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第11章 如月/更衣(きさらぎ) の章

第11章 如月/更衣(きさらぎ) の章


れいみは チャットにこなくなった 涙君に メールを出した

涙さんへ・・・メール送信 From いなは

---こないだはチャットでついつい熱くなってしまってごめんなさい。

---最近メールをもらえなくなって寂しいです。

---まだ怒ってるのかな?

---きちんと謝りたいし、涙君とまた、お話ししたいので

---よろしければ2月×日の20時にいつものチャットルームでお待ちしています。


返信メール

---「Sorry, no mailbox here by that name. vpopmail」

---れいみの元に 自分が書いたメールの文章に 一行 相手のアドレスが存在しないとの一行が文頭に書かれた メールが届いた


生澤日記

---涙君、このページを見ていたら返事をください。

---こないだはチャットでついつい熱くなってしまって

---ごめんなさい。

---無理に逢いたいと言ってごめんなさい。

---でもね、いなはが涙君に逢いたいという気持ちもわかってください。

---”今、いなはを支えてくれるのは涙君との遣り取りだけなんだよ。”

---もう、これっきりじゃないよね?

---メールしても返って来ちゃうし……

---こんな生殺し嫌だよ!

---お願いだからメールください。

---学校へも行かないで、毎日メールの返答を待っているんです。

---お願い……

---信じて待っています。


夢の人

朝のミーティングのとき クラスのみんなは先生から 生澤が自殺未遂をしたことを告げられる

本人の希望で夕菜にきてほしいと 言われる 夕菜は一人では心細いので

みんな 生澤の見舞いに行きたがったが 親友であるグループの二人が 会いにいくことになる


生澤部屋

夕菜と健吾が お母さんの案内で れいみの部屋に入ると れいみは 眠っていた

しばらくすると 気がついたようで れいみは 起き上がろうとする

青井 「れいみ 起きちゃだめだよ そのまま ねてな」

-生澤 「あっ夕菜・・・それに 黒岩君・・」すこし かぼそい声で 夕菜たちにはなしはじめた

青井 「ごめんね れいみ あの時 私が君に あんなこと言わなければ」

青井 「わるいのは みんな 私なんだね」

生澤 「夕菜 なに勘違いしているの? 夕菜のせいじゃないよ」

青井 「でも・・・」

生澤 「今日さ 夕菜に来てもらったのは 夕菜だけには説明しないといけないと思ったの」

生澤 「心配かけちゃって ごめんね」

生澤 「れいみ・・・自分でもなんて あんなことしちゃったんだろうと おもう」

生澤 「ぜったいにだめだとわかっていたのに・・・」

青井 「ううん 君が 生きていただけで わたしうれしい 謝ること無いよ」

生澤 「あのね・・・・」

黒岩 「オレ・・でていこうか??」

生澤 [いや ここにいて 一緒にきいてて・・・なかまじゃん」

生澤 「そうする事で わたし 立ち直れると思うの・・」

生澤 「れいみ どうしても ある人にあいたかったの」

青井 「ある人?? 前に話していた人?」

生澤 「うん でもね・・・その人 あったこと無い人なんだ」

青井 「あったことないひとって いわれても 意味がわかんないよ」

生澤 「れいみが ホームページに日記をかいていることは しっているよね 夕菜は・・」

青井 「うんうん でも わたし パソコンできないから みてはいないけどね」

生澤は そう言うと起き上がって パソコンにいこうとする

青井 「おきちゃだめだよ」

生澤は 夕菜にとめられて・・・起き上がるのを止めた

生澤 「ちっと そこのパソコンの電源入れて・・・そして 〇△□×を・・」

青井 「えっえっえっ・・・・???」Σ(○O○|||)

生澤 「まえにおしえたじゃん・・」

青井 「完全にわすれてます」Σ( ̄ロ ̄|||)

黒岩 「オレがやろうか・・・いいか 生澤」

生澤 「いいよ」

健吾がパソコンのスイッチをいれて ホームページを見る機能を立ち上げると そこには 生澤の日記を書いているページがあらわれた

黒岩 「・・・・・ これって!!」

青井 「どうしたの 健吾???」

黒岩 「いや なんでもない」

生澤 「それが れいみの 日記を載せているページなの 名前は違うけど 夕菜のこともかいてあるんだ」

青井 「・・・・・・・」

生澤 「でね・・・その 日記をみた 男の子が れいみにメールを送ってきて れいみ そのこと仲良くなったの」

-生澤 「学校で言えない事とか その人は とてもやさしく 相談にのってくれたの で ある程度 二人でそんな時間を共有していたら わたし この人に恋したみたいなの 」

青井 「それで その人に会いたくなったんだ」

生澤 「うんうん でもね その人 会ってくれないんだ れいみがどうしても会いたいといっても」

青井 「そうなんだ・・・」

黒岩 「その人に 本当に会いたかったんだ・・・??」

生澤 「うんうん・・・・でも あってくれない・・・だから自分でも解らないうちに こんなことしちゃったんだ」

黒岩 「生澤 夕菜 ごめん・・・オレしらなかつたんだ」

青井 「?????」

黒岩 [日記の子が 生澤だったんのも 生澤がその子に恋していたのも その人のせいで こんなことになるなんて」

青井 「どういうこと・・・??」

黒岩 「その男って オレなんだ」

青井 生澤 「!!!!!!!!!!!」

青井 「どういうことよ・・・??」

黒岩 「オレ パソコンやっているのは しっているよな あるとき この日記のサイトをみて なんとなくメール出したんだ 普通に感想を書くみたいに」

黒岩 「そうしたら メールが帰ってきて それから 生澤がしっているように ネットで あそぶようになったんだ」

黒岩 「別にふざけていたわけじゃないけど いや 逆に その子にたいして 共感がもてるので 付き合ってきたけど」

黒岩 「ネットで遊ぶのと 会うって事は べつもんだいだとおもっていたんだよな」

黒岩 「いくら ネットで仲良くなっても 会うとなると・・・」

青井 「わたしは パソコンしたこと無いので よくわかんないし」

黒岩 「それが こんな事になるなんて 考えたこともなかったよ 俺」

男は 突然の出来事に・・・どうしていいのかわからなくなった

夕菜は そこにいてはいけないとおもい 立ち上がり

生澤 「夕菜どこいくの?」

青井 「うん れいみのお母さんのところにいって のみものもらってる すぐ帰ってくるよ」

生澤 「あけがとう すぐ帰ってきてね」

青井 「うんうん」

というと 夕菜は部屋をでて 台所の方にいそいだ

黒岩 「おれ・・・・・」

黒岩 「ごめん・・・おれが」

生澤 「黒岩君・・・」

生澤 「いや ちがうな・・・」

生澤 「はじめまして 涙君・・」と 彼女は笑顔で男の使っている ニックネームで呼んだ

生澤 「ようやく 会うことができたね・・・でもおどろいちゃった 黒岩君が 涙君だったんだもの」

黒岩 「オレもさ・・・」

生澤 「気にしなくていいよ 涙君が わるいんじゃないよ・・・だけでも そう思うよね 女の子が会いたいといっても・・・へんな 女の子とおもわれるよね」

黒岩 「そんなことないけど」

生澤 「いいの 会えただけで れいみはうれしいよ」

生澤 「でもね・・・それよりもっと大事なことがあるんだ」

黒岩 「うん」

生澤 「それは 同級生だったということ だって 日記に誰のことかいていたか みんな解っちゃったしょ」

生澤 「しらないひとだったら 日記のこと知っても 誰のこと書いていたか わかんなかったし」

生澤 「夕菜のこといっぱい書いちゃったでしょ・・・・秘密まもってくれれば れいみ なんともおもってはいないよ」

黒岩 「そうだね オレ誰にも言わない・・・絶対に 約束する・・・」

生澤 「ほんとうに〜〜」(¬_¬)とれいみは 疑りぶかい目で 男のことを見た

黒岩 「そんなめでみるなよ オレ絶対に言わない 男に誓って・・・・」

生澤 「信じるよ・・・その代わり・・・」

黒岩 「??」

生澤 「れいみ あなたに付っきりになるけどいい?・・ちゃんと 監視してないとね・・]

黒岩 「・・・・・」

黒岩 「うん・・・」

夕菜が 手にお菓子とジュースを持ちきれないほど もって 部屋に入ってきた

生澤 「夕菜 そんなにたべると 太るよ」

青井 「君にいわれたくないぞ・・・・・」

生澤 「夕菜 きいてきいて・・・」

青井 「?????」

生澤 「黒岩君が・・・れいみの召使になってくれるってさ・・・・」

青井 「それはそれは おめでとうございます お嬢様・・・」

黒岩 「・・・・・・・・・」

青井 「ところでさ・・・・どんな日記書いているのみていい・・・さっきの話だと 私のことかいているっていってたし??」

生澤 「だめ〜〜〜〜!!」(*≧∇≦)b

青井 「けち〜みちゃうもーーーん 今ならパソコンいじれない 夕菜さまでも見ることができる」(* ̄∀ ̄)ノ"

生澤 「涙君・・・・夕菜をとめて〜〜(*≧∇≦)b」とれいみは 男のニックネームで叫んだ

夕菜も本気で見る気は なかったが・・・日記より二人に笑顔を見れたことがうれしかった。

11章までお読みいただきありがとうございました

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