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鹿狩りというクエスト

 お久しぶりです。長期休暇ということで舞い戻りました。今日からしばらくの間、3作品を同時連載させていただきます。時刻は以下の通りで更新させていただきます。


 お祈りゲーミング→21:00

 D2→22:00

 ドラ幼→23:00


 時期を見て、カクヨムにも連載させていただきます。他の2作品は私の作者ページから閲覧することができますので、よろしければ是非、お読みください!

 結果としてコメント欄でアンケートは収集が付かなかった。大盛況のおかげでな。ありがたいことだ。


「で、結局どうするか、だよな」



コメント

『決まらん』

『俺らには協調性がないらしいぜw』



 決まらないのなら仕方がない。完全運ゲーで行くとしようか。


「皆はやったことあるか? 鉛筆を立てて倒すやつ」


 古き良き鉛筆倒しだ。



コメント

『鉛筆倒しかよww』

『運ゲー来ました!w』

『ちょっと昔だよな』



 コメント欄も面白がっているのでそれで行こう。俺は剣を地面に軽く立てて手を放す。


 すると剣が倒れたのは……北!



コメント欄

『鉛筆あんのかと思ったら、剣かよww』

『すごいことすんなぁ』



 というわけで今回は北の探索に向かうことが決定した。とりあえずは地図を開いて推奨レベルの確認だな。あと先ほどの剣やスキルクリスタルの影響で変わったステータスの確認だな。


 まぁまずはステータスの確認か。


◆◆◆

ファクター

剣士:Lv.12


ステータス

HP 140/140

MP 70/70

STR 55 [+] <+50>

DEF 15 [+] <+10>

AGI 55 [+]

INT 10 [+]

VIT 15 [+]

DEX 10 [+]

ステータスポイント:5


スキル

<剣術Lv.2><暗視Lv.2><無敵の英雄><加速>

◆◆◆


 STRのステータスがなかなかイカれたな。これはそこそこレベル上げがしやすくなったぞ。


 AGIに関しても25秒のうち10秒間、70を超えるわけだ。キャラメイクはかなり成功したといっても過言ではないな。ちなみに無敵の英雄が相乗する場合はもっと伸びる。


 しかしぼちぼち防御も上げないと、同じく速度系の魔物と戦ったときに一撃喰らうだけで負けの可能性もある。今後の課題か。



コメント

『いや、つっよ』

『相当寄ってるけど、技術もあって攻撃が当たらないから最強だな』



「多分推奨レベルが5~9くらい上なら何とかなるな」



コメント

『推奨レベルはあくまで推奨定期』



 そういうことだ。確認も終わったので、北のゲート付近までテレポートし、そこから街の外にでる。


 さて、この先はどんなフィールドになっているのか。ある程度先まで進むと森が見えてくる。


 地図を確認すると、その森には【ローグの森 推奨レベル17~19】との表示があった。


 なるほど、そこそこいけそうだな。



コメント

『相変わらずこの辺の推奨レベルたっけぇ~』

『俺レベル4だからこんなとこ来たら即死な件』



 さて、どんな魔物が出るのか。突撃してみるとするか。


 森の中に入ると、今まではいった他の森よりも明かりが無いように感じる。まるで樹海だな。


 まぁ樹海のフィールドは確かにあるから、ここはそれに近いだけで樹海ではないがな。



コメント

『なんか雰囲気すごいな』

『森というか樹海に近いか』



「皆は見づらくないか? 俺は暗視があるから問題ないが……」


 コメント欄の皆に聞いてみる。配信の見やすさはしっかり気にしていかないと、有名には慣れないからな。俺の目標のうちの一つをこなせなくなってはいけないからな。



コメント

『ちょっと暗いけどその方が雰囲気あっていいと思う』

『これで大丈夫』



 ちょっと暗いらしいが、それがいいという意見が多かった。なるほど、そういうこともあるのか。動画映えということも研究していかないとな。あぁそうだ、切り抜きも自分で上げてみるか。最近ではちょこっとだけ見れる短い動画が人気だからな。


 そんなことを考えているうちについに魔物が現れた。でかい鹿の魔物だ。リアルの北の方にこんな感じの奴がいた気がするなぁ。ヘラジカだったか?


 まずは倒してアイテムを回収だな。


 どうやら奴は俺に気が付いて無いようだから、速度で接近し首に宝剣を振り下ろす。


「スラッシュ!」


 そして、俺の宝剣は一撃でその鹿の首を斬り飛ばした。


 案外手ごたえがないな。まぁ俺のステータスで先制奇襲が取れればこうもなるか。



コメント

『うそだろ!?』

『格上奇襲でワンパンは流石に』



 さてと、ドロップアイテムは……。インベントリを確認すると、【ローグディアーの肉】【ローグディアーの角】が入っていた。詳細の確認だ。


【ローグディアーの肉】

・食材。煮込むとかなり美味。シチュー等のレシピに活用できる。


【ローグディアーの角】

・平たい角。防御系アイテムの作成に使用可能。


 そういえばあまり触れていなかったがこのゲームには料理という要素があったな。配信の時は挑戦してみるか。


 その後、俺は奇襲戦術を確立し、配信で皆と話ながら鹿を狩り続け、レベルは18まで上がった。肉、角もかなりの量が集まってほくほくだ。


 さて、本日ももう終わりだな。もう23時30分、皆もそろそろ寝るだろう。最終的な同時接続は2100人ほどになった。


「さて、皆、今日はありがとう。明日も昼、夜の配信をするからよければ見に来てくれよな」



コメント

『もちろん見にくるぞ』

『一万人を見届けにくるぜ』



 コメントに1万人を見届けといわれて気が付く。俺のチャンネル登録者数が8000を超えている。


「おお!? めっちゃ登録者増えてるな。ありがとな皆。よし、これで配信は終了だ。お疲れ様!」

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