し、しまったぁああ!!
「ば、バカってひどいな!?俺はライラよりはバカじゃねぇ!」
すかさずフェかの反論が飛ぶ。
「ちょ待てコラ!!私、基準か?!」
「…つっこむところが違うと思う」
「同意」
「ライラさん、そこは私はバカじゃないとかですの」
「いやぁ、もう…なんてかさ、私バカだから」
「「認めてる!?」」
キャハと笑ったライラへ全力でつっこむ4人。
「ライラさんはバカじゃないですよ!!」
「ありがとうシベリス。そして逝ってらっしゃい」
慰めの言葉をかけたシベリスをライラは部屋のドアめがけて蹴飛ばす。
「字が違うからね、ライラ!?」
「で、学校どうすんの?行くのか?」
「行く!フェカは行くなっていうから行く!」
唐突な話題転換をしたフェカの問いにフィリアが自棄で叫ぶ。
「ダメに決まってんだろ!」
「でも、フィリアが行くって言ってるんだよ?」
ライラが怒鳴ったフェカへ聞いてみる。
「あのなぁ、こんなにかわいいフィリアをヤローの前に出せるか!?今までだってくっつく虫はあの手この手使って、もう二度とそういう思いを抱かないようにしてきたのに!こんな…こんなフィリアを見たらどうなるか!!」
「…つまり、フィリアに男がくっつくのは嫌だと」
フェカのウダウダした叫びをセノーテが要約して口に出す。
「その通り!!」
「That’s right!ってとこだな」
妙に発音のいいレオがフィリアを放しながら話す。
「は、発音良くない!?緑の国出身のくせに」
「ソフィー…それは侮辱と取るが、良いか?」
驚きを声に出してしまったソフィーへレオが真顔で聞く。
「だ、ダメです!!いや、だって、緑の国の人は、文法はできても発音悪い人が多いから!!」
「…今度、教育法に取り入れておく」
「はっ、しまったぁ!?そうじゃん、レオ君王家の人じゃないか!?」
「…」
生暖かいライラの視線を浴びてソフィーの顔が上気していく。
「レオー」
難しい顔で悩みこんだレオの袖をフィリアがクイと引っ張って自らに注意を向けさせる。
「なんだ、フィリア」
「フェカがね、故障しちゃった」
「はぁ?ほっとけ。で、学校行くんつもりなのか?小さい姿なのに?」
「…ふぇええ」
「泣きまねはよくない」
ベソをかきだしたフィリアにレオは彼女の頭を軽くたたいて叱る。
「だってぇ、暇なんだもん、絶対!」
「リィでも呼んで遊んどけ」
「…そうする!!」




