VSドラグニル
「「え?!」」
ライラとフィリアの声が見事に重なった。
『ふむ…もし我が間違って小娘を殺したらリルナントゥリア殿の契約は解除。よし、その命令聞いてやる』
し、思考回路が恐!!ライラは思った。
「ちょ、ちょっと!私の意志は!ってかこんなところでやったらけが人が出るで…うわ!」
フィリアがドラグニルに叫ぶと返事の代わりに火の玉が飛んできた。
「フィリア、どーすんの?」
「俺も手伝おっか?」
ライラとリィの質問は無視してフィリアはドラグニルに再度叫ぶ。
「とりあえず、校庭に行って!そこなら本気でやるから」
『よかろう』
フィリアの提案にドラグニルは頷くと瞬間移動をした。フィリアはそれを追っかけて窓から飛び降りた。
「フィリア!」
心配そうなライラにフィリアは笑って答えた。
「大丈夫、私がだてに龍の王従えてる訳がないでしょ!あんな奴一撃よ!…多分」
おいぃ!!最後の多分ってなんだ!!とライラはすっごく心配になった。
と、いうわけで。
フィリアVSドラグニルの試合、始まりです。
「えー、わわわ」
いきなり火の玉を飛ばすドラグニル。
「おおっと!ドラグニル、先手で火の玉を飛ばす!」
いつの間にかライラとリィは実況放送を始めています。
「フィリアは避けた!あれは何なんでしょうか。解説を務めるのは私ライラと」
「リィでーす!ドラグニルは炎属性の龍で、あれは初級の技ですね」
「外野、うっさい!!」
フィリアが周りに響く騒音に負けじと叫ぶ。
「あははは!いい気見ってんだい!ざまーみろ!」
ポラルはフィリアが華麗に火の玉を避けている様子を見て高笑いした。
というか、先生も止めようよ…と一部の常識人は思う。
「なんか、ムカついたぞ。こっちは任務やって、疲れてんだよ!さっさと寝たいの!分かる!?それを、邪魔してんじゃねーぞ、ボケェ!!これで、吹っ飛べ!〝ウォータープリズム″!!」
フィリアがおそらくポラルにムカついてドラグニルに八つ当たりしました。
「今、フィリアが放ったものは何でしょうか?」
「解説します。ウォータープリズムとは魔力を全て封じ倒す技です」
水が塊となってドラグニルへ襲いかかりなぎ倒した。
『なんと!貴女は…!!』
「うっさい、静かにしろ。私は今とても怒っている。何故だかわかるか」
『知らん!』
妙に無表情で怒るフィリア。
「いかん、これはとても怒ってるぞ!撤収だ、ライラ!!」
「イエッサー!!」
ハイテンションなライラとリィ。
「どうして平和な学園生活を送らせてくれない!絶対!あんのバカ兄上に!『今日俺は目立たないようにと言ったはずなんだが・・』とか意味ありげに、厭味ったらしく、言われるんだ!どうしてくれる!!」
怒りすぎて息が切れているフィリアにドラグニルはたじろぐ。
『わ、悪かった。その…よく分からんが我は帰る!』
「おお!珍しいものが見れた!俺、帰ろ!」
リィとドラグニルが異世界に帰った。
「後であの魔法教えてもらお!」
ライラが呑気に言う。
フィリアが校庭を蹴り、教室へ飛び上がる。
「おお~!!」
その他大勢がざわめく。
「ポラルさん?ちょっとどういうつもりだったのか教えてもらいたいんですけど?」
上辺だけ丁寧にフィリアがポラルに聞く。
「ひ、ヒィイイイイイ!!」
ポラルが何故か気絶した。
「ま、まあ落ち着いて下さい、フィリアさん。ほら息止めて~」
「…先生、それ違うと…」
思わずつられかけてからフィリアがつっこんだ。
「はいはーい。今日の授業はこれでお終いです。皆さん気をつけて寮に戻りましょう」
フィリアの抗議を無視して先生はざわめく生徒に伝えて教室から出て行った。
「はーい」
生徒も教室を出て行って寮へ行く。




