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第4章 文月(ふみつき/ふづき)の章

4-1 マラソン大会

体育祭の目玉はやはりマラソン。全生徒からの選抜でマラソンは行われる

青井 「よかったよ、選手に選ばれなくて……」

山本 「夕菜が選ばれるわけないじゃん。遅くて、すぐ転ぶし」

青井 「そんなことないもん。これでもかけっこは早いんだぞ!」

山本 「それは、足は足でも逃げ足だけだろ…」

青井 「ううううううう。そんな事ないもん…絶対に」


青井 「ねえねえ、あそこのトップで走っている人って誰?」

生徒女「夕菜、知らないの?ほら、三年の御堂さんだよ」

青井 「御堂さんって………」

友達 「夕菜もテレビぐらい見るでしょ?いま人気のドラマに出演している、アイドルの御堂光!」

青井 「あぁ〜私も見てる。道理でドコかで見たような顔だったんだな…で、なんでそのアイドルがマラソン大会に?撮影かなにか?…で、カメラはどこ?」

友達 「マラソン大会にアイドルでなくて、アイドルがマラソン…マラソンがアイ…もうわかんなくなっちゃった」

生徒女「だーかーらー、御堂先輩はここの学園の生徒で、仕事が芸能人だということ!」

生徒女「で…生徒がマラソン大会に出ることは普通のこと…わかった」

青井 「そうなんだ…うちの学校にアイドルがね……ふむふむ」

生徒女「あんた、もし友達になろうとしても無理だと思うよ?念のために言っとくけど、取り巻きファンが結構いるんだから、この学校の中にも…あんたの入り込む隙間ないよ」

青井 「ふ〜ン…あんまり興味ないな」

青井 「じゃ、私はテラスに行ってくるね。…うちのクラスがトップを走っていたら、もっと見る気にはなるが…これじゃね」

山本 「先生に見つかるなよ〜」

青井 「ご忠告ありがとう。気をつけるよ」

山本 「それを言って、何度先生に見つかったんだよ」

青井 「気にしない気にしない〜」


4-2 渡り廊下

青井 「あれ、柊さん。どうしたの、こんなところで?」

柊  「青井さんこそ。どこか行くの?」

青井 「うん、ちょっとテラスまで…」

「それより…なんだか顔色悪いよ?大丈夫?」

柊  「大丈夫だと思う」

青井 「大丈夫と思うって言ったって、見た目大丈夫じゃないよ?」

柊  「まあ、いつものことだから気にしないで?」

青井 「そんなこと言われても、保健委員として見過ごしはできません!」

青井 「保健室いこ?」

柊  「少し休憩すれば大丈夫だから…」

青井 「遠慮しないで…」

夕陽は夕菜に連れられて保健室に向かった


4-3 親友

青井 「先生〜おじゃましま〜す」

「アレ?先生いない〜?」

「まあいいか……とりあえず柊さん、ベッドに寝てて」

柊  「うん…」

夕陽はベッドに腰掛けた

青井 「寝なくて平気なの?」

柊  「うん、大丈夫よ」

青井 「柊さんって、体弱いの?」

柊  「弱いって言うか…私ね、少し喘息で」

「それに…今日はちょうど生理も重なっちゃったし」

青井 「それは辛いね。あ、だから体育も休みがちなんだ?」

柊  「うん、そうなの」 

青井 「それなのに副委員長の仕事までやってて、大丈夫なの?」

柊  「まあ、一度引き受けたからにはちゃんとやらないとね」

青井 「そんなの気にせずに断っちゃえばいいのに…。柊さんは普通の副委員長の仕事だけでなくて、委員長の仕事までしてるみたいだし」

柊  「せめて、みんなの手伝いできたらと思ってね」

青井 「私、委員長は苦手だな…いつもうるさいし」

柊  「でもね、委員長は悪気無いと思うよ?」

青井 「悪気あったら大変だよ…」

「それにさ、柊さんもいつも忙しくしてて、何だか私なんかと話したくないのかな〜って思っていた」

柊  「ぜんっぜん、そんなこと無いよ?青井さんっていつも明るくて、逆に私は近づけないと思ってたぐらいだよ」

青井 「よかった…私たち、同じこと考えてたんだね」

柊  「ふふ…そうだね♪」

青井 「なんか、柊さんって呼ぶのは私らしくないと思っていたんだ」

「今日からは私らしく、夕陽って呼ぶことにするから。うちの事も夕菜って呼んでよ」

柊  「ゆう…な。何だか照れくさいね」

青井 「そこまで真剣にならなくてもいいよ」

柊  「なんだか、青井さんと友達になれて元気が出てきたみたい」

青井 「また、青井さんって言った」

柊  「あは♪慣れるように努力シマス」

「私、まだやり残した仕事もあるし、夕菜ちゃんのおかげで元気が出てきたから行くね」

青井 「本当に平気なの?」

柊  「うん。心配してくれてありがとう」

青井 「それじゃ、行きますか。何かあったらいつでも相談してね」

柊  「もちろん夕菜ちゃんもよ?」

二人は明るい顔で保健室を後にした。


テラス

青井 「ここのパフェだけは絶品なんだよね〜。でも一日に限定数があるからなかなか食べられない…マラソン大会様様だな。ちょ〜うまうま」

男  「君、ちょっとこの席をあけてくれないか?」

青井 「は?」

男  「この席で打ち合わせしたいので、席をあけてくれないかと言ってるんだ」

青井 「席なら他にもあるでしょ…食堂の中にもたくさんあいているし、そっちに行ったら?」

男  「いや、中は人が大勢いるし、ここなら他の席から離れているので…」

青井 「見えないの?私は今、至福のときの真っ最中…お取り込み中…DO not disturb 理解できる?」

御堂 「どうしたんだ、マネージャー」

マネージャー「こちらのお嬢さんが席を譲ってくれないのですよ」

青井 「なんか知らないけど、この男の人が席をとろうとするのですよ」

御堂 「ははははは、面白い子だ…マネージャー、ここでは僕は生徒なんだよ。そんなことしないでくれよ」

マネージャー「失礼しました」

御堂 「悪かったね。えっと、君の名前は?」

青井 「一年の青井夕菜です…で、君のお名前は?」

御堂 「ははははは、本当に面白い子だ。僕は三年の御堂光」

青井 「知ってますよ、有名だもの。聞いてみただけ」

御堂 「マネージャー、あなたは車に戻って待っててくれ。打ち合わせは移動中でいいだろ」

マネジャー「…わかりました。では車でお待ちしています」


御堂 「ごめんね、青井君。不愉快な思いさせちゃって」

青井 「気にしてないよ」

夕菜は御堂の話より (パフェに夢中)

青井 「ん?なに見てるのよ?」

御堂 「いや、あんまりおいしそうに食べているから」

青井 「うんうん、おいしいもん」(パフェに夢中)

御堂 「そうじゃなくて…僕がいるところで、そんなにパフェを夢中になって食べる子がいるなんて珍しいのさ」

青井 「そうかな〜?私は普通だと思うけど…えっ、もしかして、キャー御堂さんだ!御堂さんがこっち見た〜♪って言ってほしいの?」(パフェに夢中)

御堂 「いやいや、そんなことは無いけど。青井くん見たい子が何だかすごく新鮮に思えてね」

青井 「私のこと、青井でなくて夕菜でいいよ。それに早く行かないと、あのうるさいマネージャーがまた来るよ…それか、あなたの取り巻きが…」(パフェに夢中)

御堂 「おっと、そうだった。じゃ、僕は行くから…そうそう、今度デートしようよ。連絡するよ」

青井 「うん…お仕事がんばってね〜応援しているよ…」(パフェに夢中)


いなはさんへ・・・メール送信 From 涙

---7月×日

---日記をみてて オレもなんか このままじゃけないなと 感じました

---すごい 進展じゃないですか・・・

---雷がきらいなんですか?? オレは平気だな

---これから 夏に入るから・・いいチャンスですよ

---いつも いなはさんの日記の事しかかかないけど すこし 自分のこと書きます

---今年高校生になったばかりの男

---趣味は なんだろうな???

---結構 料理は得意なほうぐらいかな

---まあ まだまだ 修行中ってところかです

---すきな タイプの女の子は やさしい子 見た目はショートカットなんかいいな

---いなはさんの彼氏って どんな感じなのですか? よければ教えてくれるとうれしいです

---また お便りします


デートのお誘い

夕菜の携帯が鳴った

青井 「ほーーーい。夕菜はただいま電波の届かない場所に居るか、食べ物を口にほうばっているので、電話に出ることができません」

男  「もしもし…夕菜君?」

青井 「おっと……誰?」

男  「僕だよ、御堂です」

青井 「御堂さん?なんで私の携帯番号を知ってるの?」

御堂 「いや、自宅に電話して夕菜君に用事があると言ったら、妹さんかな?教えてくれたんだよ」

青井 「でも私の自宅の電話はなぜ?」

御堂 「理事長がすぐ教えてくれたよ」

青井 「そうなんだ…あの理事長〜!」

御堂 「えっ!?」

青井 「なんでもないです、独り言!」

青井 「ところで、私に何の用事?」

御堂 「こないだ約束したでしょ、今度デートしようって」

青井 「しましたっけ?」

御堂 「まったく、夕菜君は面白いね。それで、どんなところがいいかと思っていたら、うちのスタッフがいくつかチョイスしてくれたんだ」

青井 「そうなんですか」

御堂 「それでね、夕菜君も知っているかもしれないけど、山下町にあるカフェテラーゼっていう店にしようかと思って。今度の土曜日、あいてる?」

青井 「知ってる〜知ってる〜!あのお店、超特大のパフェあるんでしょ?土曜はあいている…誰がなんと言おうとあいてます!」

御堂 「よかった…じゃ、土曜にスタッフの車を回すので、それに乗ってきてよ。僕は間に合うと思うけど、近くでロケが入っているのでそれが終わったら 向かうから」

青井 「了解しました〜。で、時間は何時ごろ?」

御堂 「そうだな…ロケ終了が2時なので、3時には行ける。車は2時半には 向かわせるよ」

青井 「わかった。2時半ね」

御堂 「じゃあ僕は仕事があるから。また、土曜日にね」

青井 「またね〜」

青井 「ううううう、やった!いつかはあそこのパフェに挑んでみたかった…念願達成、御堂に感謝!!」


驚きの電話

ある夜、夕菜の携帯が突然鳴った

青井 「うぅ〜ん…電話だ…だれ〜?夕菜様はもうとっくに爆睡なのに…」

夕菜はベットの隅に置いてあった携帯をとり電話に出た

青井 「ふぁ〜い…夕菜です……だれ?」

琴葉 「ゆうな〜大変だよ〜!」(>ω<;)

青井 「志保?どうしたの?」目をゴシゴシ 寝ぼけモード

琴葉 「今ね、委員長から電話あって、夕方に学校で火事があったんだって!」

青井 「それはそれは…大変と言うより、ちょっと嬉しかったりして…」

青井 「で…学校が休校のお知らせとか?」

琴葉 「何言ってるのよ!夕菜、まだ寝ぼけてない…?」

琴葉 「学校は学校でも、桜の木が火事になっちゃったんだよ〜!」

青井 「え、桜の木が〜!?」Σ (;’□’)

琴葉 「そうなんだよ!」

青井 「それで、原因はなに?」

琴葉 「それもまだ良くわかっていないと言っていたよ、委員長が…」

青井 「う〜ん…桜の木も大事だけど、私は今は睡眠のほうが大事…」

青井 「志保も早く寝たほうがいいよ?明日も早いんだし」

琴葉 「それで私たちにも、明日は早く登校してほしいと委員長が言っていた」

琴葉 「伝えたよ〜夕菜」

青井 「ほほ〜い…じゃ、おやすみ〜」

青井 「桜が火事か……じゃ、目覚まし10分早くにしとくか」

青井 「この様子じゃ多分、委員長も電話かけてくるな。携帯の電源を切っておこう。OFFをぽちっとな!」

青井 「おやすみなさ〜い」


名探偵登場

夕菜が桜の木の近くの橋の上に行くと もう何人かの夕菜の友達は登校していた

さくら木のある所には もう誰もいないが ロープが張ってあって 入ることができない


青井 おはよう みんな(^◇^)〜♪

緑川 おい 青井遅いぞ

生澤 夕菜おはよう〜♪

青井 私にとっては いつもより 早く来たぞ

ところで 何時 火事になったの?

緑川 昨日の体育祭が 終わりの時らしい

青井 だれかが 火をつけたんだ?

柊 なんで そんなことするの?

青井 そうなんだよね 

で・・・現在 わかっていることって 何

柊 結局 みんなしらないんのよ 噂だけはいっぱいあるけど

黒岩 昨日居た 消防署の人の話だと 火が確認されたのは 体育祭最中の 大体2:30分ぐらいかな

火がついているのを 見つけたのは この学校の生徒 先生が駆けつけ消化にあたり 小火程度で 延焼はなかったみたい その後 消防職員が来て 現場検証をおこなった そんなとこかな

青井 すご〜い まるでドラマの刑事さんだ

緑川 青井さんと 琴葉さんは なんで 火事のことを・・・しらなかったの?

琴葉 ・・・・・・・・・・

青井 もちろん いつもの ふけです・・・・志保とマックに・・・・

緑川 Σ(゜∇゜|||)はぁう

琴葉 そういえば 途中で サイレンの音聞こえたね 夕菜

青井 うんうん アレがそうだったんだ Σ(゜□゜)

黒岩 俺も 近くに居たんで・・・火がついて 騒ぎに起こってすぐ 現場に駆けつけたんだ

先生たちが かけつけるのと 同時かな?

青井 そのときの状況 すこし 教えて

黒岩 先生たちは 危ないからここから離れろと 生徒をこの場所から退避させて 川からの水と 放水ようホースで 消化にあたっていたな 

青井 それで ほかの人たちは??

黒岩 ほとんどが 橋手前から 状況を見てたって感じ

俺さ デジカメラで そのときの状況だけ 収めたんだ

青井 すご〜い・・・いつも 盗撮陽に持っているのですが?(¬_¬)

黒岩 もっているわけないだろ ( ゜Д゜)ゴルァ!!

青井 で・・・その画像は 今も、もっているの?

黒岩 あるよ 俺なりに検証してみようと 昨日ちょっと 画像からのデータとってみた

生澤 データって 何んの?

黒岩 俺 まず 火事の現場の録画をみて 現場で 見ている人が誰かと 確認して

青井 ねえ 実習室いこうよ でないと 聞いているだけだと わかんない

黒岩 そうだね そうしようか?

そういうと 6人はパソコンのある 実習室に向かった


名探偵登場2

青井 じゃ 刑事さん続きをどうぞ

黒岩 で 解ったのは そのとき現場にいたのは 30名 生徒26名と先生4名

火事が起こったときには そのうち 8名が現場に居たみたい

あとは 騒ぎ後駆けつけた あと集まってきたわけ 裏つけもしてある

柊 全員に話をきいたの??Σ(○O○|||)

黒岩 捜査の基本だよ基本

生澤 それで 発見者の証言は??

黒岩 それが 変なんなんだ? その8人は すぐ近くに居て 火事に気がつくまで 怪しいというか お互い8人いがい みた覚えないといっているんだよ その 火をつけた犯人 仮に影の放火魔としよう 影の放火魔 が さくらの木にひをつけて 現場から立ち去るのは 無理なんだ ほら みんなも知っているように

黒岩は パソコンにだした 学校の地図を指差しながら説明した このさくらの木は 小さな島の中央にあるわけだし いま打ち込むけど 火に気がつくまでは 現場にいた 人たちの場所は ここと ここと・・・ここかな パソコンに 丸く印がついた 木の小島から出るには テラスに向かう ほら ここの橋をとうらないといけないし この場所は 現場に居た全員が 目撃してします

生澤 じゃ 影の放火魔は 火をつけて この八人の生徒にみられないまま 現場から消えたと言うこと??

黒岩 そうなるね 川の幅は6メートル 条件次第の密室になる事件だ

青井 じゃ 犯人は その8人のなかかな

黒岩 現段階では しぼられるのは そうなるかな?

生澤 私たちが できるのは ここまでなの?

黒岩 せっかく ここまで調べたんだ 絶対にさくらの木に火をつけたやつ 影の放火魔をつかまえてやる じっちゃんの名にかけて!!

青井 健吾のおじいさん 普通の人でしょ (-_-;)


生澤 ところでさ 何で この8人ここにいたの・? ふつうだったら 誰にも見られないところ行くのに ねえ・・・夕菜

青井 Σ( ̄ロ ̄|||) お願いだから 私に振らないで

生澤 いちゃいちゃを 人にみられたい 人たちばかりだったのかな・・・エッチ!!

黒岩 ?・・・・・? なにか 引っかかる・・・なにかが ・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・ キタ━(゜∀゜)━!!!!!! 俺の推理が正しかったら 影の放火魔は そのとき その場にいたんだ 委員長 昨日の現場に居た人たちを 昨日の同じ時間に 集めてくれ あとは 先生に言えば わかるからさ 俺 これから 薬研先生のところにいってくる

柊 先生が 犯人なの?? 

黒岩 いや 違うから安心して・・・それより 放課後現場で・・・・

緑川 じゃ 俺も全員に召集かけるよ

そういって 全員は謎をのこしたまま 放課後をまつのだった


名探偵登場3

黒岩 みんなに集まってもらったのは 影の放火魔の正体をみんなに見てもらうため

黒岩は メンバーに話したことを再び 昨日ここに居た人たちに 話をした

黒岩 で・・・・俺が なぜと思った事が 解決したらすべて 謎がとけたんだ 薬研せんせい もってきていただけましたか

薬険先生 ふむ 

黒岩 先生は 頼んで置いたものをお願いします その前に 昨日 ここに居た人にお聞きしますが?

生徒 はい

黒岩 みなさんは あの時間に みんなに見られていても みんなが一緒にいた 理由あるんですよね

生徒 ・・・・・・・・・?

黒岩 じゃ 昨日を再現してみましょう みなさん 一緒にいたみたいなので 昨日と同じ場所に座ってください

生徒は とりあえずと言う気持ちで 言われたままのように座った

ソロソロかなと 時計をみる 黒岩

黒岩 なぜ 皆さんが この時間に この場所に集まって座っていたか? しかも お互いみれるし 橋のほうからも 見られてしまうのに この場所に座るのは 面白い関係あるんですよ それは アレだ・・・

と黒岩は 校門の法を指差す

黒岩が 指差したほうをみると 全員はハッとして 目をつぶってしまった

黒岩 そうなんです 木のこちら側に 座ると 太陽とは逆になるので 気にはしなくても この時間 みんなが 必然的に こちら側に あつまって 座るのです そう 向こうは まぶしくて 座っていられないのですよ この時間は 太陽は南から西に傾いたばかり 皆さんが 考えないで座るのが 北側の橋の見えるほうとなるわけなんです

黒岩 それに昨日は 体育祭のため いつも以上に ごみが多くなる その偶然がかさなったのです


黒岩 先生 どうですか?

薬研 もうはじまったぞ

黒岩 木の逆側みてください


そこをみると 木からまた 黒いけむりが 小さく出ていることがわかる

生徒 また 火事が起こった〜〜

黒岩 先生もう大丈夫です

先生が 一メートルほど移動すると 木からのけむりは見えなくなった

-黒岩 そうです 影の放火魔は君だ!!・・・・・・・

と 黒岩は指をさす そこには ペットボトルかあるだけ

黒岩 そうなんです 火事の原因は 生徒が捨てていったと 思われるペットボトルなんです ベットボトルが レンズ効果を生み 今回の火事になったのです わたしは この事が 原因と気がつくと 先生に頼んで 先生が研究している 天体観測シュミレーションと エネルギーの蓄積シュミレーションを つかって 今回の原因の因果関係をわりだしたのです 先生ありがとうございました ・・・・とりあえず 仮説として 報告の方よろしく おねがいします 

生徒 そうなんだ 日ごろの私たちの行いが 火事を招いてしまったのですね

黒岩 こんかいは これくらいで だいじっょうぶだったが 次回が おこらないよう 俺たちもきよつけるべきかと

生澤 みてみて 昨日の こげたとこの横を

そこには ちっさいけど 新しい芽がでていた・・・・・・・・


先輩とのデート

校門前

大きな キャンピングカーが 校門の前に止まった ちょうど 生徒の下校の時間にかさなったため その大きなキャンピングカーは 注目の的になってしまった

生徒A みろよあれ・・・すげーじゃん 誰の迎えだよ

生徒B ほんと すげーーーーー 最新型だよ・・・あれ

生徒A 俺もあんなのに 一度乗ってみていな

生徒B みろよ 誰か降りてきたぞ

キャンビングカーのドアが開き 一人の 男が生徒と夕菜が 集まっている場所に歩いてきた


男 青井さん お迎えに参りました 

生徒A 本当かよ〜 青井すげ〜〜

青井 ちゅっと まってよ〜 私の家のじゃないよ〜 それに 君ね〜 普通・・もう少し目立たない車でこない〜 しかも下校真っ只中に校門にのりつけて

男 あいにく この車しか あいてなかったので すみません・・・ささ・・・急いでください

夕菜は しぶしぶ 車に乗り込んだ

生徒B 今度俺も乗せてくれよ 青井

青井 だからわたしのじゃないっていってるでしょ〜

ドアが閉まると 車は静かに走り出した


車の中

夕菜はキャンピングカーに乗るのは はじめてらしく 興味心身にあたりを見た

青井 そういえば 君・・確かこの前わたしの席を取ろうとした人?

男 はい・・・御堂三のマネージャーをしています 佐々木ともうします

佐々木 先日は失礼いたしました

マネージャは ポケットから名詞を取り出すと 夕菜の前に差し出した


夕菜は 受け取りながら マネージャーに質問をした

青井 マネージャーって仕事大変なの?

佐々木 まあ仕事事態は大変ですが やりがいのやる仕事と思ってます

佐々木 前方のケースをあけると 冷蔵庫の中にジュースがありますのでよろしければお飲みください

青井 おぉぉ〜 でもいいや ご親切にどうも・・・わたし これから 特大パァフェに挑戦するので我慢する

佐々木 つきましら お知らせしますのでくつろいでてください ・・15分ほどでつきます

青井 ラジャ マネージャー 安全運転でよろしく!!

佐々木 ハイ!! かしこまりました

カフェテラーゼ

カフェテラーゼに 着くと もう 御堂先輩は着てて 夕菜の事を席から手を振っていた

青井 先輩 今日はお誘い ありがとうございます

夕菜は軽く会釈をした

御堂 ご苦労様 マネージャー 君はどうする?

佐々木 私は・・まだ、今後のスケジュールの調整がありますので このまま失礼いたします

御堂 あぁ 解った・・・じや 明日 朝5時にお願いする たしか 明日は映画のうちあわせだったよな?

佐々木 はい・・先方の方には 7時には到着すると伝えてあります では 5時にお迎えに上がります

佐々木 しつれいします・・・青井さんも 楽しんでください

青井 あっ!! 青井は立ち上がり佐々木さんにおれいをいった

マネージャーが出て行くと 椅子に座りなおし 改めて御堂先輩に 挨拶をした

御堂 どう・・この店の感じは??

青井 は・・・はい とてもいいです

御堂 そんなに硬くならないで リラックス リラックス 青井さんらしくないよ

青井 夕菜は 先輩が居るので硬くなっているのではなく あまりにも店の感じが豪華で 青井にとって知っているのは ファミレスか よくて 家族と行く小さな家庭料理の店ぐらいであった

青井 なんか 緊張しゃって・・・わたし こんな レストラン来たのはじめてなんです

御堂 はははは・・・あっ お待ちの 特大パフェきたようだ

夕菜の前に いつも食べている 3倍ぐらいの パフェがおかれた

青井 これが あの・・・・あの・・・夢にまで見た 特大パフェ・・・・・苺にパインに桃にバナナ りんごに・・・・・・今まで食べた パフェのコラボレーションだ

御堂 ゆっくり食べなよ

青井 はーーーーーい いただきまーーーーーーーーす

御堂 青井さん??

青井 ・・??

御堂 俺のいま出ているドラマって見てくれてる

青井 うん みてるよ

御堂 それで 感想は??

青井 うん いい感じではないの・・・・感想きくなら 私より 私の友達の志保にきいたほうがいいよ 彼あのドラマの大ファンだし わたしは それよりそのドラマの主題歌の方が結構 ファンかも・・・あの 何でしたっけ あの曲?

御堂 あぁ 高坂沙織の 未来に輝いてだね あの曲 青井さん 好きなんだ・・・

青井 はい・・なんか 切なくなるいいきょくですよね

青井 CD 買おうとおもっているくらいなんです

御堂 そか・・CDぐらいなら あげるよ うちも気に入っているんだよね 高坂さんは新星だけど これからどんどん有名になるよ

御堂 あっ それより機会会ったら高坂さんに会わせてあげるよ

青井 えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ〜 本当ですか??

御堂 近いうちに 次の仕事の事で プライベートで 会う事あると思うので

御堂 その お友達の・・・・

青井 志保 ・・・琴葉志保

御堂 その 琴葉さんもいっしょに 会わせてあげるよ

青井 おぉ〜 彼女かんげきするな〜 志保にいっとくね・・・約束したよ

御堂 任せといて

御堂 そろそろ 次の撮影があるから・・・青井さんもきますか?

青井 ご迷惑かかるし 知らない人ばかりなので 遠慮しますよ

御堂 そうか・・・じゃ いま タクシー呼ぶので・・・それでかえったら

青井 大丈夫ですよ 〜 すこし 買い物したからかえるので

御堂 そうか じや行こうか?

青井 きょうは 本当にありがとうしました

御堂 いえいえ こちらこそ楽しかったよ また、今度仕事がオフになったら どっか遊びに行こう おしのびで とくに 学校のみんなには 秘密だよ-

青井 わかってますよ・・・・あの 取り巻きの人たちに 今日の事知られたら殺されてしまいます

御堂 ははは じゃ気をつけてかえってください

青井 失礼します

ふたりは カフェを後にした


サマーキャンプ

先生 お〜い みんな席に着け これから夏のキャンプについて説明する

生徒 オォ〜 まってました

先生 これは 一年生だけの特別行事だ みんなも 学校に入学して 4ヶ月経つ そろそろ 仲良くなった人同士の連帯感みたいなものが生まれて来たとおもう そこでた 学校として そんな仲良しグループで 今まで以上の連帯感を育てるのが狙いだ キャンプ中に色々な体験をして グループで何をするかも重要な課題だ 部活の合宿に参加されるものもいるし うちの事情で参加できないものもいるとおもう-学校としては このサマーキャンプの参加の強制はしない・・すべて自由参加だ まずは参加方法は3つだ 1 クラス内で5名から10名ぐらいのグループを作り リーダーになるものが 参加申請する 2 参加はしたいが 入りたいグループが 決まっていないものは 先生にきめてもらう そして 最後に 3 この人がいるグループに入りたいと 明記する すべての方法ともに 参加申請を親の承諾証と一緒にだしてくれ これを機会にに新しくグループに入れてもらうのも手だぞ 締め切りは3日後だ それまでに 親の承諾書といっしょに提出してくれ


生徒 先生〜質問

生徒 なんだ??

生徒 先生と同じグループ希望でもいいのですか?

先生 それは かまわない・・・だか ほかの先生とも一緒になるという可能性もあるぞ

生徒 えぇ〜 もしかして 薬研先生もですか?

先生 もちろん 可能性はある

生徒 いゃ〜〜


後のことは このパンフレットに書いてある・・・よく 注意書き読んで参加してくれ 緑川みんなに配ってくれ

緑川 はい!!


生徒 だれか オレのグループ入りたいやつ

生徒 ・・・・・・・・・・だれもいない

生徒 なんだよ〜


緑川 オレもグループ作るかな? オレがリーダーな 柊はサブリーダーでいいだろ?

柊 わたしもですか??

緑川 もちろんきまつてるだろ・・・・

柊 わかったわ

柊 夕菜はどうするの???

青井 わたし まだわかんないな

琴葉 わたし 夕菜と一緒 ♪

生澤 わたしも〜♪

黒岩 俺もいいかな 入れてもらって??

山本 健吾が 入るなら 俺も俺も・・・

柊 夕菜人気あるね

緑川 それじゃ 青井もオレのグループに入れてやる

青井 なんで 私が君のグループにいれてもらわないといけないのよ

夕菜は断固拒否をしようとした思ったが 夕陽が 手を合わせているのを見て 仕方なく誘いわ受けた


緑川 これで7人か 一応規定には達したな このメンバーで参加申請出すか?

緑川 サブリーダー申請の方を出しといてな・・・

柊 えっ??

青井 リーダーがださないと いけないんだぞ そんな事すると 薬研先生のグループになるかもよ

緑川 それじゃ オレが出しといてやる

青井 だから・・・・・と言おうとしたとき 夕陽のほうをみると また 夕陽は手をあわしている

青井 わかったは おねがいします リーダー

緑川 じゃ 早々に提出してくる 

緑川は 紙にメンバー名を書くと 早々に教室をでていった


柊 ごめんね夕菜・・・・委員長の誘いうけてくれて

青井 気にすることないよ 夕陽の頼みは 断れないし

青井 たぶん 委員長すぐもどってくるし

柊 なんで???

青井 だって 親の承諾証と一緒に出さないといけないと 先生言ってたもん

柊 はははははははははは


生澤 でもこの注意書きってのも色々書いてあるね

   学校の校則をまもり 学生としての自覚を持つこと

青井 パス!!

  酒 喫煙 または 男女間の学生にあるまじき行為は禁止

青井 それは 私は平気

横をみると れいみが 夕菜の方を向いて ウインクしていた

青井 ・・・・・・・・・


黒岩 こんかい はじめてグループにいれてもらつてありがとうございます

山本 俺なんか入って迷惑かな?

青井 迷惑なんて とんでもない 大歓迎だよ

生澤 夕菜がいいっていうなら なんでも OK 

琴葉 わたしも〜♪


青井 その他は・・・なんか 読むのめんどう だれか 読んだら後で通訳してね

柊 後で私がおしえてあげるわ

青井 あんがと・・・ちいさい 活字は眠くなる

生澤 二度目の夕菜との一緒のお泊りだ ♪・・と夕菜にだけ聞こえるように言った


生澤日記

---いなはの日記 (ネットプログ)

---7月×日 

---もうすぐ夏休み……

---夏休みになったら毎日アイに逢えないよ〜(TT

---えっ、デートすればイイじゃないの?

---……ダメなんです(TT

---アイは夏休みは結構忙しく予定ビッシリなんだそうです。


---あっ、でもねでもね、夏休みはじめにキャンプがあるのですが、

---そのキャンプの班割があって、

---なっ……なんとアイと一緒の班になっれました!!

---……とっても嬉しいです。


---でもね悩みもあるんだよ。

---先日、アイが知らない人と仲良くしていたのを

---友達が見たって言うんです……信じたくは無いけれど

---ちょっとだけ気になっています。

---思い切ってアイに訊いてみるべきかな?

---でも、それでギクシャクにはなりたくないよ〜(TT


いなはさんへ・・・メール送信 From 涙

---7月×日

---よかつたじゃないですか

---同じ班なのですか

---キャンプというと 特に夜は二人っきりになれるし

---ますます・・・彼氏と接近するチャンス

---一気にあなただけの彼氏に・・・・

---失礼しました・・・失言です(^▽^;)>゛

---やはり 必須アイテムは線香花火かな 二人ですればいいかも

---それか ねずみ花火で 怖がって 彼の胸に・・

---失礼しました・・・失言です2 です(^▽^;)>

---絶対に 二人だけのあたらしい 思い出作ってください

---前に日記で料理が得意といってましたよね?

---キャンプっていうと 料理も自分で作ると思いますが

---ほかの女の子より うまいって事みせつけてあげてください

---ああ 貴方が彼女だったら 私は無理だなと ほかの子に思わすように (^▽^)

---また お便りします

第四章お読みいただきありがとうございました

よろしければ評価欄に足跡を残していただければ幸いです

第5章 葉月(はづき) の章につづく

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