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蒼国物語  作者: 松谷 真良
第1章 任務
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食い気って恐ろしい

アリア学園へ帰った2人。


「フィリア、顔赤いよ?熱でもあるの?」

「べ、別に!」


必死になって誤魔化そうとしているフィリアとライラは一緒に食堂へ向かっている。


「いやぁ、さっきのパン屋の話だけどさ、パンおいしいのかな?私お腹減っちゃって」

「…おいしいらしいよ。まあ、食堂に行ってるんだし、もうすぐご飯が食べれるよ」


呆れた目でライラを見つつ彼女は聞かれたことに答える。

角を曲がれば食堂です。


「わ~い!!ご飯だ~!!いい匂いだー!!」


ライラがそれっと走り出して食堂に入りました。

フィリアも慌てて追いかけて、昼食を頼みます。


「いただきま~す!!」

「いただきます」


テーブルの上に山積みとなったライラの昼飯。

嬉しそうにパスタにパクツいてからライラはふと頭に浮かんだ疑問を口に出してみた


「思うんだけどさ、シルネントの城主弱くなかった?」

「そーかな?」



「そんなことはないと」


「んにゃ?」


突然頭上から降って来た声にフィリアが慌てて振り向くと、ライがいた。


「ゲホっ…なんでここに!」


驚いて食べかけのカレーをフィリアは喉に詰まらせた。


「そりゃ、昼食を食べに来たのに決まってんだろう」


彼はしれっとフィリアの問いに答える。


「で、そんなことより任務ちゃんとやったんだろうな?怒られるのは俺だからな」

「やったよ!ちゃんとしました!!」

「ほぉ。なんの任務だったんだ?」

「シルネント市の大雨を止めること」


しかし、この3人が同じところに居るととても目立ちます。

なにせ金髪2人に銀髪1人ですから、きらっきら光ってます。


「へぇ、100Pくらいか?」

「どーだった?」

「そのくらい」


ライラに砕けた様子で聞いたフィリアを見てライは少し驚いたそぶりを見せた。


「兄上は?」

「俺はグドルフェンの退治」


さらっと、なんでもないようにライは言いましたが、


「最高ランク1000Pの任務!!」


とても凄いことです。ライラは感動しています。


「何匹?」

「ざっと10匹くらいかな」

「そんなに!」

「なんの魔法で?」

「雷の魔法」


それだけ聞くとフィリアはつまらなそうに頷いて席を立った。


「ふぅん。ごちそうさま」

「あんまり目立つような真似はするなよ」

「わかってるよ」


ライがそんなフィリアに忠告してフィリアは軽く流した。














さて、報告を終えたフィリアとライラが次に向かうのは必然的に教室です。



「あらぁ、フィリアさんじゃないの」


フィリアが教室に入ると、それを待っていたかのようにこの国の貴族の特徴であるグラデーションのかかった碧眼、ツインに結び縦パーマのピンクに染めようとして失敗したようにしか見えない茶髪(?) の少しふくよかな少女が手下を引き連れてフィリアを囲んだ。


「はぁ。ええと…どーも……ポリッカさん」


またこいつかとか言いたげな視線で少女の方を見て適当に挨拶をしたフィリア。


「ちがうわよ!私の名前はポラルよ!!いい加減に覚えなさい!!!」


どうも、フィリアは名前がパッと出てこなかっただけでなく間違えて覚えているようです。


「それで、何か用な訳?邪魔よ、邪魔。何様のつもり」

「あ、あなたの方がよっぽど、何様なわけ!?ですのよ!!!」

「そーですか」


フィリアは適当に相槌を打つ。


「フィリア!」


ライラが軽く無視されつつも席についてからフィリアの名前を大声で呼ぶ。


「…何?」


少し迷惑そうに聞きかえすフィリアへライラは付け加えた。


「授業始まる前に教えてもらいたいところが有るの!!」

「ってことで、ごめんなさい。お前の用事が何かは知らないけど、私はこの辺で」


ひょいっと恐ろしく強い跳躍力を見せてフィリアはポラルの上を飛び越え、ライラの隣に座る。


「ありがと、ライラ」

「どういたしまして!」


クスリと2人は笑う。


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