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この手に…。
遅くなりすみません!
そして、短いです!
「ここまで来ればもう安土の領内に入ったも同然!こっからはゆっくり行こうか!ねっ!オヒメサン!」
信介を撒いた自信からなのか明智の気持ちはだいぶ浮わついていた。
自身の主君である織田信長公の想い人の手を引き楽しそうにはしゃぐ姿は城下の者の目に入りながらも彼らは見なかったことにしてくれているということを明智はわかっていなかった。
主君の耳にでも入れば処罰は免れないであろうことは簡単に城下の者たちには想像できたからである。
しかし、明智には関係なかった。
主君のことを信じているのはもちろんであったがお姫様の体だけでも取り戻せた歓喜により明智は回りの視線を気にすることをすでにやめていた。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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