魔王転生したけど王が相談に来た。
「あのさぁ・・・なんでお前の国の問題に俺が関わんないといけねーのよ王さんよ」
今日相談に来たのは【ジュエル王国】の王様〖セレブレ・ジュエル〗
白髭がめっちゃもっさもさで人柄は良いんだけど国の仕事に弱く
いっつも俺が問題を解決している。
まぁ現世の経済や戦術を教えているから簡単だけど、今回はちとめんどくせー相談だ
「頼む魔王!力を貸してくれ!他国の兵がもうすぐそこなのじゃ!」
「勇者になんとかしてもらえや、俺プリン食いたいんだけど」
「ぷ、プリンならいくらでもやる!だからおねが」
「そんなに困っているのか!仕方がない!この魔王様が力を貸してやろう!あ、プリンは貰うからな」
俺は生粋のプリン好きでな
プリンが報酬と来たらやるしかねーよな!俺が男ってもんだし?
に、しても・・・人族の戦争に魔王が介入かぁ・・・どの戦術で行くか
「おい爺!」
「はい?」
「うわっ!?」
ざっけなよ糞悪魔いつから後ろ居たんじゃボケが・・・
びっくりして変な声出しちゃったじゃん・・・はっず!
「爺、あんた頭いいだろ、なんかいいアイデアないか」
「そうですね、例の魔法を使っては?」
「えぇ~でもあれまだ試作中だしなぁ~魔法名だっせぇし」
「ですが、その魔法以外では人間を根絶やしにしてしまいますよ」
「そ、そうだな!さすが爺やだ!よくやった!」
「そうですねビビり魔王様」
「てめぇ今日飯抜きな」
「悪魔に食事は必要ありません」
むかつく悪魔め
魔王さんちょっとイライラしちゃったぞ!
「まぁいいや、で?王さんよその他国の兵は北に居るんだっけ?」
「あ、はい」
ほんじゃまあ
やりますか・・・光魔法〖千里眼〗
あぁ~居た居た。闇魔法〖オペレーションハーツ〗
オペレーションハーツ、その名の通り人の脳を操作する魔法
自分で魔法作っちゃった!テヘッ
『君たちは自国に帰る。戦争は終了した。繰り返す、戦争は終了。君たちは自国へ帰還せよ。尚、今後ジュエル王国に対しての敵対行動は禁止とする。』
「ふぅ・・・終わったぞ王さん。はい、プリンよこせ」
「え、もう終わったのですか?」
「俺を信じて国に帰れ!そして俺にプリンを貢げ!」
「は、はい・・・プリンは明日使者に持ってこさせます」
「一万個持ってこい、俺プリンすき・・・部下にも食べさせてやりたいからな」
「わ、分かりました・・・魔王って、プリンが好きなんだ・・・意外だな・・」