俺はチート持ちだった
設定考えるのは面白いけど、
基準がガバガバかもしれない
「もう、朝か」
俺は眠そうな目を手でこすり、
大きな欠伸と伸びをしてからベッドから
だるそうに起き上がる
時間の確認をしたらAM7:00だった
そしてカーテンを開けた。
見慣れない物が道路を歩いていた
「ゴブリンがいるー!!!なんでー?」
ゴブリンを見た途端意識は完全に覚醒した。
なぜゴブリンがわかったかと言うと日頃からゲームや漫画などを読んでいたからだ
取り敢えず昨日あったことから確認していく
「やっぱ、昨日轢いたのって
ゴブリンなんじゃね?」
と勝手に1人で納得した
そしてテンションが上がっていく
なぜなら今日いくはずだった
会社に行かなくてよいと言う思考と
退屈だった毎日が変わったのだと両方に
俺はテンション上げ上げだった
“ドン、ドン”
不意に音が聞こえて体がビクッとなった
上がったテンションは戻っていき
ちょっとした恐怖を感じた
俺の部屋は1Rで風呂とトイレ別になっている
俺はどっちから音が聞こえたのか分からなかったが
取り敢えず部屋との隔たりがないキッチンというかシンクの方へ行き包丁を持ってトイレの方へ行き
扉の前に止まり深呼吸してから扉を開けることにした
「すぅー、はぁー」
呼吸が整ったので、包丁を振り下ろせるように構えてトイレの扉を思いっきり開けて前方を確認する前に包丁を振り下ろした。
「はぁはぁ、いねーじゃん」
緊張のあまり、呼吸が乱れる
殺すか殺されるかの世界になってしまったのだから
次は風呂場を確認する
風呂場は洗い場と浴槽の2畳程度あるので、
確認してから攻撃しようと決めた。
再び呼吸を整えてから浴槽の扉を開けた。
「いたー、おりゃー」
浴槽の中にゴブリンが突っ立っていたので
首の横から包丁を入れた
難なく殺すことができゴブリンは赤い石に変わった
不思議なことに血の一滴も浴槽内には落ちてなかった
《スガ_ケンゴのL vが3に上がりました》
脳内でレベルが上がった事を伝えられた
「そう言えば昨日ステータスが
解放されたとか言ってたから見てみるか」
俺は風呂場から出てシンクに包丁を置き
1人用のソファーに座った
「ステータスオープン」
と唱えたら目の前にホログラムような
板みたいな物が出てきた
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スガ_ケンゴ(21)
L v3 next 15
人族
職業:未設定
SP:160
HP9/9→14/14
MP16/16→26/26
STR:9→12
VIT:8→11
DEX:8→13
AGI:9→11
INT:16→24
MND:14→22
LUK:10→12
スキル:
固有スキル 適応力
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取り敢えず、上から見ていくことにした
名前、歳、レベル、種族
まぁここまでは何の問題もないと思えたので
職業について考察してみることにした
職業のところを押せるかやってみたところ
選択できる職業が出た
剣士、戦士、魔法使い、盗賊、市民、調理師、無職
この中から選ばなければならないみたいだ
市民と、無職以外は見習いから入るようだ
画面の端っこには注意書きがあった
•未設定の場合と、再就職の時はSPは使用しないが新たに転職する際はSPが必要になる
(職業のランクによって変わる)
•職業のレベルアップはSPと経験値で行える
•スキル獲得の際にSPを使用する
•スキルのレベルアップはレベルと同等のSPを消費する
「なるほど。だからこんなに多くもらえるのか」
このステータスから考えるに
魔法使い(見習い)が妥当か、
正直市民と無職は無いな
調理師はあっても解体と
料理が上手くなるくらいだろうし、
そして俺は魔法使い(見習い)の所を押した
すると未設定だった欄が魔法使い(見習い)に
変わった
《魔法使い(見習い)に転職した事を確認》
《一部のステータスが上昇しました》
《全属性の初級魔法(一部)をスキルとして獲得》
「なんかやったぜ」
さっきのゴブリンを殺した事も忘れ、俺は
テンションが上がっていた
次はSPを押してみた、そうすると説明が出た
ステータス増加、職業の転職及びレベル上げ、
スキルの獲得に使用できます。
※固有スキルには使えません
「じゃあ、スキルを選んでからステータスの方は考えるかー」
俺はスキルの所を指でタップする様に押すと
沢山のスキルが出てきた
あれこれ悩んだ結果獲得したスキルは•••
《索敵のスキルを10SPを消費して獲得しました》
《隠密のスキルを10SPを消費して獲得しました》
《魔力操作のスキルを10SPを消費して獲得しました》
《危機回避のスキルを10SPを消費して獲得しました》
《アイテムボックスのスキルを50SPを消費して獲得しました》
「こんなところでいいかな?」
次はスキルレベルアップをする事にした
残りのSPは70しかない
「アイテムボックスからレベルを上げて必要な物だけ入れるか」
昨日買い込んだ食材をアイテムボックスに入れたら満タンになった
アイテムボックスボックスのレベルを2に上げて
調理器具と武器になりそうな物を探していく
「確か修学旅行で買った木刀があったはず」
修学旅行で北海道へ行った際に買った洞爺湖の名が書いてある2000円もした木刀を押入れで見つけた
木刀はベルトと共に机に置いた
「後は、着替えだな」
着替えを少し入れたら満タンになったので
アイテムボックスのレベルを3にあげた
全ての着替えが入ったので、
黒のウインドブレーカーを着て、
机に置いたベルトと木刀を装着した
「ほかのスキルのレベル上げなきゃ」
残ったのは64SPだ
他のスキルをレベル3まで上げた
残りは40SPだ
今後のことも考え、残して置く事にした
勝てない敵が来たら随時上げていく事にした
それに、鑑定スキルも欲しいしさ
「おー、なんか視界が広くなった気がする」
ステータス画面に戻り、1番下の固有スキルの所をタップしたが、反応は何も無かった
隣の適応力をタップすると説明が出た
【適応力】
最速でモンスターを殺した者に与える固有のスキル
特典:必要経験値半減、SP獲得倍
「チートスキルだったのか」
俺は自分のステータスににやけていた
「そろそろ行くか、念のために
携帯電話はマナーモードにしてと」
俺はまだ見ぬ異世界へ行くために
玄関の扉を開けるのであった
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スガ_ケンゴ(21)
L v3 next 15
人族
職業:魔法使い(見習い)Lv1
SP:34
HP:14/14
MP:26/26→30/30
STR:12
VIT:11
DEX:13
AGI:11
INT:24→26
MND:22→24
LUK:12
スキル:初級魔法(全)レベル1
索敵Lv3
隠密Lv3
魔力操作Lv3
危機回避Lv3
アイテムボックスLv3
固有スキル 適応力
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読んで頂きありがとうございます