海へ行こうぜ!
―4時間後―
「ふぁあ………ハッ!!」
フィリアが起きました。
「おはよー」
「おはよう…じゃなくて今何時?」
「えーと午後6時かな?」
「あとさ、この格好は何かな?」
フィリアは淡い青色のフワフワしたドレスを着ていた。
ニコニコとフィリアはライラに圧力をかける。
「えー、王妃様と考えて縫ったんだよ~凄いでしょう」
「凄いよ、凄いけどね。どうして私が来ているのかな?」
ぴくぴくとややひきつった笑い顔でフィリアがライラに聞く。
「へへへへ」
「あははは」
ニコニコと笑って誤魔化そうとしたライラにフィリアは問い詰める。
「へへへへ」
「で?」
「それは王妃様に聞いて」
「ぐっ」
ライラに切り返されてフィリアは言葉に詰まった。
「う…まぁいいや」
「そうそう」
「そうだ、ペンダント返して」
フィリアがライラに手を伸ばした。
「え、えーはい。どーぞ」
ライラはペンダントをポケットから取り出してフィリアに渡した。
「ありがとう」
フィリアはさっさと首にペンダントをかけて耳と尻尾を封印した。
「あーあ、もったいない…」
ライラがボソッと呟いた。
「何か言った?」
「いーえいえ、気のせいだよ!そういえば、今日はフィリアの部屋に泊まっても良い?」
「いいけどフェカが来るかもね~。ま、選択権は無いだろうけど」
「げっ!」
フィリアのささやかな仕返しだった。
―夜―
「あああ、家出は終わりか…」
「戻ってきちゃったね」
「あああああ、何故邪魔が入るんだろう?」
フィリアが頭を抱えて呻く。
「どうしたの?」
「何でもない。明日は学園に帰るよ。このままいたら帰るに帰れなくなりそうだから」
「わかった」
―翌日―
「着いたー。わーい、いつもの場所だー!」
フィリアが寮の部屋に座ってはしゃぐ。
ガチャッと部屋のドアが開いた。
「じゃ、そういう訳だから海行くぜ!」
なんか異常にテンションの高いソフィーが入って来て叫んだ。
「は?」
「ワーイ、海だ!!」
「ほら~さっさと用意しなよー」
ソフィーが酔っぱらいのようにフィリアにからむ。
「じゃ、そういう訳でってどういう訳なの?」
「んーなんか暇だねぇって話していたらこうなった」
「……はぁ。わかった、行こう」
フィリアが色々とあきらめて頷く。




