暗闇オニゴッコ
暗闇とついてますが暗闇は特に関係ありません!
「とりあえずここまで来たら大丈夫かな?」
そういうと明智は私を下ろしにこりと笑みを浮かべた。
「ひさしぶりーオヒメサン♥逢いたかったー!」
そう言って私をギュウーと抱き締めた。
「もう、3年も会えてなかったから!寂しかった!」
そのまま捲し立てるように彼は続ける
「信長様の命令のお陰で俺が一番に会えた!このまま信長様のところまで行くからな!」
私に意見も言わせないようにするとまたもとのように抱き上げそのまま尾張の方まで私を連れ去ったのだった。
「京姫様がいらっしゃらない…。何処にもどこにもいらっしゃらないっ!織田が連れていったのか?キョウ姫様ぁどうして俺をおいて!」
うぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!
バンッ!!
名取信介は叫びと共に辺りを破壊するとそのまま彼女を追いかけて城から飛び出したのであった。
「殿?」
「まだ、まだだ。再び魂が集うそのときまで…。」
キョウ待ってよー。
早く来なさい!時間は待ってはくれないんだから!
えぇ?どういうこと?
すぐ分かるようになるわ。そうすぐにでも…。大人になるなんてあっという間よ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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