Jail-Bird
“口だけで生きたくないんだ”
その言葉通り 自分を嫌って
“お前に何が分かるんだ”
聞かれた日には 返す言葉もない
「人見知り」 「一匹狼」
ありふれたフレーズに溺れて
苦労話など話しはしない
その方がかっこ良いじゃない
雨水さえ 透き通ってるじゃない
そうだ 今日も考えてみる
閉じかけた門の前で
ちゃんと準備してた自分は・・・
そうだ
少し丈の長すぎたズボン
絞らずにはける日を待ってた
もしも今以上が欲しいなら
いつかあなたに見せてあげたい
“僕のこと覚えていますか?”
そんな気持ちは 口に出さないから
世界の明日に背を向けよう
信じた場所へこの身を置いて
水を掬いに行ったきりのあなたを
いつまでも待っていたい
そうだ 今日も佇んでる
錆びかけた門の前で
あなたを最初に迎えるために
傘さして待ってる
そうだ
「人見知り」 「一匹狼」
ありふれたフレーズに溺れて