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ヒャルハッハ王国と内情

『宣戦布告して起きながら、自分は高みの見物か?』


「馬鹿言うなよ。俺が出たらすぐに終わっちまうだろ?アマゾネスの皆も同様さ。白銀が出てこない限り、彼女達も負けはしないんだ」


 ヒャルハッハ王国はエグゼリアガソ翁国に宣戦布告をした。

 国王へ宣戦布告を促したレアンドロ本人はワインを飲みながら庭にいる彼の家が誇る専属部隊アマゾネスを訓練を見る。

 専属部隊アマゾネスはレアンドロ本人が指導した為一人一人の実力は一級品であり、Aランクの魔物程度なら数秒で倒せてしまう。


「ディッセンブルグ公爵」


「ん?おー、コスモスちゃんじゃん。ヒャルハッハの宰相がどうした?」


 レアンドロが家名を呼ばれることはほとんどない。

 ヒャルハッハ王国で、彼を貴族と認めていない貴族も多いからだ。

 そんな中このコスモスと呼ばれた男性は彼の実力を評価しており、彼のことも家名で呼ぶ。

 

「失礼。現在、エグゾリアガソ軍と我々ヒャルハッハ王国が激突したため、王からの命により報告に上がりました」


「あー、やっとね。宣戦布告してから二日も何もなかったから、てっきり彼らの方から白旗上げたのかと思ったよ。ハハハ!」


 レアンドロが笑う中コスモスはだんまりだった。

 表情も表に出さないポーカーフェイスとしても有名で冷徹のコスモスと噂されている。

 宰相は表情の判断材料を与えてはならないと、小さい頃から強制して作り出したのだ。


「それで?そろそろアマゾネスの晴れ舞台か?」


「えぇ。ですが翁国の戦力は大したことがありません。アマゾネスを一名出動させていただければ問題ありません」


「ふむ・・・」


 数名くらいを予想していたレアンドロだったが、一人だけとなると誰を起用するか迷っている。

 

『隊長の奴でいいじゃないのか?』


「そうだな。ミステラ!ちょっと来てくれ」


 訓練を一旦止めて、二階にあるレアンドロの部屋へと軽く飛び上がって窓から入る。


「お呼びでしょうかご主人様」


「お呼びお呼び。早速仕事だ。翁国との第一会合に介入してきてくれ」


「わかりました。敵の生死は?」


「どうすんのコスモスちゃん?」


 レアンドロの個人での場合は、女性のみ捕虜にして男性は皆殺しと言っていたことだろう。

 しかしこれは国同士の闘いだ。

 自身の一存では決める事が出来なかった。


「今回は宣戦布告済みですので、敵の生死は問いません。しかし敵兵を捕虜にした場合は国の管理化に起きます」


「なるほどね。じゃあ好きにしていいぜ」


「御意」


「じゃあ準備してきな。多分遠征の日にちは多いと思うからな。あ、今してる敵部隊を蹴散らしたら戻って来てもいいのか?それだったらミステラ次第で、他の子達にも経験を積ませたい」


「そうですね。在駐中の部隊を撤退に置き込んでいただければ、今回の要請は終了になります。また再度要請する可能性がありますが」


「だそうだ。ミステラ、敵戦力を解析して次に派遣する隊員を考えておいてくれ」


「承知致しました。それでは私はこれで」


 そういうとそのままミステラは姿を消した。

 まるでそこに誰もいなかったかのように。

 

「これは驚きました。目の前にいたというのに、一瞬で消えてしまいましたね」


「だったらもっと表情筋を動かしたらどうだ?全然驚いてるように見えねぇんだが・・・」


 顔と言動が全く一致しないとはこのことだろう。

 声色は本心で言っているのがわかるのだが、表情が全くない為、感情が読み取れない。


「性分なもので」


「そうか?国王は他にはなんか言ってたか?」


「いえ。戦争ともなると、神話級の精霊契約者の投入は、その他の神話級の精霊契約者を持つ各国への牽制も必要となる為投入は慎重を要します。そのまま待機となります」


 この世界の戦争には大きく分けて三つのルールがある。

 一つは民間人を狙ってはならないこと。

 使用者は少ないが、核撃魔法と言う国を一瞬で壊滅させる魔法があるからだ。

 しかしこれには例外があり、戦時前に自国の民間人が被害を被る可能性がある場合は適用されない。

 エグゼリアガソはロックバンド商国に経済的圧力を掛けられそうになった為、国民が被害を被る為に手を出した結果だった。

 二つは神話級の精霊契約者の戦争への投入の有無について。

 神話級の精霊契約者の投入は基本的に制約はない。

 しかし神話級の精霊契約者が投入された戦場に、戦時中以外の国の神話級の精霊契約者の投入は許可されている。

 これは神話級の精霊への被害が国規模で済まない可能性がある為だった。

 自国に被害が出てしまう可能性があるから当然の防衛である。

 そしてそれに連なる三つ目のルールが戦争が勃発した時、神話級の精霊契約者が確認されない場合の防衛以外においての戦争投入は許可されないと言うものだ。

 これは二つ目の理由と同じで、強大な力を持つ神話級の精霊を投入した場合、神話級の精霊契約者以外で対処が厳しいと思われるから来るものだった。

 この三つ目の条件が成り立たない場合、神話級の精霊契約者を持つ国が世界を独裁させる事も可能になる。

 その為、神話級の精霊契約者を二人持つ戦争中立組合と言う組織が定めたルールだった。


「戦争中立組合が介入してくるんだろ?あいつらこそ世界を独裁してるよな」


「えぇ。彼等と敵対するのはできれば避けたいものです」


『水神と獄神。水の精霊の最上位と闇の精霊の最上位か』


「確かに今は避けてぇな。神話級の精霊契約者は大抵転生者だ」


「転生者ですか。俄には信じ難いです。別の人間の人生の記憶があるとは」


 レアンドロが転生者だと言うことは、リアスと違いヒャルハッハでは周知の事実だった。

 彼自らが神話級の精霊の契約者になると同時に宣言したのだ。


「お前さんには見えないだろうが、空に月が9つ浮かんでる。かつて転生者を殺した時に一度、あの月の数が一つ減ったんだ」


「はぁ。ですが今は9つあるんですよね?」


「あぁ。おそらく転生者が新たに生まれたか、転生者が記憶を取り戻したか知らないがな。一時的にあの月は10個にもなったんだぜ?」


 レアンドロの言葉を話半分で聞き流し、自身の相棒であるミミズ型の炎の中級精霊アンランティに餌をやるコスモス。


「信じてねぇな?」


「えぇ。ですが貴方が国益になっているのもまた事実。虚言癖は目を瞑りましょう」


「ククク。だからコスモスちゃんは好きなんだ」


 コスモスはこの国で唯一、神話級の精霊契約者としての色目で彼を見ないのだ。

 だからレアンドロはコスモスに対しては気さくに話しかけ、コスモスはコスモスで対応を変えたりせずに宰相職を全うする。


「ところでコスモスちゃん」


「なんでしょう?」


「護衛は何人連れてきた?」


 コスモスは何故そんなことを聞くのかと不思議に思う。

 もちろん表情は変わってはいない。


「騎士を5人ほどですが」


「そいつらは?」


「部屋の前で待機しております」


「なるほど。宰相という地位の人間を欲する奴が狙った犯行の可能性が高いな。そして犯人は俺って筋書きか?」


 そういうと懐から黒光りする鉄の塊を取り出す。

 そしてそれを窓に向け、指先で押さえているフックを少しだけ内側に倒す。

 すると鉄の塊から破裂音が辺り一体はと鳴り響き、窓の外に見えた木から人が落ちてきた。


「ふぅ〜」


「相変わらず凄まじい魔道具です」


「こいつ魔道具じゃねぇんだがな」


 この世界には本来存在しなかった武器。

 そう、拳銃だ。

 彼はミリタリー好きで、拳銃の作り方や材質を独自に調べていたことがあり、魔法を使って材料を作り出した魔法を一切使わない武器である。

 一部強度の高い物を使ってはいるが、基本的に前世にある銃と遜色はなかった。


「お?まだ生きてる。頭を狙ったけど、どうやら頭蓋骨を貫通したか?結構な高確率なんだがな」


 右脳と左脳の間を貫通して一命を取り留めると言う事案はたまにあるが、そんな偶然は滅多に起こらない。

 ましてやその人物は立ち上がったのだ。

 しかしふらふらと歩き出すのは男性であることがわかり、レアンドロは興味を無くす。

 今の音でアマゾネス達は警戒態勢に入っている為、死は免れなく女性でない以上助ける気もなかった。


『殺して良いのか?』


「命を狙ってきたんだ。当然の報いだろ?俺は外にいる騎士とやらに合わないといけないしな」


「なるほど。内通者がいたのですね」


「しらを切るなよ?コスモスちゃんは気づいてたろ?」


「貴方に隠し事はできないようだ。まさかここで暗殺されるとは思っていませんでしたよ。えぇ」


 少しだけ笑いながら手をふらふらとするコスモスの事を珍しいと思いながら、部屋の扉を開けて外で待つ騎士を一人引き込んだ。


「な、なんでしょう!?」


「テメェ良い度胸してんな!侯爵の次男が一丁前に公爵の俺に罪をなすりつけようってんだな」


「何を言ってるかわからないのですが?」


 しらを切り通す彼の騎士の名前はジャベリン・フォン・ホケキミクス。

 ホケキミクスは侯爵家の次男にあたり、長男が家を継ぐ為、王国騎士団へと入団した。

 そして彼の事情は全てレアンドロには筒抜けだったのだ。

 レアンドロはジャベリンの胸ぐらのエリを掴みとり、顔を近づける。


「わからねぇか!そうかそうか!てめぇ、舐めてんのか?」


「弱い者いじめは感心致しませんね」


「宰相殿?一体何を?」


「彼の言った通りです。貴方は宰相である私を殺して、その罪をディッセンブルグ公爵になすりつけようとしていたのですよね?」


 コスモスのその無表情の見下ろしは、今のジャベリンにはとても効果的だった。

 すぐに萎縮してしまい、自身がこの事柄に肯定だと表現しているようなものだったのだ。


「命令したのはテメェの親か?よくもまぁ実行させたもんだ。コスモスちゃんが死んだところで、テメェは宰相になれないのによ」


「仕方なかったんです。罪は償います。煮るなら焼くなり好きにしてください」


「嫁と娘を人質に盗られたんだろ?」


「え?どうしてそれを・・・?」


 それはジャベリンとその兄である次期ホケキミクス侯爵のタンデムしか知り得ない事柄で、表向きでは実家預かりになっている為、探りを入れても何も出てくることはない。

 そして木の上の暗殺者はタンデムが雇った人物だった。

 もしこの件でジャベリンが介入すれば、彼の妻と娘を殺すと言われており介入することができず、バレた場合は即座に妻と娘を殺すと言われていた。


「酷いもんだな。外の暗殺者だったあいつはおそらく死んだろう。ほれ、アマゾネス達に串刺しにされてるからな」


 アマゾネス数名が男の胴へと槍を差し込み全てが身体を貫通している。

 もしこれで死んでないとすれば、特異体質か転生特典持ちの転生者だろう。


「そんな。それじゃあ妻と娘は・・・」


 彼は暗殺者が逃亡した場合も、妻と娘を殺すと言われていた。

 そして殺されているとなれば当然戻らない。

 暗殺者が戻らなければ逃亡と見られても仕方がないのだ。

 ジャベリンは絶望し青い顔をする。


「助けてほしいか?」


「ッ!?貴方の目的は・・・」


「察しがいいなぁ!予想通りテメェの娘の純潔だ」


 今の彼にはレアンドロが悪魔に見えた事だろう。

 レアンドロは処女を捧げる制度を領地で作っているからこうなる事は予想できた。

 家族の命と娘の純潔を天秤に掛けろと、そう言っているのだから。

 しかし彼に縋れるものはなかった。

 純血を散らす以上、今後貴族との婚姻は期待できない。

 それどころか、平民との婚姻すら困難を有する事だろう。

 娘の人生を天秤にかけるのと同意だ。

 死んだ方がマシと思うかもしれない。


「どうした?」


「娘の人生を天秤にかけるのは父としては了承しかねます」


「だから妻と娘を見殺すか?」


「いいえ!家族の大黒柱として、妻と娘を助けてください!」


 父親失格であろうと、生きていればなんとかなる。

 命あっての物種なのだ。

 そして娘がもしこの所為で生き遅れてしまったなら、自身が死ぬまで面倒をみるとそう決めた。


「へぇ、貴族出身者でそう言う決断できるのはいいね。気に入ったぜ。コスモスちゃん。こいつもらっていいか?」


「そうですね。宰相である私を狙った人間を手引きした以上、護衛は解任で騎士団からは退団してもらわねばなりません。こちらとしては願ったり叶ったりです」


 お咎めなしとは行かないのは当然だ。

 命を狙うと言うのはそれだけ重い。

 現に外で殺された男は暗殺者を生業としている。

 つまり命を奪う事を金にしているのだ。

 その報いが己の命だ。

 いくら直接狙っていなくても、知っておきながら行動しなかったことに変わりはない。


「じゃあこいつは俺の私兵で初めての男性騎士だ。娘は希望次第ではアマゾネスの一員に加えるとしよう。妻は専業主婦だし処女でもねぇから何もしないでおく。来い、フレグランス」


「お呼びでしょうかトノ!」


 天井から現れた少女はマスクを装着して上衣に袴、手甲などを装備する忍者のような姿をしていた。

 髪色は桃色だったが。


「トノはやめろ。フレグランス、聞いた通りだ。タンデム・フォン・ホケキミクス侯爵令息を殺れ。人質の救助も忘れずにな」


「首はどうします?」


「ホケキミクス侯爵邸で晒しておけ。俺は女を人質に取るやつが一番嫌いなんだ。この国でそんな事をしたらどうなるか見せしめにしろ」


「心得た!ニンニン!」


 するとすぐに天井裏へと戻っていった。

 そして気配も消える。


「今のは?」


「俺の私兵だ。まぁシノビとでも呼んでくれ」


 特に名前をつけた訳ではないがあった方がわかりやすい為そうした。


「貴方は本当に色々な私兵をお持ちで」


「アマゾネスとシノビ以外はいないぜ?」


「そうですか。ではそうしておきましょう」


「あぁ、そうしてくれ」


「では、私はそろそろ戻るとしましょう」


「あぁ、じゃあなコスモスちゃん」


「えぇ、また。ミステラ様はお借りしますね」


 深く頭を下げた後、コスモスは部屋を後にした。

 窓枠に座り、再びアマゾネスを見るレアンドロ。

 

「ジャベリン。妻と娘は心配するな」


「は、はい!ありがとうございます」


「礼は良い。報酬はきっちりもらう。安心しろ。俺の領地は処女に対して執着はない。制度で処女の女性は居ないからな」


「は、はい」


「俺が処女を好き好んで食べてると思ってんだろ?」


「お、畏れながら」


 ジャベリンは膝をついたまま頭を上げない。

 彼はまるでレアンドロに何もかも見透かされていると思って何も言葉にできないのだ。


「まぁそれはここで見ていけばわかるぜ。それよりもお前には頼みたいことがある」


「頼みたいことでありますか?」


「あぁ。アンバー、ドゥーナ、ドロデア。来い!」


 レアンドロがそう呼ぶと、ミステラ同様に窓に飛び上がって部屋へと入る3人。

 アンバーは赤毛の跳ねっ毛の少女。

 ドゥーナは紫色ハーフアップの背の高い女性。

 ドロデアは角の生えた黒髪の幼女だった。

 因みにドロデアがこの中では一番年上で、レアンドロの一回り違う大人の女性だった。


「なんだい主?戦場か?」


「戦場なわけないじゃないの!ミステラ様が先に行かれたでしょ?」


「予想。こいつの護衛」


 彼女らは、喧嘩早くないアマゾネスの良識のミステラとは真逆の問題児ですぐに暴れる。

 しかし頭のキレはよく、敵が実力者と判断するとすぐに逃げに徹する。

 

「こいつは研修生だ。お前達には南のバグバット共和国に行って欲しい。そしてフリマリ・ド・ラスノーチェスと言う女性を確保してきてくれ」


「レアンドロ様!?」


 ジャベリンが驚くのも無理はなかった。

 フリマリと言えばバクバッド共和国の聖女であり、その土地に古くから住まう土神と既知の仲と噂される人物だからだ。


「はいよー!」


「問題ない。すぐに行こう」


「待ちなさいな。ご主人様。これは国際問題に発展する可能性もあります。よろしいのですか?」


 この三人の中では比較的にまともな部類に入るドゥーナの言葉にジャベリンも頷く。

 共和国と言えど、聖女というものは特別な肩書きだ。


「奴らは我が国へと不法侵入した者が居て大義もある」


「あぁそうでしたね。彼はアマゾネスの良いサンドバッグになってくれました」


 先日ヒャルハッハ王国に不法侵入した人間がいた。

 イフリートの手により捕らえられ生命反応装置を装備していた為に破壊した。

 その人物は女性でバクバッド共和国の間諜であった。

 そしてレアンドロが情報をある程度抜き取ると、軽い布を纏わせた後アマゾネスに提供した。

 ストレス発散具として。

 そして殴る蹴るや魔法の実験体等、色々な使い方をされ4日ほどで絶命した。

 元々バクバッド共和国とヒャルハッハ王国は同盟を結んでいない為当然である。

 同盟国でもないのに正規の手順を踏まなければ扱いは自由。

 魔物と同じ扱いとされるのだ。

 その事を理解していたジャベリンだったが、実際に実行する人間はいないだろうと思っていた為に青ざめた。


「ジャベリンさ、そんな顔するなよ?なぶり殺す趣味があるのはそこのドゥーナだけだ。あとは王国発展の為の礎となった。あの女のおかげで疫病の治療薬がいくつか完成したらしいぜ?」


 人体実験ほど道徳に反するが効果的な物は他にない。

 発展とは犠牲の上に成り立つ物だとレアンドロは思っている。

 日本の価値観などは等に忘れていた。


「大丈夫だ。お前みたいに優しい奴もいる。俺は裏切りや領民に手を出すことは許さないが、それ以外には寛容だ。好きにやってくれ」


「シャ、シャベルくんは気にしちゃダメだよ!」


「そうですね。シャーベットさん、しばらくの間よろしくお願いしますね」


「ジャージ、よろしく」


 三人とも名前を全く覚える気がないとしか思えない呼び方に、ジャベリンはこれからのことが不安になる。

 そして四人がヒャルハッハを出る直前に、妻と娘がフレグランスに連れられてやってきた。

 三人は抱き合って無事を祝い、レアンドロに感謝した。

一読いただきありがとうございます!

今回はリアス達が登場するとややこしい為休ませました。

次回は登場する予定ですのでお楽しみに!

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