表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼国物語  作者: 松谷 真良
第4章 赤の国VSフィリア&ライラ
30/268

チートなレオ

題名は、友人に希望されました。

…まだチートじゃないのに。

 ―次の日―


「おはよ」

「おはよう、ライラ。今日も元気そうだね」


この世界ではワープが使えるから、帰宅が一瞬で終わります。


「あー、めんでー」


だるそうなライラ。


「はいはい、行くよー」


パンパンと手を叩いてライラを起こすフィリア。


「あー、先に行って、席とっといてーゴメン」


起きたライラはもう制服に着替えているフィリアを見てモゾモゾと動き始める。


「早く来てよ、食べてるから」


パタンとフィリアはドアを閉めてテクテクと廊下を歩いて食堂へ行く。


「おはようございます、フィリア」


ポラルが食堂に入ったフィリアへ声をかけた。


「おはよう、ポリッカさん」


ポラルの方を見ずに適当に返事をしてフィリアは通り過ぎようとする。


「違うわよっ!!ポラルよ!ポラル!!」


が、名前を間違えられたことに怒ったポラルにフィリアは呼びとめられた。


「ごきげんよう、フィリア」

「ごきげんよう」

「ごきげんよう」


上から、ポラルの部下であるスウィング、ミーユ、オリーブ。

囲まれるフィリア。


「ごーげんよー」


ライラが囲まれたフィリアのところに来た。


「あ、早かったね」

「うん、まーね。お!おはよー。ポリッカにスフィンクス、ミーゴ、オリーズ」


ライラはフィリアを囲んでいるポラル達に目を止めると挨拶をした。


「ぜ、全員の名前を間違えている…」


フィリアがそっと涙をぬぐう。


「ポラルよ!」

「スウィングよ!!スフィンクスって…」

「ミーユよ!!えーん、ミーゴじゃない」

「オリーズなんて草の名前ない!!オリーブよ!!」


4人が一斉にライラへ抗議する。


「イヤイヤこれは失礼。全員間違えちった」


それはない…とその場にいた人は思った。


「おっはーライラとフィリアー」

「おはよう二人とも」


席についていたソフィーとセノーテが二人に話しかけた。


「ははよう、セノーテ、ソフィー」

「おはよ」


極力目立たないようにしているフィリア。

というか何気なくセノーテとソフィーはポラル達を無視している。


「はよー、皆」


レンが食堂に来て、フィリア達を見て挨拶をする。


「どうしたの、ひっどい顔」


ソフィーがレンを見て聞いた。


「昨日、ジルカロイ君消えたじゃん。考えたら特待生で男なのって僕だけって…」

「男なのになー受ける」


半分泣いているレンをライラが笑った。


「いいんじゃない、目立たなくて」


フィリアも笑う。


「フィリアも…」

「《ライラ、蹴っ飛ばして!》」

「《おk!》てぇや!!」


ライラがレンを蹴っ飛ばした。


「おう…ぐはぁ~」


王家と言おうとしたレンが悲鳴を上げる。

しょうもないことに使うチームワークが良くなってきたフィリア達だった。


「レン君、幻術にうなされてもらおうか?」

「……ご、ゴメン」


こりゃ本気でやられると思ったレンは即座に頷く。


「男なのにだらしないなーもう」

「はいはい、喋ってないで早く食べて教室に行こうよ」


セノーテがレンを見て言うと、ソフィーがセノーテをせかした。


 ―5分後―


「レッツラゴー!」


人を蹴っ飛ばして上機嫌なライラと秘密をばらされそうになりひやひやしながらライラに感謝しているフィリアでした。

それから、フィリアとライラの変なチームワークがだんだん強化されていくのでした。



 ―教室―

キーンコーンカーンコーンと鐘が鳴った。


「はーい、おっはーですよ、皆!!」


妙にテンションが高い先生が来て叫んだ。

ちなみにこの先生はルーピンと言い、男で独身。生徒には好まれず好まずみたいな微妙な関係。


「えー、朗報だぜ、皆!!」

「…新入生かっ!!」


ルーピンのテンションに乗せられた単純な男子が叫ぶ。


「その通り!!」

「だ、男子!?」


ポラルが興奮して立ち上がる。


「あー、もうどーでもいーわ。大体見当はついてるしー」


フィリアがだるそうに机に突っ伏す。


「ん…?誰?先生、早く紹介してよー」


ライラがルーピンに挙手して言う。


「はいはい、入ってー」


レオが入って来た。


「初めまして、俺はレオ。特待生だ」

「わー!!な、仲良くしようね!!」


レンが嬉しそうにレオを見る。


「そうだな」


適当にあいさつをしてレオは教室を見回して端から1-3クラスの生徒の名前を当てて行く。


「で、お前がポラル…ふぅん、つまんねーの」


最後にポラルの名前を言ってレオはつまんなさそうに頭をかく。


「…これだから嫌なんだ」


フィリアは、クラスの人が名前を当てられたことの興奮と何故名前を知っているのだろうという疑問でざわめくのを見て舌打ちした。


「フィリア、お似合いだと思うよ!」


ライラがかねてから思っていたことを口に出した。


「バっ!!だ、誰が…!!」


立ち上がったフィリアは、クラスの視線を浴びたことに気が付き座りなおす。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ