださいませエリ。
後は手前に穴を掘り進めながら目的地を目指してくれますエリ 」
マオ
「 へぇ、堀り始めたら自動で良いなんて楽な機能だな♪ 」
マオキノ
「 慣れると便利な機能ですエリ。
マオ様、1回止めて[ セーブ ]してくださいませエリ。
小まめに[ セーブ ]を心掛けて癖付けしてくださいませエリ 」
マオ
「 [ セーブ ]だな。
分かったよ 」
マオが[ セーブ ]をした矢先、キャラクターが落下し、バシャン──という音が画面から聞こえる。
マオ
「 えっ?!
急にどうしたんだ??
何が起きたんだ?? 」
セロフィート
「 どうやら海へ落ちた様です 」
マオ
「 冷静過ぎぃ~~!!
どうしたら良いんだよぉ!
このまだままだと溺死しちゃうよ 」
マオキノ
「 先ず[ ステータス ]を開いて[ 地図 ]を選択してくださいませエリ。
キャラクターの居る場所を把握してくださいませエリ 」
マオ
「また場所を把握するのか? 」
マオキノ
「 必要な手順ですエリ 」
マオ
「 えぇと…………場所は── 」
[ ステータス ]を開き[ 地図 ]を選択したマオは、キャラクターの居場所を把握する。
セロフィート
「 桜色の砂浜へ行くには距離が有りますね。
泳いで渡る必要が有りそうです 」
マオ
「 どうやって泳ぐんだ? 」
セロフィート
「 根性で泳いでください 」
マオ
「 これゲームだろぉ!
根性で泳ぐ必要無いしぃ~~ 」
マオキノ
「 マオ様、何もしないで[ ステータス ]の画面を閉じたら溺れちゃいますエリ 」
マオ
「 えっ? 」
マオキノ
「 [ 地図 ]で珊瑚浜辺を選択すると目的地に向かって自動に泳いでくれますエリ 」
マオ
「 勝手に歩いてくれる泳ぎver.だな!
目的地を決めれば[ ステータス ]画面を消しても溺れないんだ? 」
マオキノ
「 その通りですエリ 」
マオ
「 よし、じゃあ珊瑚浜浜へ勝手に泳いでもらおう! 」
[ 地図 ]から珊瑚浜辺を選択したマオは[ ステータス ]の画面を閉じる。
キャラクターは目的地に選択した珊瑚浜辺を目指して泳ぎ始めた。
セロフィート
「 マオ、[ セーブ ]しときましょう 」
マオ
「 もう直ぐ着からさ、着いてからすれば良いよ 」
セロフィート
「 そうです?
メーターも小まめに確認した方が良いです 」
マオ
「 メーターって、体力メーター,満腹メーター,眠気メーターの事だよな?
大丈夫だって! 」
マオキノ
「 海中は地上よりも疲れ易くなっていますエリ。
体力メーターの減りも満腹メーターの減りも早いですエリ。
体力メーターと満腹メーターが尽きると溺死しちゃいますエリ。
[ セーブ ]はしといた方が良いですエリ 」
マオ
「 そういうのは海に落ちる前に教えてほしかったな…… 」
[ ステータス ]の画面を出そうとした矢先──、キャラクターの疲労度がピークに達した為に体力メーター,満腹メーターが0になってしまった事により、キャラクターは力尽き、海中に沈んでしまった。
セロフィート
「 おや、ゲームオーバーしましたね。
もう少し早く[ セーブ ]していれば良かったですね、マオ 」
マオ
「 何で嬉しそうに言うんだよぉ!! 」