あとがき ~ 全ての読者の方に感謝致します ~
読者のみなさま、こんなに長い小説を、最後までお読み頂き、大変ありがとうございました。
20万字超ですから、かなり長い部類かも知れません。文庫本にしたら400頁くらいでしょうか。
実は、本作は、なろうに先行してカクヨムにアップしておりましたものの改稿版です。
カクヨム時代は、縦書きの紙媒体を念頭に書いたものですから、とにかく文字がぎっしりで、しかも章ごとにアップしておりましたので、各エピソードが軒並み1万字超、ひどいものだと2万字を超えるような有様で、スマホ勢が全滅したらしく、PVもあまり伸びませんでした。特に、小武海戦はもう脱落者が続出! あんな長いの一気にスマホで読めませんって‥‥‥。小武海戦の決着回なんて、PV19ですよ、19! ただでさえ少ない読者を作者が振り落とすようなことをしていたわけです。トータル600pv位だったかな? 星も9つだけでしたね。
多くの底辺作家が思うのと同様、「なぜだ! 読んでくれれば面白いのに!」って、根拠もなく心中で叫んでおりました。
その後、いろんな小説や本作をスマホで読み比べ、「ああ、WEB小説のなんたるかを全然分かってなかった‥‥‥。もう一遍やり直したい。だけど、それじゃカクヨムで最後まで読んで下さった方に悪いから、スマホ対応版にしてなろうにアップしよう!」ということで、7月13日に始めたのが本作でございます。
改めて章を分割して一話5000字前後にして、横書きにして、空行も沢山入れて、長いセリフは「うん」とか相槌を入れて分割したり、とにかく視認性を第一に作り直しました。章をぶった切っただけじゃ、エピソードのまとまりが出ませんから、繋ぎも毎回ちゃんと書き加えました。「、」「。」「ー」もチェックして、一行の末尾の単語がなるべく分断されないように整えました。
そうして始めたところ、最初は、私が先に書いていた小品集から移ってきて下さった、たぶん10名くらいの方が固定の読者になって下さって、毎日20~50位のPVで推移しておりました。それが、ブクマが2つ付いたところで、日間ランキングの端っこに載ったのでしょうか、7月終わりに急にプチブレークして300PV位になり、その後2回のプチブレークを経て、最終的には一日800PVを超え、ずーっとランクイン状態が継続しました。固定の読者様も一貫して増え続けて、推定80名くらいになったようです。通常は、一貫して漸減していくと聞いていましたので、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
pvの割合も、スマホがパソコンの3割増しくらいで、大体なろうの読者層にフィットした感じになったのかな、と考えています。
もちろん、本日現在、ブクマは36で、評価点は246点ですし、トータルPVも10000位ですので、いわゆる「底辺卒業」までは遠く及ばなかったのは事実です。が、ブクマ率(70くらい)もユニーク率(1対4くらい)も「そこそこ優秀」なラインに収まっており、要するに「マイナージャンルのマニアに支持された」という作品になったようです。
なろうの主流から外れた現実世界のスポ根で、しかも競技志向の作品ですから、私自身もそれで十分満足しています。
さて、このテニス編は、とりあえずこれで一段落です。
続きがあるとすれば、第二部が国内プロツアー編で、第三部が世界制覇編になるのかも知れません。
まだ何にも考えていませんが、第二部は、真司との下部ツアー珍道中(お金がなくて困ったり)とか、日本に遠征してきた二流外人と友達になったりとか、いろいろ書けそうですね。クライマックスは、裕vs小武海の全日本決勝19歳対決になるのでしょう。
第三部は、世界ツアーに進出した裕のウィンブルドン挑戦(マッケンローみたいに初出場のノーシードから快進撃、というのがカッコいいですね)と、あと小武海と一緒にデビスカップでバリバリやるのもいいですね。もちろん日本チームのヘッドコーチは真司でしょう。わー、すごく楽しそうですね。
ただ、私は、そこそこのテニス選手ではあったものの、プロ選手ではなかったので、プロツアーのことは全く分からず、取材しないと第二部の執筆はできません。誰かプロに知り合いがいればとは思うのですが、それもありませんから、なかなか難しいでしょう。なので、私も書きたいのですが、残念ながらテニス編は無期限で休止になります。ああ、でも、全日本の決勝だけスピンオフで書くのも面白そうですね。さすがにカーボネックスは出る幕ないかな、ふふふ。
いずれにせよ、テニス編は当面出せませんので、次は、本来テニス編に先行していたボディメイク編(昇が主人公で、尚がヒロインですね)を、同じく校正しながらアップしたいと思っています。いくつか書き溜めてからじゃないと、途中で苦しいことになるので、少々お時間頂くと思いますが、また宜しくお願い致します。
そのほか、今回本作を書きながら、驚いたり、悩んだり、もちろん楽しかったり幸せだったことも大変多かったので、私を含めた長編をアップする底辺作家の方に向けて、体験記というか、道しるべ的なものも書こうかなとも思っております。
ですが、それは、書き手向けの作品になりますので、本作の読者の方に読んで頂くようなものではありません。なので、その内容も、このあとがきで言及することは致しません。
最後になりますが、本作をお読み頂いた読者の皆様、本当にありがとうございました。心から感謝しております。充実した、素敵な1カ月ちょっとでした。
それではみなさん、しばしのお別れですが、またお会いしましょう。
2024年8月24日
小田島 匠




