cooking しましょ
2日目。
「ライラさん、フィリアさん。後、レオさんも。今日は3人に本日限定メニューを作ってほしいんですの」
「わ―――い!!」
「え…めんど…ゴメン。なんでもないよ、リンゴさん!」
「なぜ、俺が…」
「あ、レオさん、料理できないとかですの?」
やりたくなさそうな顔になったレオへリンゴが興味本位で尋ねる。
「いや?俺の料理はうまいぞ」
「うっわ、自画自賛したよ、コイツ」
「なんせ、父さんや料理長に頼んでおくと、いつの間にか毒を忍び込まされるからな。自分で作ってその場で食べるのが一番効率いい」
「……ゴメン、レオ」
「謝らなくていい」
フフフと暗い笑みを浮かべるとレオは、ライラの肩をポンと叩く。
「で?何を作る気だ?」
「寿司!!」
「…また、面倒なものを」
「ていうか材料は?寿司の材料なんて、あんの?」
フィリアの指摘にぐっと言葉に詰まったライラは知恵を絞ろうと頭を抱える。
「…あのね?ライラ、何を悩んでいるの?」
「材料どうしよぉ~」
「あー、ライラ?悩んでいるところで悪いが、魔法で引き寄せればいいだろう?」
「ああ!!成程、その手があったか」
ポンとレオの言葉に手をたたき、ライラは早速行動に移す。
「……どうしよう、ライラの将来が心配だ」
「バカは死んでも治らないって言うし?」
「レオ!!人が聞いてないと思って暴言、吐くな!!」
そこへ、食材を取り寄せ終わったライラが口をはさむ。
「…ちっ、無駄にいい耳だな」
「レオ、ライラが面白いのは分かるけどさ?」
「面白くないよ!?」
「わかったから。で、ライラ…お米が見当たらないけど?」
「あ!?忘れてた」
「…」
テヘと舌を出したライラへ突き刺さるレオの氷のような視線。
「…うう~。フィリアー、レオがイジメルー」
「自業自得だと思うけど?“お米を”」
フィリアは泣きついてきたライラに苦笑しながらコメを取り出す。
「ありがとう!!フィリア、大好きだよ!!」
「…ゴメン、私にそっちの趣味ないよ」
「そ、そうじゃない!!」
「ま、知ってるけどね」
「グオッ!?た、性質悪い!!」
ニッコリ笑ったフィリアの言葉でライラは崩れ落ちる。
「オーバーアクションすぎる」
そんな2人を見ていたレオはつまらなそうにつぶやいた。




