7町へ
21番星に転移した、1点消費。
「転移完了します。」
恒星は真上あたりだ、周りは平原で何もない。
やって来ました、はじめての異星の星と両腕と足を大の字に広げ空を見上げる、広い空だ、この星まるごと自分の物だと思うと、こんな事が出来るようになったんだなーと実感する、顔は自然と微笑が浮かぶ。
空に動く物が見える、流れ星だ一瞬で消える。
画面が現れた、宇宙船です、最高命令権限を空に書き換えます登録しました、生命体は無し宇宙船を調査しますか?
なぜ宇宙船がと思うと画面が切り替わり続きを見た、1億惑星の内20万の星が宇宙文明だった、その内の幾つかが新たな星系内を調査しているらしい。
うーん他者に干渉されるのは面白くないな、惑星独自の文化が侵略されてしまう。
私空間の空間拡張決定、9999無量大数点消費。これで宇宙の大きさを確保した、続いて宇宙文明を遠くの場所へ他の惑星と行き来が出来ないように配置するための星系創造決定、1000無量大数点消費。
恒星も資源惑星も地球型惑星もある、宇宙文明惑星を遠くに配置決定、1点消費。ついでに、この星以外の調査船は情報を消した上で元の場所へ、人、機械も居れば元の場所へ、1点消費。
うん、いい感じだ。良し宇宙船を見に行こう、はじめて宇宙船を見るから楽しみだ。
宇宙船のそばに転移、1点消費。
「転移完了します。」
何もない森の中だ、とても静かで鳥の鳴き声がしない。
「偽装解除します。」
大きさは二階建ての家を5個横に並べた大きさだ、表面は水晶のように透明な桜色、全体的に曲線で構成されていて楕円ぽっい。
表面に触れるとズブズブと手が抵抗なく入っていく、このまま入れそそうだ、中に入ると住宅の部屋のようだ、探査を開始する。
歩き回る、15分ほどで船の中心部だと思われる場所にたどり着いた、扉が何となく豪華な装飾で金色の蔦と木に宝石ぽっい太陽かな桜色だけど、桜色の宝石は大きく丸くカットが素晴らしく内側からキラキラ光ってとても綺麗だ。
家のような家具や部屋を見た印象としては調査船にしては個人所有の船ぽっい、今まで自動扉だった物が鍵が掛かっているようで開かない、船長権限で開ける。
綺麗な女性を見ながら部屋に入った、部屋の中心には裸の女性が桜色の水晶の中に浮いていた、思わず上下左右前後から見る、6画面だ良いね。
画面が現れる、生体自動人形です設定を変更しますか?
設定とは?続きを見る、髪の色、目の色、肌の色、体形など変更可能です。
生体自動人形を所有出来るのか、まずは性能を見ないとね、それから判断しよう。
不老で耐久年度は億年単位、骨格は、たよ金属骨格、詳しく見る低次元方向に伸ばされた新たな空間単位を得た金属、結構進んだ科学だ。
処理能力と記憶能力を見ていく、う~ん今使っている分体の処理能力よりも上だな、億年というのも良いしもらおう。
自動で画面が変わって続きを見た、ほとんど人間と変わらない気がする、生体部品で食事が必要か1人だと食事忘れがちだから丁度良い、生体部品は治せるかな?
コレは複製可能?画面が変わる、私空間に存在する物は全て記憶します、存在が成立した時点で全て複製可能です1点数で全て治せます。
憂いも無し、よーし設定だ、自分好みに変えます。
設定画面に変わった、顔は綺麗系だ好のみな顔なので変えなくていいかな、髪の色はこのまま黒、目は黒から茶色に変えて、顔を見た美人は何でも似合うな。
身長は同じ位にしようかな170cmで足の長さも揃えよう、肌は日本人ぽっい色白にして、胸の大きさを小から大に変えて楽しむ、どれも良い~俺の顔は自然と笑顔に成った。
ほどほどの大きさの大きめに、形もきめられるのか美形にして、、色は、、ここの形も選べる、、、熱中して選び理想の女性を作る。
出来た、画面に映る裸の女性を回転させて全体を眺める、良い理想の美人が出来た、これで決定する。
画面が変わる、音声を自動で設定します性格の方向性をに従者型を設定しました秘密行動の全てを書き換えました、裏設定の最上位決定権を空に書き換えました。
えっ音声選びべたの?でも今まで補助は完璧だ、信頼はしている、まあ良いか。
水晶の中で姿が変わって行く、自分が設定した理想の美人に変わると、水晶が上から溶け出し地面に消えた。
生体自動人形が目を開ける。
「最上位決定者、空様を確認、ご主人様登録を開始、空様が私の全てです違わぬ忠誠を此処に。」
可憐な声だ、性格は冷静だろうか?跪く彼女を6画面で見ながら考える、右の胸が右の太もも挟まって良い感じの、、綺麗な瞳と目が合う。
「君に名前を付ける、蓮華だ、それから俺の呼び方は空と呼び捨てにするようにしてね。」
「はい空の望みは私の望みです。」
「蓮華の服の好みはあるかな?」
「環境情報がありません、動きやすい服をお願いします。」
今や全ての星系中央情報核の情報を記憶していた本体は、蓮華に合う万能機械を1番から選んで順に並べた、本体と分体の選ぶ速度は違いがあるが結果は同じである。
画面を見た、どれが良いかなと楽しみながら万能機械を選ぶ、蓮華に着てほしい服や食べ物、雑貨、本なども少し楽しく成りながら選び創造する、1点消費。
画面が変わる、この星の今から行く場所の貨幣や服などが並んでいる、銅貨100束、鉄貨1000束、銀貨1万束、大銀貨10万束、金貨100万束、大金貨1000万束10倍で価値が上がるようだ。
服は和服の要素と洋服の要素が噛み合った服だ、柄や生地は日本風で構成に洋服の要素がある。
武器は短刀をみんな持つ風習のようで、さまざま短刀が並ぶ。
画面を蓮華と2人で見えるように設定して現地の服と財布と短刀を2人で選ぶ、蓮華は桜色が好きなようだ、服も財布も短刀を桜色で統一している。
自分は服を藍染風の服にして、財布は茶色の金属風、短刀を淡く段階的に変わる空色にした、選んだ物を創造する、1点消費。
万能機械を出して服や食べ物、雑貨、本と蓮華が選んだ物などを蓮華の万能機械に収納する。
「蓮華に万能機械をあげる、この中には服や食べ物、雑貨、本などが入っているから好きにつかうように。」
蓮華の左手をとり、桜色の半透明の金属の指輪を中指に嵌める。
「画面が見えます、下着と服をこんなにですか?」
「うん、画面は本人しか見えないからね蓮華が選んだ好きな服を着てね。」
2人とも瞬時に服を装着する、財布を出し、銀貨と大銀貨を程よく入れる。
「お金は指輪から直接出さずに財布から出したようにしよう。」
「はい。」
蓮華は髪をポニーテールにして髪には桜の簪が揺れていた、和服の襟は開いていて谷間が見える、帯と短パンが一体に見える後ろには大きな桜の花が咲いているようだ、綺麗な白い太ももは眩しかった。
蓮華の茶色の瞳は澄んでいて美人は何を着ても似合う。
「蓮華綺麗だね。」
「はい嬉しいです。」
宇宙船を空間庫にしまう、万能機が自動で補佐をして、ゆっくり空中から降りて2人が森の中に立つ。
「手を繋いで転移するよ。」
「はい。」
2人で手を繋いで転移する、1点消費。
「転移完了します。」
森と平原の境の森側に移動したようだ樹木の背が高い。
「おっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱっ、ぱーい、ぱい、ぱい。」
鳥の鳴き声が聞こえる。
えっ?
「おっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱっぱ、ぱーい、ぱい、ぱい。」
画面が自動で現れる、特徴の無い鳥が映っている。
「今の聞こえた?」
「はい、おっぱい鳥でしょうか?」
真面目な顔で見られる。
「あははっ、だよねー。」
俺は思わず自然に笑う、茂みがガサッと音を立てると何かが凄い速さで跳んできた、そちらを見ると自動で万能機械にはじかれて3メートル手前でうずくまっていたのは角の生えたウサギである。
「何コレ?」
「この角で突こうとしていたのでしょう。」
角の生えたウサギは素早く逃げっていった。
「ちょうど良いかな万能機械を蓮華に説明しよう、万能機械は大体何でも出来る、力場操作が特徴の一つだ、その木の幹を握り潰すように想像して持ち上げてみて。」
蓮華は空中を見ながら操作した画面を見ているのだろう、木の幹に巨大な手の跡が付き握り潰されて浮く、周囲にバキッバキッと木の潰れる音が強烈に響いた。
「次は葉っぱを握り潰さないように全部抜いてみて。」
1枚も潰れずに木の隣に全ての葉っぱが集まる。
「作用する場所の限定、作用の仕方まで指定できるんだ、自動防御や翻訳機能に収納機能に変化機能それが万能機械。」
巨大な木を空間庫にしまう。
「さっ町に行こう。」
「はい。」
平原から町まで1キロだった、外壁はなかなか大きく端が見えない、門は大きく馬車が横に10台は同時に進めそうだ。
人の出入りは多く、そんな人の流れに沿って2人は門をくぐる。
建物は高さが最大で2階建てだ、木造建築で日本人の目には景色として馴染んで見えた。
15分ほど歩くと店の反対の通路に屋台が並んでいた、どうせ買うなら美人の女性にしようかなと探す。
小さい女の子が屋台の上に居るのを発見する、あそこに行ってみよう。
「串焼き銅貨5枚だよー。」
目の前に行くと元気な呼びかけが聞こえてくる。
「串焼き2つ下さい。」
財布から鉄貨1枚を渡す、女の子の手が小さい。
「まいど~、ちょっと待っててね。」
どうやら今から焼くようだ、肉がでかい梨2個分はあるだろう。
「これは何の肉ですか?」
「これは角うさぎだよ。」
小さな帽子に胸に描かれた小さい串屋の文字、どこから見ても子供店員である。
「君は小さいと思うんだけど~ここでは小さい時から働くのが普通なのかな?」
「あ~お兄ちゃん外から来たでしょー、私は30歳の美幼女族だよー。」
女の子が笑いながら串を焼いていく、良い匂いが漂う。
口調を小さい子に話かけるような話しかけ方から年上の人に話しかけるように丁寧に話すように改める。
「美幼女族って始めて見ます、どういう種族なんですか?」
「そっか~知らないか、100歳くらいまで美幼女の姿で100歳から300歳は美少女の姿で300歳から500歳までは美女の姿になるんだよー。」
「見分け方は有りますか?」
「無いね、話して大人ぽっかったら大人で話して子供ぽっかったら子供だね、働いていたら大人だよ。」
5分くらいで焼きあがる、受け取ると重い、コレだけで気分はお腹いっぱいになりそうだ。
蓮華にも渡し、モグモグ食べる、噛んだ感じ鳥肉のモモ肉に近い弾力だと思う、なかなか美味い。
蓮華を見ると無表情でモクモクと食べている、左手と左手を向き合って繋ぐ、ギュと握るとギュギュと握り返してくれる。
飲み物がほしいので、手を離すのが名残惜しいが離して、汁物を探す、野菜の煮込み汁があったので1つ銅貨3枚で2つ買う、汁を片手に装備する、汁を飲むと肉と丁度良い調和を舌に感じる出汁が効いてる。
こうなるとご飯が欲しい、チャーハンを見つけた1つ銅貨5枚を2つ買う、チャーハンの上にウサギ肉を落として食べる美味い、うん、やっぱりお米だよ。
蓮華を見ると同じようにモグモグと食べていた、こちらに気づくと口を開く。
「美味しいです。」
「そうだね、美味しいね。」
2人で立ちながら食べ終わる。
「蓮華はどのくらい食べれるの?」
「ほぼ無限に食べれますが、必要最低限はチャーハン1つで1日持ちます。」
「そっか最後は何か甘い物を食べようか。」
「はい、そうしましょう。」
甘い物は女性に聞こうと思い最初の屋台に歩いて戻る。