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戦国狂言  作者: 悪魔の道化師
13/23

城下町の京姫

この、4色ゲームの分岐だったら大事だなー!

と思いつつ書いてます。


この、話では大事ならないはず…。


答えはあとがきに!


城下町にこっそりと来たはずなのに何故か隣には信介 (こう呼んでくれとのこと)がいた。


普段の黒装束ではなく一般的な着物をまとっている姿はなかなか、様になっている。


しかも、イケメンなのでさっきから看板娘たちの視線がすさまじいのだ


私は、彼女の体に入っている?憑いている?おかげで睨まれた!とおもったら彼女たちが逃げていくのを見てやっぱりこの体は相当の美人さんだなとますます思っている。


とりあえず、隣にいる信介は無視して歩いていくと簪屋(かんざしや) 

にたどり着いた。


そこには、色とりどりの簪がおいてあり、見事な細工が施されていた。


私は、赤と青と黄そして、白の簪が目に入る。


何故かその4つの簪が気になり店主が持ってきたちょうど簪が並べられるほどの木箱にクッションをしいた現代でいうカゴのような役割の箱にそれらを並べひとつひとつ手にとってみる。


赤は、まるで炎のように見る角度によってその色を変える。


まるで、あの人のような暖かさと荒々しさを感じるものだった。


青は、一見冷たく感じられるが実は穏やかな色をその中に宿している。


まるで、彼のように本心を隠すような色合いを感じた。


黄は、どんなときでもわたしに、元気をくれる。


まるで、例え己が犠牲になってでも守ろうとしてくれる貴方のように。


白は、何も知らない、わからないけれど無くてはならない。


まるで、影でいつもわたしを、支えてくれている君のように。



私は、なぜか頭にそんなことが浮かび結局簪は買わずにその店を出ようとした。


「ちょっとお待ちくださいませ!」


店の店主が慌てたように二人を引き留めるそして、手に持っていた黒蝶の飾り簪を私に渡した。


「よろしければ、そちらをお持ちくださいませ。お代は結構でございます。とある方が貴女様にと買って行かれたものでものでございます。」


そう言って、すぐに店に戻っていった。


私はしばらく呆然としながら簪を見つめた。


「京姫様着けて差し上げます。」


そう、こっそり耳元で信介は囁き私の手から簪を抜き取るとあっという間に私の髪を弄り簪をさしてしまった。


「えっ、あっ、ありがとう」


ほとんど、素で信介にお礼を言い私は逃げるようにして歩き出した。

最後まで読んでいただきありがとうございました!


感想などありましたらよろしくお願いいたします。


赤は、織田信長

青は、伊達政宗

黄は、武田信玄

白は、名取信介


皆さんのイメージは何色ですか?

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