ライラ、ガンバ
レオが最強すぎる。
「な、なに考えているの?」
「フハハ。フィリア、お前のほうこそ何を考えている?」
含みをたっぷり含んだ笑い声をフェカはたてると顔を険しくしてフィリアを詰問する。
「何も考えていないよ。フフフ、フェカどうしちゃったの?」
フィリアもフェカに含みを含みすぎる笑みを返す。
「フィリア?」
「おかしいよねフェカ。こんなにもバカな人種がいるとは思わなかったの」
「誰のこと?」
「だってね、わざわざ自分ですって言いに来るような人がいるなんてね…」
クスクスと笑うフィリアにライラが怖々と聞く。
「何の話?」
「カガラルトを仕掛けてさらに呪いを仕掛けてそれでも飽き足らずに自らもやってくる…ね」
フィリアが講堂の端へ腕を伸ばす。
「だから何?何の話?!」
「やっと見つけたよ」
「だから何の話なの!!ってか誰と話してんだよ!!」
ライラが再三フィリアに聞く。
「今はライラがいるけど。あなたは私を見つけたフリをしただけ」
フィリアはライラを無視して舞台袖に話しかける。
「死者となり黒い影になってもまだ私に付きまとうか!」
舞台袖から黒い靄がなんかヤバそうな空気をまとわりつかせて現れた。
「何?というかやっぱり何の話?」
「さっさと去るが良い。この世のモノざらぬモノよ。幸せと祝福に包まれているうちに!」
フィリアは舞台をバンと手でたたき、結界を張る。
「?」
ライラが首をかしげる。
「レオ、これ何?」
ライラはやっとフェカとフィリアじゃ話を聞いてくれないと気づきレオに聞く。
「知らないな。俺がいない時のことなんじゃないのか?」
レオはライラから目をそらして知らないフリをしようとする。
「レオ!その顔は知っているって顔だよ!!」
「うお!なんで分かった?」
「勘だよ勘!!で、何なのこれ!」
「フィリアにとりついた亡霊。ええと、フィリアを守ろうとして死んだんだったかな?だから時々フィリアを守ろうとして、ついでに呪おうとして現れるんだとか」
「それ…大変じゃん」
「まあ大丈夫だろ。俺がいるし」
「堂々と惚気やがった!?」
「フフン。《滅》」
ライラを鼻で笑ってからレオが一言発すると、黒い靄は白い光に包まれる。
しばらくして光が消えた後に、黒い靄がかき消えるのを見てフィリアは呆然とする。
「嘘…」
「流石、俺」
「…堂々と自慢しやがった!!」
「いいんじゃね?あいつも自分の役目は終わったと思ったんだろ。気にすんな」
「…うん」
フェカが楽観的に言ったのでフィリアもとりあえず頷いた。
「そこの人たちもう授業が始まるんだから来なさい!」
空気がマジ読めてないルーピンがたむろっていたフィリアたちへ叫ぶ。
「はーい」
「んじゃ俺、帰るな!」
フェカが戻った。
次回
カガラルトが大量発生!?
どうするフィリア!




