きたー!!
「出たっ!!前から好きでしたパターン!!これ、滅茶苦茶レアじゃない?ライラだよ!?」
「フィリア…さりげなくライラを馬鹿にしている」
「イヤイヤイヤーでもさ」
「??」
フィリアはライラ、何を言い出すんだろうといった表情でこの後どうなるかをワクワクと見る。
「いやーさ、良く知らないからさ、シ、シリウス?あ、あれ?シ、シ…」
「シベリス・シュトラウスです。妹が1年3組に居ます」
シベリスは名前を間違えられても怒らないでライラに正しい名前を言う。
「おねーちゃーん!!」
ラキが中庭にかけてきた。
「あ、ラキ!入学おめでとう」
「うん、ありがとう!あのねー、友達ができたの!」
ラキはうれしそうにライラへ報告する。
「…ライラさんって妹いましたっけ?」
「私の事、詳しく知っている訳じゃないんでしょう?」
「その人誰?」
ラキが無邪気にライラ達へ尋ねる。
「…」
「ぼ、僕は…」
「おいで、こっちに!」
いつの間にかベンチにレオと移動していたフィリアがラキを手招きする。
ライラが目で助けてくれと訴えていたからだ。
「どうしたんですか、フィリアさん、えっと…皇太子殿下」
「あ~、レオで良い」
ラキにレオが優しく言う。
「あ、はい!レオさん!!で、お姉ちゃんどうしたんですか?」
「今度、ライラに聞いてあげな。今は…ちょっと止めた方がいいと思う」
「?良く分からないですけど、了解です!!」
空気を呼んだラキ。
「ラキ?あれーどこぉ?」
シベリスに似ている女子が中庭に入って来てラキを探す。
「あ、ごめん。今行くよーフャリャ」
「ファリャ?何してんの?」
「あ、お兄ちゃ…ん、告ったの?」
ファリャはシベリスに結構大きな声で聞く。
「誰に……ま、まさか」
「《ラキっ!大声で名前言って!!お願い!!》」
ライラがラキにテレパシーで叫ぶ。
「あ、あの!!初めまして!!わ、私の名前はず、ラキ・クレイクです」
銑川って言いかけて修正したラキ。
「あ、ライラ。とりあえず返事してあげれば?」
上から目線でフィリアがライラに言う。
「あ、そ、そうだね…で、でもさ。なんかデバカメの人多くない?!」
「気にしない、気にしないの」
顔が段々赤くなっていくライラを見てフィリアはからかいすぎたかな?と思う。
「フィリア、一歩下がれ」
レオがフィリアの肩を掴んで後ろに下がらせた時、ライラがその場の空気に耐えられなくなって雷を落とした。
「うわっ!あ、ありがとレオ…」
さっきまでフィリアが立っていたところに雷直撃。シベリスにも少しかすった。
「わ、私を…惚れさせてみれば!」
ライラはシベリスに怒鳴ると走って中庭から消える。
「あ~あ。フフフフ、録音成功!」
フィリアが胸ポケットから録音器具を取り出して嬉しそうに操作する。
「フィリア、俺たちもそろそろ行かないと、新入生の女子、男子に囲まれ…って遅かったか」
新1年生たちがフィリアとレオに気が付いて灯に群がる蛾のように近寄って来る。
「きも…じゃなくて、レオ!どうするの?」
「どうするって…面倒だからイチャイチャしてお前らじゃ敵わねぇんだよって…」
「却下」
「じゃあ、俺がフィリアをお姫様抱っこして屋上に飛びあがる」
「いいよ…ってダメ!」
流れで頷きかけたフィリアは寸前で却下する。
「ちぇ。つまんねー」
「逃げたいの!わかる?こんな馬鹿に付き合ってる暇は…ってああ―――!!」
フィリアは群がって来る1年の中に顔見知りを見つけたらしく大声を出す。
「何だよ、突然って…なんでお前らが」
「逃げる!!レオ、お姫様抱っこで良いから!!」
「おう」
レオがフィリアを抱えて屋上にジャンプして1年の輪から抜け出す。
さぁ、誰がいたんでしょうか。
微妙なフラグを立たせてみた。
後悔も反省もしてません!




